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始祖なる者、ヴァンパイアマスター15-2

「ごめん、顔しゃしちゃったね」

「ん・・・・・」

京楽がティッシュをとり、浮竹の顔をふいた。

「ああああ!」

京楽は、浮竹のものをジュルジュルと吸い上げる。

浮竹は、京楽の口の中に、精液を吐き出していた。

「あ・・・・」

浮竹は、期待で情欲にまみれた翡翠の瞳で、京楽を見つめていた。

「春水、今日はこのシャツを着たままするのか?」

「うん。見えそうで見えないのが、すごくいい」

「分かった・・・・」

京楽に押し倒されて、浮竹はローションを纏わせた指を入れられていた。

「ああ!」

前立腺をわざと刺激ばかりしてくるしつこい動きに、また浮竹のものが勃ちあがる。

「僕のことはいいから、いくといいよ」

「や、春水と一緒がいい!」

「全く、君はかわいいねぇ」

「んあ・・・・・」

ズチュリと、京楽のものが侵入してきた。

「あああ!」

最奥をこじあけるように、突き上げてくる。

その熱さに、どうにかなってしまいそうだった。

「あ、あああ、あ!」

きゅうきゅうと締め付けてくる結腸に、京楽は眉を顰める。

「もっと君を味わいたいけど、僕も限界みたい」

「あ、出せ。俺の胎の奥で、春水のザーメンいっぱい飲みたい」

「えっちなこという子だねぇ。どこでそんな言葉覚えてきたの」

「エロ本」

「誰の」

「ブラッディ・ネイの」

「あの同性愛者、異性のものでも集めてるの?」

「ううん。俺と京楽の情事を描いた、エロ本だった」

「なんてものもってんだい、ブラッディ・ネイ!今度借りないと!」

「春水?」

「ああ、ごめん、続きしようか」

「あ!」

内部でまた大きく硬くなったものに、浮竹が反応する。

「や、奥ごりごりしないでぇ」

「それが好きなんでしょ?」

「やあああ!!」

結腸にまで入りこんで、ごりごりと奥を圧迫する京楽のものに、最奥までえぐられて、浮竹はオーガズムでいっていた。

「ひああああ!!!」

「ああ、僕もいくよ。僕のザーメン、受けとめてね?」

「んああああ!!」

情事後、けだるそうな浮竹を抱き抱えて、風呂に入った。睦み合う前も入るが、睦み合った後も入るのが日課だった。

「京楽が咲かせた花が、いっぱいある」

硝子に映る、自分の鎖骨から胸にかけてのキスマークに、浮竹は頬を赤くした。

「浮竹、なーにキスマークで赤くなってんの」

「だって・・・・京楽のものだっていう証だから、俺は嬉しい」

そんなことを言う浮竹がかわいくて、京楽はむらむらして、風呂場でももう一回交わってしまうのだった。

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「おのれ、おぼえてろ、浮竹十四郎、京楽春水!」

魔都

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