11月のある日
11月になった。
肌寒い季節に、火鉢にあたりながら恋次は、文机に向かったままの白哉を見る。
いつもと同じ、死覇装の上に隊長羽織。
恋次は、そっと毛布を取り出すと、それを白哉の肩にかけた。
「なんだ?」
「いや、寒いでしょうと思って」
「確かに寒いが、これくらい平気だ。だが、心使いはありがたく受け取っておく」
毛布は、6番隊のものではなく、白哉個人のものだった。
手触りがよく、膝掛にも使えそうだった。
恋次も、白哉が目を通した書類にハンコを押していく。
昼餉を食べ終わり、仕事をして6時になった。
鐘がなり、死神の業務時間の終了を知らせる。
「今宵は・・・恋次、この後暇か」
「え、暇っちゃ暇ですが・・・・」
白哉は、朽木家の別宅の屋敷に、恋次を呼んだ。
「なんなんすか」
「酒でも、たまには飲み交わそうと思ってな」
「隊長が!?明日槍がふるかも・・・・・」
「いらぬなら、去れ」
「いやいや、いります!」
朽木家に恥じない豪華な夕食が出てきた。これ本当に食べてもいいのかと思いながらも、はし
を伸ばしていく。
酒は、高級酒であり、とても美味だった。
少し辛口の味が、白哉の好みなのであろうと分かった。
「隊長、辛いもの好きですよね」
「それがどうした」
「いや、この料理も辛いの多いなと思って」
「口にあわぬなら、食べずともよい」
「いやいや、食べますって」
こんな御馳走、滅多に食せないのだ。
杯に酒を注ぎあっていると、けっこう酒に強い恋次はいいとして、白哉は頬を朱くして明らかに酔っていた。
「酔ってませんか、隊長」
「これくらい酔っているうちには・・・・」
ぐらりと傾ぐ体を、そっと受け止める。
「すまぬ」
そういって、元の体勢に戻った。
やがて、料理が全て下げられて、酒だけが残る。
「もうこれ以上飲まないほうがいいっすよ」
「なぜだ」
「なぜって、あんた明らかに酔ってるじゃんないっすか」
「ふ・・・・・」
杯の中身を口にして、白哉がそれを恋次の喉に流しこんだ。
「なっ」
ふわりと、髪からシャンプーのいい匂いがした。
「ああもう、あんた、煽ってるんすか!?」
「そうだとしたら」
「上等だ」
白哉を抱き寄せて、隊長羽織を脱がし、銀白風花紗をとり、死覇装に手をかけていく。
「あ・・・せめて、褥の上で」
料理を食べた隣の部屋には、布団が用意されてあった。
そこに抱きかかえて、そっと寝かせる。
白哉も、恋次の死覇装を脱がせていく。全身に入れ墨の入った、恋次の鍛えあげられたら裸体が露わになる。
一方の白哉は、同じ男なのかと思いたくなるような白い肌で、細かった。
「ああ、もう」
荒々しくキスをすると、もっととせがまれた。
「恋次・・・・」
「隊長・・・・」
全身を愛撫するように、キスをしていくと、白哉は震えた。
「あ・・・・・・」
薄い胸の先端にかじりつくと、きつく恋次の背中に爪をたてられた。
「やっ・・・」
「こんなに濡らして・・・・いやじゃないでしょう」
すでにとろとろと先走りをだしていた白哉の花茎は、恋次が手でしごくと、あっという間に射精してしまった。
「んあああ!」
潤滑油を手に取って、指を濡らして白哉の体に侵入させる。
「んう・・・キスを・・・」
ねだられてキスを繰り返しながら、コリコリと、前立腺を指で刺激し続けていると、白哉の体がはねた。
「ああっ!」
「もしかして、またいったんすか?」
「わからぬ・・・・」
精液はでていなかった。
ああ、オーガズムでいってしまったのかと、恋次は白哉に口づける。
「もう、入れてもいいっすか?」
「好きにしろ・・・・」
「う・・・あつっ・・・・」
白哉の中は熱くてとろとろしていて、中ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「動きますよ」
「あ・・・・・・あ、ああ、あん、んあああ」
動きにあわせて、艶のある白哉の声が耳を打つ。
前立腺をすりあげてつきあげると、白哉は恋次の背中に手を回した。
「んああああああ!」
一度欲望を白哉の中に放ち、また突き上げた。
「隊長・・・顔、隠さないでこっち見て」
「れん・・・・じ・・・・ああっ」
舌を絡ませあう。飲み込み切れなかった唾液が、白哉の顎を伝って流れ落ちた。
何度も挿入し、引き抜き、穿っていると、白哉もまた限界を迎えたのか、吐精した。
恋次も、また白哉の腹の奥で欲望を弾けさせていた。
「湯あみをする・・・・」
行為の後は、湯あみを欠かさない白哉。
酔っていることもあって、恋次も一緒に湯あみした。
「ん・・・・」
湯の中で、中にだしたものをかき出すと、けっこうな白濁した液体が出てきた。
「すんません、だしすぎました」
「別に、構わぬ」
湯あみをすませて、お互いの長い髪をふきあって、シーツを変えた褥に寝転んだ。
「隊長、好きです」
「ん・・・はぁっ」
舌と舌が絡むキスをした。
「私は・・・・・」
その言葉の先は、恋次にしか聞こえなかった。
恋次は、少し濡れている黒髪に口づけて、白哉と一緒に、意識を闇の中に落としていった。
肌寒い季節に、火鉢にあたりながら恋次は、文机に向かったままの白哉を見る。
いつもと同じ、死覇装の上に隊長羽織。
恋次は、そっと毛布を取り出すと、それを白哉の肩にかけた。
「なんだ?」
「いや、寒いでしょうと思って」
「確かに寒いが、これくらい平気だ。だが、心使いはありがたく受け取っておく」
毛布は、6番隊のものではなく、白哉個人のものだった。
手触りがよく、膝掛にも使えそうだった。
恋次も、白哉が目を通した書類にハンコを押していく。
昼餉を食べ終わり、仕事をして6時になった。
鐘がなり、死神の業務時間の終了を知らせる。
「今宵は・・・恋次、この後暇か」
「え、暇っちゃ暇ですが・・・・」
白哉は、朽木家の別宅の屋敷に、恋次を呼んだ。
「なんなんすか」
「酒でも、たまには飲み交わそうと思ってな」
「隊長が!?明日槍がふるかも・・・・・」
「いらぬなら、去れ」
「いやいや、いります!」
朽木家に恥じない豪華な夕食が出てきた。これ本当に食べてもいいのかと思いながらも、はし
を伸ばしていく。
酒は、高級酒であり、とても美味だった。
少し辛口の味が、白哉の好みなのであろうと分かった。
「隊長、辛いもの好きですよね」
「それがどうした」
「いや、この料理も辛いの多いなと思って」
「口にあわぬなら、食べずともよい」
「いやいや、食べますって」
こんな御馳走、滅多に食せないのだ。
杯に酒を注ぎあっていると、けっこう酒に強い恋次はいいとして、白哉は頬を朱くして明らかに酔っていた。
「酔ってませんか、隊長」
「これくらい酔っているうちには・・・・」
ぐらりと傾ぐ体を、そっと受け止める。
「すまぬ」
そういって、元の体勢に戻った。
やがて、料理が全て下げられて、酒だけが残る。
「もうこれ以上飲まないほうがいいっすよ」
「なぜだ」
「なぜって、あんた明らかに酔ってるじゃんないっすか」
「ふ・・・・・」
杯の中身を口にして、白哉がそれを恋次の喉に流しこんだ。
「なっ」
ふわりと、髪からシャンプーのいい匂いがした。
「ああもう、あんた、煽ってるんすか!?」
「そうだとしたら」
「上等だ」
白哉を抱き寄せて、隊長羽織を脱がし、銀白風花紗をとり、死覇装に手をかけていく。
「あ・・・せめて、褥の上で」
料理を食べた隣の部屋には、布団が用意されてあった。
そこに抱きかかえて、そっと寝かせる。
白哉も、恋次の死覇装を脱がせていく。全身に入れ墨の入った、恋次の鍛えあげられたら裸体が露わになる。
一方の白哉は、同じ男なのかと思いたくなるような白い肌で、細かった。
「ああ、もう」
荒々しくキスをすると、もっととせがまれた。
「恋次・・・・」
「隊長・・・・」
全身を愛撫するように、キスをしていくと、白哉は震えた。
「あ・・・・・・」
薄い胸の先端にかじりつくと、きつく恋次の背中に爪をたてられた。
「やっ・・・」
「こんなに濡らして・・・・いやじゃないでしょう」
すでにとろとろと先走りをだしていた白哉の花茎は、恋次が手でしごくと、あっという間に射精してしまった。
「んあああ!」
潤滑油を手に取って、指を濡らして白哉の体に侵入させる。
「んう・・・キスを・・・」
ねだられてキスを繰り返しながら、コリコリと、前立腺を指で刺激し続けていると、白哉の体がはねた。
「ああっ!」
「もしかして、またいったんすか?」
「わからぬ・・・・」
精液はでていなかった。
ああ、オーガズムでいってしまったのかと、恋次は白哉に口づける。
「もう、入れてもいいっすか?」
「好きにしろ・・・・」
「う・・・あつっ・・・・」
白哉の中は熱くてとろとろしていて、中ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「動きますよ」
「あ・・・・・・あ、ああ、あん、んあああ」
動きにあわせて、艶のある白哉の声が耳を打つ。
前立腺をすりあげてつきあげると、白哉は恋次の背中に手を回した。
「んああああああ!」
一度欲望を白哉の中に放ち、また突き上げた。
「隊長・・・顔、隠さないでこっち見て」
「れん・・・・じ・・・・ああっ」
舌を絡ませあう。飲み込み切れなかった唾液が、白哉の顎を伝って流れ落ちた。
何度も挿入し、引き抜き、穿っていると、白哉もまた限界を迎えたのか、吐精した。
恋次も、また白哉の腹の奥で欲望を弾けさせていた。
「湯あみをする・・・・」
行為の後は、湯あみを欠かさない白哉。
酔っていることもあって、恋次も一緒に湯あみした。
「ん・・・・」
湯の中で、中にだしたものをかき出すと、けっこうな白濁した液体が出てきた。
「すんません、だしすぎました」
「別に、構わぬ」
湯あみをすませて、お互いの長い髪をふきあって、シーツを変えた褥に寝転んだ。
「隊長、好きです」
「ん・・・はぁっ」
舌と舌が絡むキスをした。
「私は・・・・・」
その言葉の先は、恋次にしか聞こえなかった。
恋次は、少し濡れている黒髪に口づけて、白哉と一緒に、意識を闇の中に落としていった。
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