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小説掲載プログ
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おいしくいただかれた浮竹

「寒いな・・・・・・」

火鉢にあたっていると、ちらちらと雪が降ってきた。

「窓、閉めますよ。それから、室内だからってそんなだらしない恰好でいないでください。ちゃんと隊長羽織も羽織って、上着もきて!」

裸足で、隊長羽織を肩にかけただけの状態だったので、寒いのも当たり前だろう。

「ほら、湯たんぽです。風邪ひかないでくださいよ?」

海燕の言葉に、頷きながら湯たんぽを抱え込む。

「はっくしょん」

「ほら、いわんこっちゃない」

「まだ、くしゃみを一度しただけだ」

「もう、今日は休んでください」

「まじか。まだ9時だぞ?暇だ、8番隊のところにいってくる」

「あ、ちょっとまった!」

上着を放りだし、はだけた死覇装の上に、隊長羽織を肩にかけた状態で、浮竹は去って行ってしまった。おまけに、裸足だ。

「あーもう。京楽隊長に、食べられなきゃいいけど」

「京楽ー」

浮竹がやってくると、京楽は屋根の上で寝ていた。

「おい、京楽降りてこい。そんなところで寝ていると、風邪をひくぞ」

京楽は、身軽に降りてきて、浮竹の姿を見て驚く。

「君こそ、風邪ひきそうな恰好だね」

「え、そうか?」

「僕を誘ってるの?」

「え?」

気づくと、浮竹は横抱きにされて、8番隊の隊首室に置いてあるベッドに寝転がされた。

「あ、まて・・・・」

「寒いでしょ。温めてあげる」

「んっ・・・・・」

深いキスをされて、浮竹のやめろと言いかけた言葉もとろともに、塞いでしまった。

「ああっ」

はだけられていた死覇装は、もっとはだけられて、衣服の意味をなさないようまで乱された。

「んーーー!」

口づけを受けながら、花茎に手をかけられてしごかれて、久しぶりだったのですぐに白濁した液を吐き出した。

「んーーー!!」

口づけられたまま、潤滑油に濡れた指が体内に入ってくる。

「んあっ」

舌を抜かれると、銀の糸が引いていた。

「ふう・・・・ううん」

コリコリと、前立腺を刺激する指に意識がもっていかれそうになる。

「んっ」

「浮竹・・・かわいい」

「んあっ」

口の中に指を突っ込まれて、乱暴にかき乱された。

「んんっ」

指が3本になり、かなり解れたその場所に、灼熱が押し当てられた。

「んああああ!」

貫かれて、一瞬だけ意識が飛ぶ。

「んあう」

突き上げてくる動きに、けれどすぐに現実に引き戻される。

「ああ・・・・きょうら・・・・・あ、あああ!」

内部を蹂躙する熱は、質量があって、浮竹の外から見ても、京楽が中に入り込んでいるのが分かった。

「ああん」

一度引き抜かれて、また再度挿入される。

そのまま、体位を変えられて、中を抉る動きに、浮竹がびくんとはねた。

「あ、ああああ!」

背後から、突き上げられる。
枕を腰のところに置かれて、何度も京楽を受け入れたそこは、体液と潤滑油で泡立ち、じゅぷじゅぷと、京楽が穿つ度に、水音を鳴らせていた。

「んあ・・・・きょうら・・・・・もう、いけ。俺も、いきそう・・・・」

ラストスパートだと、浮竹の前立腺をすりあげて、最奥に京楽は熱を放った。

「あああああ!」

京楽の、しごいてくる手の動きの助けを借りて、浮竹もまた白濁した液を放った。

「もう1回、していい?」

「いやだといっても、するんだろう?」

「まだ僕は1回しかいってないから。元気がある。息子さんが」

「その息子さん、くたばってしまえばいいと思う」

「そんなことになったら、浮竹も辛いよ?」

「どうでもいいから、続けるなら続けてくれ。体が冷める、あああっ」

ずるっと一度引き抜かれたものが、また体内に入ってきた。

背後から貫き、そのまま抱き上げて、浮竹は京楽の体に全てを預けていた。

「あ、あ、あ」

細いとはいえ、体重で灼熱を飲み込んでいく。

つぷんと全部飲み込んで、浮竹は震えた。

「ああ、こんな、全部なんて、こわれ・・・・ああっ」

下から突き上げられる。

白い髪が、宙を舞う。

「あ、あ、あ・・・・・だめ、こんなのだめ、深すぎ・・・・ああっ!」

「浮竹、もっと乱れて。かわいい」

「きょうらくの・・・・ばかぁ・・・・はぁっ」

何度も下から突き上げられて、浮竹は白濁を零しながら、ドライのオーガズムでもいってしまったようで、足を痙攣させた。

「ああ・・・・・浮竹の中、すごくいい。出すよ」

「ううん・・・・」

焦点の合わない瞳で、腹の奥で弾ける熱をかんじた。

「好きだよ、十四郎」

「あ、俺も・・・・春水」

それだけいうと、くたりと浮竹は意識を飛ばした。

濡れた蒸しタオルで互いの体を清めて、京楽はちゃんと浮竹に衣服を着せていく。それから、毛布をかぶせて布団もかぶせ、熱が出ないかを見守っていた。

足にはかせる足袋’(たび)がないので、足元には違う毛布をかけておいた。

「ん・・・・」

「あ、起きたかい?」

「京楽のばか」

「ごめんよ。君の姿を見ていたら・・・久しぶりだったし、たっちゃってどうしようもなくって、抱いちゃったよ」

「今日は、もうここで泊まる」

「いいのかい?海燕君には?」

「言ってない。でもあいつのことだから、ここか京楽の屋敷だと分かってるだろ」

「なんか悪いね」

「悪いと思ってるなら、始めから抱くな」

「ごもっともで」

その頃、海燕は。

「あー、このかんじだと、美味しくいただかれたんだろうなぁ」

と一人ごちて、雨乾堂を後にするのであった。


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