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小説掲載プログ
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湯あみ

「んあっ」

後ろから貫かれて、白哉は少し長い黒髪を乱す。

「あ、ああ・・・・ああっ、恋次!」

「隊長・・・・・」

最奥まで突き上げて、揺さぶると、ビクンと白哉の体が痙攣した。

熱い熱を放ってしまったのだ。

「うっ・・あああっ!」

白哉の声は、甘ったるくて、恋次の腰にくる。

何度も挿入し、突き入れ、穿つ。

その度、白哉は乱れた。

「隊長・・・いいすっか?」

前立腺をすりあげるように動けば、白哉も啼いた。

「ん・・・もう、十分だ。いけ」

「隊長、好きです」

白哉の腹の奥に熱をはなって、恋次も果てた。

「なんだろなー。いつも思うんだけど、隊長って抱かれてる間、俺のこと好きっていってくれないっすよね」

「そんな恥ずかしいこと口にだせるものか」

白哉は、そっぽを向いた。

「でも、たまにはいってほしいなー。好きだって」

「好きだぞ、恋次」

「へ」

「言えと言ったのは、貴様であろう」

「なんかなー。ムードがない。棒読みっぽいし。ねえ隊長・・・・・」

白哉の艶やかな黒髪を手で梳いて、恋次は甘えた。

「もう一度、好きって言ってください」

「ん・・・好きだぞ、恋次」

「俺も大好きです、隊長!」

恋次よリ幾分小柄な白哉を抱き締めて、何度もキスを繰り返していた。

「もういいだろう、しつこい」

白哉は、犬のように尻尾をぶんぶんふっているように、恋次がそう見えた。

「恋次」

「なんですか、隊長」

「お前は犬のようだな」

「へ?なんでですか!」

「私の言動に、尻尾を振っているようだ」

「そりゃ、隊長に好きって言われたからで」

「湯あみをする。一緒にするか?」

「勿論です、隊長!」

体を重ねた後、白哉必ず湯あみをした。情事の痕を消し去るためだ。

そんな白哉と湯あみを共にするなど、初めてではないだろうか。

どうか、白哉の裸体を見ても欲情しませんようにと祈りながら、白哉と共に湯あみをするのでああった。

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