キスマーク
浮竹が、怪我をした。
そう13番隊の3席から聞いて、京楽は急いで雨乾堂に向かった。
雨乾堂にたどりつくと、池の鯉に餌をやっている浮竹を発見して、京楽は彼を横抱きにして、雨乾堂内に入った。
「怪我してるのに無理しちゃだめじゃない!」
「は?」
浮竹は、何が何だか分からなかった。
「何処怪我してるの!僕の回道でも治せる!?」
「え、ちょっと待て」
「まさか、痕が残りそうとかじゃないよね!」
服を脱がしにかかる京楽に、蹴りを入れた。
「落ち着け」
「だって、3席の子が君が怪我したっていうから。痛い?」
「怪我・・・ああ、欄干のとこで躓いて、膝を擦りむいただけだ」
「本当にそれだけ?」
「ああ」
傷跡を見せる。消毒がされ、ガーゼが傷口を覆っていた。
「よかった・・・・・・」
京楽は、心底ほっとした。
「でも、本当に気をつけてよね。最近の君、些細なことで怪我するの多いんだから」
この前は、果物の皮を剥こうとして、指を切っていた。
その前は、日番谷と遊んでいて、足首をひねった。
どれも軽傷とはいえ、怪我に間違いはない。
「それにしても清音か仙太郎か・・・・・・どっちだ。俺が怪我したなんて言いふらしてたの」
「仙太郎君のほうだよ」
「こらーー仙太郎!ここにこい!」
大声で仙太郎を呼ぶと、仙太郎は雨乾堂の中に入ってきた。
「どうしました、隊長」
「お前、こんなどうってことない怪我のこと、言いふらすな」
「どうってことないって、そんなわけありません!浮竹隊長の玉の肌に傷が!」
ああもう。
清音もだが、心配する度をこしているのだ。
「仙太郎、今度から怪我をしたらお前に真っ先にいうから」
「あのクソ女より先にですか!」
「ああ、清音より先にだ」
クソ女を清音と理解する浮竹も浮竹だと、京楽は思った。
「あと、僕にも教えてほしいな」
「京楽隊長にも、無論教えます」
「どんな些細なことでも、教えてほしい」
「承知しました!では自分はこれで」
さっと、まるで影のように仙太郎は下がってしまった。
「はぁ・・・・・・うちの3席たちは、心配性だな」
「それは僕もだよ」
浮竹の背後から抱き着いて、抱きしめる。
「京楽・・・・・んっ」
背後から抱きしめられて、舌が入るキスをされた。
「あ・・・・・・」
うなじのところに、ちりっという感触が残った。
「バカ、見えるかもしれない場所に痕を残すな」
「長い髪で、ばれないよ」
いつもは浮竹は、長い白髪を背中に流している。でも邪魔になった時は結い上げたりする。
その日、京楽は雨乾堂に泊まった。京楽は、浮竹に何もしなかった。
次の日。
「やぁ、日番谷隊長」
日番谷は、浮竹を振り返る。
京楽は珍しくいないようだ。
「一人か。珍しいな」
「いや、いくら俺でも四六時中京楽といるわけじゃあない」
長い髪を、かきあげる。
ふと、うなじにいくつかのキスマークを見つけて、日番谷は朱くなった。
「どうしたんだ、日番谷隊長」
「京楽に言っとけ。そこまで念のためにしなくても、誰もお前をとったりしないと」
「意味が、分からない・・・・・・・」
「松本お!腐った目で見てないで、手鏡あっただろう!貸してやれ」
「あーん隊長の意地悪~」
松本は、キスマークをじっとりと眺めていたが、日番谷に言われて、荷物の中から手鏡を出すとそれを渡した。
「どうした?どこも変わらないぞ」
「髪、かきあげてみろ」
言われた通りにした。
いくつかのキスマークをうなじに発見して、浮竹は真っ赤になった。
「あの変態エロ魔人!」
松本に手鏡を返して、浮竹は不敵な笑みを浮かべた。
ボキボキと指の骨を鳴らす。
「ちょっと、まずいんじゃないですかー隊長」
「教えなきゃ、これからずっとうなじにキスマーク残されるぞ。俺や松本離れてるからいいが、お堅い朽木あたりだと、京楽を千本桜で追い回しかねない」
「朽木隊長って、クールなようで浮竹隊長のことになると、ちょっと性格かわりますね・・・・はっ、これは禁断の朽木×浮竹!?」
松本の頭をぽかりと殴って、日番谷は、京楽をしばきにいった浮竹を見送った。
京楽は、鳩尾に蹴りを入れられて、悶絶していいたという。
そう13番隊の3席から聞いて、京楽は急いで雨乾堂に向かった。
雨乾堂にたどりつくと、池の鯉に餌をやっている浮竹を発見して、京楽は彼を横抱きにして、雨乾堂内に入った。
「怪我してるのに無理しちゃだめじゃない!」
「は?」
浮竹は、何が何だか分からなかった。
「何処怪我してるの!僕の回道でも治せる!?」
「え、ちょっと待て」
「まさか、痕が残りそうとかじゃないよね!」
服を脱がしにかかる京楽に、蹴りを入れた。
「落ち着け」
「だって、3席の子が君が怪我したっていうから。痛い?」
「怪我・・・ああ、欄干のとこで躓いて、膝を擦りむいただけだ」
「本当にそれだけ?」
「ああ」
傷跡を見せる。消毒がされ、ガーゼが傷口を覆っていた。
「よかった・・・・・・」
京楽は、心底ほっとした。
「でも、本当に気をつけてよね。最近の君、些細なことで怪我するの多いんだから」
この前は、果物の皮を剥こうとして、指を切っていた。
その前は、日番谷と遊んでいて、足首をひねった。
どれも軽傷とはいえ、怪我に間違いはない。
「それにしても清音か仙太郎か・・・・・・どっちだ。俺が怪我したなんて言いふらしてたの」
「仙太郎君のほうだよ」
「こらーー仙太郎!ここにこい!」
大声で仙太郎を呼ぶと、仙太郎は雨乾堂の中に入ってきた。
「どうしました、隊長」
「お前、こんなどうってことない怪我のこと、言いふらすな」
「どうってことないって、そんなわけありません!浮竹隊長の玉の肌に傷が!」
ああもう。
清音もだが、心配する度をこしているのだ。
「仙太郎、今度から怪我をしたらお前に真っ先にいうから」
「あのクソ女より先にですか!」
「ああ、清音より先にだ」
クソ女を清音と理解する浮竹も浮竹だと、京楽は思った。
「あと、僕にも教えてほしいな」
「京楽隊長にも、無論教えます」
「どんな些細なことでも、教えてほしい」
「承知しました!では自分はこれで」
さっと、まるで影のように仙太郎は下がってしまった。
「はぁ・・・・・・うちの3席たちは、心配性だな」
「それは僕もだよ」
浮竹の背後から抱き着いて、抱きしめる。
「京楽・・・・・んっ」
背後から抱きしめられて、舌が入るキスをされた。
「あ・・・・・・」
うなじのところに、ちりっという感触が残った。
「バカ、見えるかもしれない場所に痕を残すな」
「長い髪で、ばれないよ」
いつもは浮竹は、長い白髪を背中に流している。でも邪魔になった時は結い上げたりする。
その日、京楽は雨乾堂に泊まった。京楽は、浮竹に何もしなかった。
次の日。
「やぁ、日番谷隊長」
日番谷は、浮竹を振り返る。
京楽は珍しくいないようだ。
「一人か。珍しいな」
「いや、いくら俺でも四六時中京楽といるわけじゃあない」
長い髪を、かきあげる。
ふと、うなじにいくつかのキスマークを見つけて、日番谷は朱くなった。
「どうしたんだ、日番谷隊長」
「京楽に言っとけ。そこまで念のためにしなくても、誰もお前をとったりしないと」
「意味が、分からない・・・・・・・」
「松本お!腐った目で見てないで、手鏡あっただろう!貸してやれ」
「あーん隊長の意地悪~」
松本は、キスマークをじっとりと眺めていたが、日番谷に言われて、荷物の中から手鏡を出すとそれを渡した。
「どうした?どこも変わらないぞ」
「髪、かきあげてみろ」
言われた通りにした。
いくつかのキスマークをうなじに発見して、浮竹は真っ赤になった。
「あの変態エロ魔人!」
松本に手鏡を返して、浮竹は不敵な笑みを浮かべた。
ボキボキと指の骨を鳴らす。
「ちょっと、まずいんじゃないですかー隊長」
「教えなきゃ、これからずっとうなじにキスマーク残されるぞ。俺や松本離れてるからいいが、お堅い朽木あたりだと、京楽を千本桜で追い回しかねない」
「朽木隊長って、クールなようで浮竹隊長のことになると、ちょっと性格かわりますね・・・・はっ、これは禁断の朽木×浮竹!?」
松本の頭をぽかりと殴って、日番谷は、京楽をしばきにいった浮竹を見送った。
京楽は、鳩尾に蹴りを入れられて、悶絶していいたという。
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