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よっぱらった浮竹

「うい~~日番谷隊長~」

「なんだ浮竹・・・・うわ、酒くせぇ!」

「うい~~!」

浮竹は相当酔っぱらっている様子だった。

日番谷に抱き着いて、離れない。

「おい、浮竹大丈夫か?」

「うい~~~酒もっとよこせーーー」

「なんつー悪酔いの仕方だ・・・・・」

「日番谷隊長好きだああああああ」

「ぎゃああああああああ」

浮竹に押し倒されて、日番谷が悲鳴をあげる。

その悲鳴でとび起きた松本がやったきた。

「おい、松本見てないで助けろ!」

「これは禁断の浮竹×日番谷!シャッターチャンス!」

ぱしゃぱしゃと、伝令神機で写真をとっていく松本に切れた。

「蒼天に座せ氷輪丸!」

浮竹も松本も、ひゅるるるるると吹き飛んでいく。

松本はしっかり着地した。

浮竹も、酔ってるくせにちゃんと着地した。

「くそ・・・・・・」

最近こいつらを氷輪丸で吹き飛ばし過ぎているせいか、なかなか倒れない。

「日番谷隊長、好きだああああああ」

「ぎゃああああああああ!俺じゃなくて、松本にしろおおお」

「松本?」

ゆらりと、酔っぱらいの浮竹がたちあがる。

「けしからん乳ーーーーー!」

「ぎゃああああああああああ」

乳を手でわしづかみにされて、松本が悲鳴をあげた。

「ちょっと、浮竹隊長どこさわってるんですか!」

「乳ーーーーーー」

ゴス。

その頭を、氷輪丸の柄で殴った。

「隊長、助かりました」

「お前がどうなろと知ったこっちゃないが、浮竹をじーっと見ているあいつがいたんでな」

破壊した窓の外から、へばりついている京楽がいた。

やがて、中にやってくる。

「浮竹、酔っぱらってても浮気は許さないよ」

「京楽~お前が飲めというからこうなった~。日番谷隊長、松本、全死神の諸君好きだあああああああああああ!!!」

「節操ねぇのかよ!」

日番谷がつっこむと、浮竹はゆらりと立ち上がった。

「日番谷隊長、俺と京楽の息子になってくれ!」

そういって抱き締められた。

「無茶いうなあああ!!」

「うーん、日番谷隊長が息子かぁ」

「そこ、真剣に悩むなあああ!!!」

「うーい。好きだあああああ!!」

「ぎゃあああああああああ」

日番谷を押し倒す浮竹を見て、京楽がにっこり笑う。

「日番谷隊長には、この世から去ってもらおうかな」

「お前らが去れええええ!!卍解、大紅蓮氷輪丸!!」

ドカーンガシャーン。

凄い音を立てて、氷と氷がぶつかりあい、京楽も浮竹も松本も、はるか遠くへふっ飛ばされていった。

全壊した建物を見て、やってしまったと思ったが、どうせ、京楽がまた建て直してくれるだろうからいいかと思う、日番谷だった。


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