変態と刷り込み現象と
「アヒルの雛になる薬」
なるものを、裏マーケットでネットで購入した京楽は、早速浮竹に飲ませてみた。本当にアヒルの雛になるのではなく、アヒルの雛のように刷り込みで、親と覚えた人物の跡をつけていくという薬だった。
念のため、ちゃんと解毒剤も買っておいた。
「浮竹」
「なんだ、京楽」
「その・・・・近い」
「そうか。俺は気にしていない」
トイレに入って、個室で用を足していたら、浮竹まで入ってきた。別に用を足すわけでもないのに、京楽が入ったから個室であるにも関わらず、浮竹まで入ってきたのだ。
「あっれー。何か思ってたのと違うな、この薬」
「薬?」
「いやいや、なんでもないんだよ」
用を足し終わって、手を洗って出ると、浮竹がその後をついてきた。
「かわいい・・・・」
つい手を出したくなるが、今はだめだと自分に言い聞かす。
京楽は、いつも通り浮竹のパンツを被った。それに対して、浮竹も京楽のパンツを被った。
「いやいやいや!浮竹はそんなことしちゃだめ!」
「どうしてだ?京楽は俺のパンツを被っているじゃないか。俺も京楽のパンツを被らないといけないと、心で誰かが訴えてるんだ」
「僕のかわいい浮竹はそんな変態行為しないから」
「俺は、お前の真似をする」
仕方なく、パンツを被るのを止めると、浮竹も止めた。
そしてはっとなる。
お前の真似をする。もしかして。
京楽はばっと、着ていた服を脱いで全裸になった。フルチンである。
浮竹もきっと全裸になるはず・・・・・じーっと見ていたが、ならなかった。
「どうしてだい、浮竹。僕の真似をするんじゃなかったのかい」
「変態になるなと、頭の中で警鐘が聞こえて、無理なんだ」
「くそお!肝心のところでだめだな、この薬!」
「薬?」
浮竹が首を傾げる。
愛らしい表情に、京楽が飛びついた。
「むちゅーーー」
浮竹は、飛びのいた。
そして、タコのように唇を突き出す京楽の口に、熱くなったやかんを傾ける。
「うん、めっちゃ熱い・・・・・のぎゃあああああ」
「はっはっはっはっは」
浮竹は、心から笑っていた。
「何々・・・・アヒル雛のような童心もあります・・・・・くそっこれか!」
薬の説明書をよく見ていなかった。
服を着た。
「仕方ない、解毒剤を飲ませよう。このまま浮竹まで変態になってしまったら、僕はどうすればいいんだ」
京楽は、変態仲間ができて喜びそうなのに、浮竹には純真なままでいてほしかった。
解毒剤を口に含み、無理やり浮竹に飲ませた。
「・・・・・・・・」
最初はそれに応えていた浮竹であるが、翡翠の瞳に正気が戻りだす。
「いきなり何してるんだお前は!」
股間を蹴り上げられて、飛び跳ねた後で股間を抑えて蹲った。
「ちょっと・・・解毒剤を・・・・」
「はっ!このラベルは・・・・・」
アヒルの雛になる薬というのを手にとって、浮竹は京楽を見下ろした。
「お前、こんな薬を俺に飲ませたのか」
「でも、君トイレにまでついてきたり、僕が浮竹のパンツを頭に被ったら、君も僕のパンツを頭に被った・・・・・」
「なんて薬を飲ませてるんだ、お前!」
浮竹は怒って、プロレス技を京楽にかけた。
「ぎぶぎぶ!足がもげる!」
「このままもげてしまえ!」
「もぎゃああああああ」
少し焦った。あのラベルは、少し前に見たことがあった。
この前買った、変態を治す薬というが、同じラベルだった。
結果的に京楽春子をいいだすおかまに、なってしまったのだが。
もうあの会社の薬は買うまいと思っていたのに、京楽が買ってしまったのだ。
「これ以降、裏マーケットの薬は買わないこと。俺もお前も。いいな?」
「え?僕にも、飲ませたことあるの?どんな薬?」
「変態を治す薬・・・・・・」
「それを僕が飲んで、どうなったの?」
「京楽春子というおかまになった」
「のああああああ!人生の汚点だああああああ!」
京楽は嘆くが、浮竹が言う。
「お前の存在そのものが、人生の汚点だからいいだろ」
「浮竹、酷い!僕とのことは遊びだったのね!この前ずっと一緒にいるって誓ったのに」
「あれはあれ、これはこれ」
ずっと、隊長になるまで傍にいると誓い合った、少しだけ甘かった空気もすでに霧散していた。
「次に俺に何かを飲ませたら、俺はまた変態を治す薬をお前に飲ませて、京楽春子になってもらうからな!」
そんな目にあってまで、飲ませたい薬はなかったので、京楽は素直に引き下がった。
「京楽春子は勘弁してえええ。僕はオカマになんてなりたくないいいい」
しばらくの間、変態行為をしたら京楽春子にするぞと脅したら、大人しくなる京楽の姿があったとかなかったとか。
なるものを、裏マーケットでネットで購入した京楽は、早速浮竹に飲ませてみた。本当にアヒルの雛になるのではなく、アヒルの雛のように刷り込みで、親と覚えた人物の跡をつけていくという薬だった。
念のため、ちゃんと解毒剤も買っておいた。
「浮竹」
「なんだ、京楽」
「その・・・・近い」
「そうか。俺は気にしていない」
トイレに入って、個室で用を足していたら、浮竹まで入ってきた。別に用を足すわけでもないのに、京楽が入ったから個室であるにも関わらず、浮竹まで入ってきたのだ。
「あっれー。何か思ってたのと違うな、この薬」
「薬?」
「いやいや、なんでもないんだよ」
用を足し終わって、手を洗って出ると、浮竹がその後をついてきた。
「かわいい・・・・」
つい手を出したくなるが、今はだめだと自分に言い聞かす。
京楽は、いつも通り浮竹のパンツを被った。それに対して、浮竹も京楽のパンツを被った。
「いやいやいや!浮竹はそんなことしちゃだめ!」
「どうしてだ?京楽は俺のパンツを被っているじゃないか。俺も京楽のパンツを被らないといけないと、心で誰かが訴えてるんだ」
「僕のかわいい浮竹はそんな変態行為しないから」
「俺は、お前の真似をする」
仕方なく、パンツを被るのを止めると、浮竹も止めた。
そしてはっとなる。
お前の真似をする。もしかして。
京楽はばっと、着ていた服を脱いで全裸になった。フルチンである。
浮竹もきっと全裸になるはず・・・・・じーっと見ていたが、ならなかった。
「どうしてだい、浮竹。僕の真似をするんじゃなかったのかい」
「変態になるなと、頭の中で警鐘が聞こえて、無理なんだ」
「くそお!肝心のところでだめだな、この薬!」
「薬?」
浮竹が首を傾げる。
愛らしい表情に、京楽が飛びついた。
「むちゅーーー」
浮竹は、飛びのいた。
そして、タコのように唇を突き出す京楽の口に、熱くなったやかんを傾ける。
「うん、めっちゃ熱い・・・・・のぎゃあああああ」
「はっはっはっはっは」
浮竹は、心から笑っていた。
「何々・・・・アヒル雛のような童心もあります・・・・・くそっこれか!」
薬の説明書をよく見ていなかった。
服を着た。
「仕方ない、解毒剤を飲ませよう。このまま浮竹まで変態になってしまったら、僕はどうすればいいんだ」
京楽は、変態仲間ができて喜びそうなのに、浮竹には純真なままでいてほしかった。
解毒剤を口に含み、無理やり浮竹に飲ませた。
「・・・・・・・・」
最初はそれに応えていた浮竹であるが、翡翠の瞳に正気が戻りだす。
「いきなり何してるんだお前は!」
股間を蹴り上げられて、飛び跳ねた後で股間を抑えて蹲った。
「ちょっと・・・解毒剤を・・・・」
「はっ!このラベルは・・・・・」
アヒルの雛になる薬というのを手にとって、浮竹は京楽を見下ろした。
「お前、こんな薬を俺に飲ませたのか」
「でも、君トイレにまでついてきたり、僕が浮竹のパンツを頭に被ったら、君も僕のパンツを頭に被った・・・・・」
「なんて薬を飲ませてるんだ、お前!」
浮竹は怒って、プロレス技を京楽にかけた。
「ぎぶぎぶ!足がもげる!」
「このままもげてしまえ!」
「もぎゃああああああ」
少し焦った。あのラベルは、少し前に見たことがあった。
この前買った、変態を治す薬というが、同じラベルだった。
結果的に京楽春子をいいだすおかまに、なってしまったのだが。
もうあの会社の薬は買うまいと思っていたのに、京楽が買ってしまったのだ。
「これ以降、裏マーケットの薬は買わないこと。俺もお前も。いいな?」
「え?僕にも、飲ませたことあるの?どんな薬?」
「変態を治す薬・・・・・・」
「それを僕が飲んで、どうなったの?」
「京楽春子というおかまになった」
「のああああああ!人生の汚点だああああああ!」
京楽は嘆くが、浮竹が言う。
「お前の存在そのものが、人生の汚点だからいいだろ」
「浮竹、酷い!僕とのことは遊びだったのね!この前ずっと一緒にいるって誓ったのに」
「あれはあれ、これはこれ」
ずっと、隊長になるまで傍にいると誓い合った、少しだけ甘かった空気もすでに霧散していた。
「次に俺に何かを飲ませたら、俺はまた変態を治す薬をお前に飲ませて、京楽春子になってもらうからな!」
そんな目にあってまで、飲ませたい薬はなかったので、京楽は素直に引き下がった。
「京楽春子は勘弁してえええ。僕はオカマになんてなりたくないいいい」
しばらくの間、変態行為をしたら京楽春子にするぞと脅したら、大人しくなる京楽の姿があったとかなかったとか。
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