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小説掲載プログ
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京浮は王道として恋白もあってもいいんじゃ?

朽木白哉。

容姿秀麗、性格は冷静沈着。護廷13隊6番隊隊長であり、4大貴族の朽木家当主。大金持ちの上流貴族であるが、あまり感情を表に出さない。喘ぎ声はきっと控えめ。恋×白があたりがオススメ。

浮竹十四郎。

容姿端麗、性格は人懐こく優しい。護廷13隊13番隊隊長であり、下級貴族の長男。8人の兄弟として育ち、金はあまりない。表情をころころと変えるが、肺の病をもっており、また体が弱く熱を出しやすい。喘ぎ声はけっこう大胆。京楽×浮竹が王道。

「うーん」

腐った松本の書いたそのメモを見る。

「うーん?」

自分の書かれていたメモは真実なのでいいが、白哉のメモは恋次×白哉ってどうなんだろうと思いながら、見ていた。

「あ、浮竹隊長、どうです?最近の私の思考なんですけど」

「これ見たら、白哉は千本桜を散らすな」

「やっぱり同人誌にして売り出すのは無理かしら・・・・」

「隠れながらなら、大丈夫じゃないか?」

「もうすでに3章まで書き上がってるんです!浮竹隊長と一緒においしくいただかれるシーンが・・・・ちょっと、どう打ったらいいかわからなくって」

「いや、俺と美味しくいただかれるシーンって・・・・京浮に恋白もまざるのか?」

「そうなんです、突然の恋白は飛ぶほどには売れないから、王道の京浮に入れながら慣れてもらおうと思って」

「うーん」

白哉がここにいたら、浮竹にも千本桜を散らしそうだなと思いながらも、アドバイスをだす。

「阿散井副隊長の人格をちょっとブラックすればいいんじゃないか」

「きゃ、ブラック恋次!上官を裏切り、巨額の富を自分のものとして、上官を性奴隷のように扱う・・・・・萌えるわぁ」

「いや、誰もそこまで言ってない・・・・」

「浮竹隊長も借金の方に売られて京楽隊長が買いとる・・・・むふふ、このネタで新作1本かけそう」

そして、冬コミはそのままのネタで小説を書きあげた松本が、京浮と恋白で新刊を2冊発売していた。

好評のようで、重版がかかるらしい。

「今期ももうけたもうけた」

ほくほくの松本は、その稼ぎの一部で浮竹を甘味屋まで誘ってくれた。

けっこうな量の甘味を食べたが、コミケで隊長の給料を上回る収入を得ている松本には、平気な額だった。

ふと、帰り道に白哉と会った。

松本はこそこそと逃げ出す。

「白哉、お前の同人誌は人気らしいぞ」

「私の・・・?兄は、何をいって・・・・松本副隊長、兄は、まさかまた私を題材に・・・」

松本は瞬歩で逃げ出した。その後を手加減を加えた白哉が追う。

一度まいたように見せて、松本が安心して自分の部屋に戻ると、先回りしていた白哉がいた。

「ぎゃあああ、朽木隊長」

「なんだこれは・・・恋次と?恋次と私が・・・私が性奴隷?恋次が私を一晩百万で買って・・・・」

ぺらぺらと、けっこう厚い小説の本を読んでいく。

「浮竹に京楽も・・・・・浮竹は性奴隷になり京楽に買われて・・・・・」

ぱたん。

本を閉じた。

松本は、せめてデータだけでもと、携帯をいじりだす。

「散れ、千本桜・・・・・・」

「もぎゃああああああ」

白哉が題材にされた同人誌と、そのデータを壊し、松本も一緒に攻撃する。

「あああ、あたしのお金がーーー」

塵になっていく同人誌に手を伸ばす。

煙をあげた携帯を見て、悲鳴をあげる。

「ああああ、大切なデータが!書きかけの恋白が!」

「兄は・・・・少しは懲りたらどうだ」

以前、白哉×浮竹の小説本を書いて、白哉にこてんぱんにされたのに、また自分を題材にした・・・今度は、あろうことが自分が受けで喘いでいる本を読んで、大変白哉は不機嫌だった。

「浮竹も京楽も、作り話だから何も言わぬだろうが、私は違う」

千の桜を操り、全ての同人誌を粉々にした。

「これにこりたら、もう私を題材にした同人誌とやらはかかぬことだ」

白哉は去って行った。

「ふふふふ・・・・・・こんなこともあろうかと」

地下のスペースに、パソコンを隠していた。

そこに、全てのデータがつまっていた。

「ふ、甘い」

「なんですって!?ぎゃああ、朽木隊長!」

「散れ、千本桜」

千本桜にやられて、パソコンはショートした。原型もないほどに壊された。

「あーん、あたしのお金がーーー」

「兄は・・・少しは働いて金を得ろ」

そこは、10番隊の隊首室であった。

松本も、自分の屋敷をもっているが、帰るのがめんどくさいのでいつも10番隊の隊首室で寝起きしていた。部屋は松本の私物だらけで、日番谷がこの隊首室を使うことはない。

日番谷は、いつも自分の屋敷まで帰る。

「ふーんだ。予備の予備だってあるんだから」

衣装ケースの中に、パソコンがあった。

さすがにもう白哉は去ったらしく、打ちかけだった恋白小説はデータがふっとんだものの、それ以外は無事だった。

「朽木隊長め・・・・・小説の中でめっためたに犯されるといいわ」


「恋次」

「なんすか、隊長」

「お前は、恋白をどう思う」

ブフーーーーー!

飲みかけだったお茶を吹きだしてしまった。

「ごっほごっほ。はぁ?隊長と俺!?」

「そうだ。松本副隊長が、そのような小説を打って、同人誌にして売りさばいているらしい」

「乱菊さんめ・・・・・・」



ところかわって、雨乾堂では。

「僕と浮竹の小説の本、乱菊ちゃんからもらちゃった。鬼畜な阿散井君がいて、朽木隊長が受けになってた」

「ああ、それなら読んだ。京楽も鬼畜になっていたな」

「僕はこんなに酷い男じゃないんだけどなぁ。薬はたまに使うけど、道具類は使わないし」

「おい、薬たまに使うって、涅隊長のやつか」

「んふふ。秘密」

人の悪い笑みを浮かべる京楽に、浮竹は京楽の首を絞めた。

「ぎぶぎぶ。媚薬とかだよ。たまに、ほんとにたまーーに使った」

「このまま絞め殺していいか?」

ニコニコした顔で、物騒なことをいう。

「ああ、ごめんなさい。もうしません」


一方、10番隊の執務室では、仕事時間なのに、ふっとんだデータの恋白の小説を書いている松本の姿があった。

「おい松本!仕事しやがれ!何、同人の原稿かいてやがんだ!」

「仕事もあとでしまーす」

全くこりていない松本の姿があった。






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