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苺花とルキアと一護

一護が、ルキアと一緒に尸魂界にきて、1年が経とうとしていた。

式は挙げなかったが、籍を入れた。

朽木一護になるのか思ったが、黒崎ルキアになるらしい。

式は、そのうち挙げるらしい。

4大貴族から籍を抜くことになるのだが、一応4大貴族の死神の婚礼には変わりない、いろいろと、他の貴族がうるさかったそうだ。元、四楓院家の当主と婚姻しておきながら、いくら尸魂界の恩人ではあるが、名もない死神と籍をいれるとはと。

四楓院家を侮辱しているのかとも言われた。

ルキアは、散々な言われようだった。一人娘を、四楓院家の当主に預けて、間男と逃げただの、もともと四楓院家を侮辱するためだけに当主と結婚して子を成しただの。

全部、白哉が黙させた。

今日も、一護はルキアと一緒に、13番隊執務室で働いていた。

ルキアの娘、苺花を、ルキアは引き取ることを決意した。四楓院家の当主は苺花を愛したが、今度妻を迎えるにあたって、苺花の存在が邪魔で、結婚予定だった相手が毒殺してこようとしたらしい。その婚姻は破綻となったが、苺花が四楓院家にいる限り、命が狙われる可能性があると分かり、一護にも相談して、朽木家に迎えいれることがきまった。

黒崎苺花になるのだ。四楓院苺花から、黒崎苺花へ。

貴族の暮らしになるが、貴族から一般市民へとなる。

まだ、苺花は4歳だ。

苺花と4年ぶりに再会したルキアは、涙を零した。

「苺花、寂しいしい思いをさせてしまってすまなかった」

「母様?本当に、あなたが私の母様ですか?」

「ああ、そうだ」

ルキアは、苺花を抱き上げた。

「父様は?もう、父様とは会えないの?」

「四楓院家の父様とは、しばらく会えない。今日から、このオレンジ頭の男が、お前の父様だ」

「えー、私もっとかっこいい父様がいい。白哉様みたいな」

「これ、苺花!」

「やーだやーだ、こんな父様やーだー」

「俺、子供に嫌われやすいのかな・・・・・・」

自分の娘になるはずの苺花に嫌われたようで、ショックを隠せない一護である。

「そのうち、一緒に暮らしていると慣れる・・・・あ」

「どうした?」

「苺花は、しばらく兄様に預かっていただろう」

「なんでだ?」

「言っておいたであろう。子が、できやすいのだ、今の私は。悲哀色狂病に一度かかると、治ってから4年目に、1か月ほど子ができやすくなるらしい。苺花だけではかわいそうだし、私も貴様との子供が欲しい。褥を共にしたいのだ」

この1年、何度も体を重ねてきたが、子供はできなかった。

一護との子が欲しいと言われて、一護は赤くなりながらも頷いた。

「男の子が欲しいな・・・・・名前は一勇。親父が一心、俺が一護、で、息子予定は一勇だ」

「良い名だ。一護の名前も、一つを護る。良い名を、与えられたな」

「今頃、俺の一回忌かな。会いにいきたいけど、人間としては死んでるからな。まぁ仕方ねーか」

「それについてなのだがな、一護・・・・・・・・」

一護の死を、黒崎一心は分かっていたらしい。死神として生きるためで、人間としての死であると。一心も、死神なのだ。しかも、没落した5つ目の貴族である志波家の、死神。

つい最近、尸魂界にきたらしい。遠くから、一護がルキアと幸せそうにしているのを眺めて、満足して帰って行ったらしい。

「そうか、親父が・・・・ってことは、遊子と夏梨にも知れたのかな?」

「そうであろうな。それに、石田と茶虎も記憶置換がきかなかったらしい。井上には、涅隊長が特別に作った記憶置換で、一護は死んだものとして記憶してもらった。尸魂界にきてまで、騒がれては困るからな・・・そうそう、その井上だが、傷心なところに石田がフォローにきて、今石田と交際しているらしいぞ」

「そっか・・・井上も、ちゃんと未来を歩き出しているのか・・・よかった」

「一護、好きだ。今夜は、お前と寝るぞ」

「ああ、寝る・・・・って、そっちの意味の寝る!?」

苺花がいることを、ルキアは忘れているようだった。

「ねぇ、おねんねするの?」

「苺花!一護、すまない、兄様のところに預けてくる」

苺花を1か月の間、白哉が預かってくれることになった。

一護とルキアは、子供を作るために体を重ねた。

「あ・・・・・」

「隠すなよ。全部見せろよ。今更だろう?何十回抱いてきたと思ってるんだ」

「一護・・・・・ああっ」

胸の先端を口に含まれ、胸全体をやわやわと揉まれた。

秘所に手が伸びる。

「ああ、こんなに濡れて」

さわるだけで、くちゅりと音が鳴って、ルキアは目を閉じた。

舌が、秘所を這った。

「い、いちご、そ、そのような!」

「気持ちよくなってくれ」

ぴちゃりぴちゃりと、ルキアの愛液をすすりながら、秘所に舌をさしこみ、指で陰核をつまみあげて、秘所の中の前立腺を刺激する。

「んああああ!」

ルキアは、軽く一度いった。

愛液はどんどん溢れて、そこはもう潤って、一護がくるのを今か今かとまっていた。

「抱くぞ、ルキア」

「ああ、一護。愛している」

「俺も愛してる、ルキア」

「ああああ!」

貫かれて、ルキアはそれだけでまたいってしまった。

「おい、大丈夫かよ、ルキア」

「も、問題ない・・・続けてくれ、一護」

ルキアを何度も貫いて、ゆすった。

体位を変えると、ルキアが上になる騎乗位になった。

「あ、このような・・・・」

「いいだろ、たまには」

下から突き上げてくる一護に、ルキアは長くなった黒髪を宙に乱した。

「あ、ああん!」

何度も突き上げられた。奥の子宮にまで入られて、甘い声がさらに甘くなる。

「んあっ!」

唇を重ねる。舌と舌が絡みあうキスを何度も栗化した。

ルキアを褥に押し倒す。

中の抉る箇所が変わり、ルキアは啼いた。

「んあああ!」

前立腺ばかりを突き上げるとルキアはびくびくと体を痙攣させた。

「あ、またくる・・・いっちゃ、いちごお」

「何度でもいけよ。好きなだけ、高みにのぼれ」

「ああああああ!」

ルキアは、女であるという悦びを、何度も味わった。

その日から、ルキアと一護は、2日に1回は交わった。

そして、1か月後。

待望の妊娠が、明らかになった。


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