忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
06 2025/07 1 2 3 4 7 9 10 11 1213 14 15 16 17 18 1920 21 22 23 24 25 2627 28 29 30 31 08

オメガバース恋白8

「隊長、大丈夫っすか?ヒート期間の終わりとはいえ、そんなに薬服用して仕事したりして・・・・・・」

「大丈夫だ。ヒート期間の1週間は長すぎる。仕事がたまる一方だ」

「だからって、薬飲んでまでおさえなくても・・・・・」

「貴様も、ぼーっとしていないで仕事をしろ」

「はいはい」

白哉は、やや潤んだ目をしていた。

ヒート期間の終わりで、激しい性衝動を薬で無理やりおさえつけていた。

昔、ヒートがくるとずっとそうしていた。

「隊長、熱ありますよ」

恋次が、ふと白哉の額を触った。

「けっこうありますね・・・ふらつきませんか?めまいは?」

「・・・・恋次。だめだ。なぜだ、薬が前ほど効かぬ・・・・恋次、ヒートが終わっていない。私を抱いて鎮めてくれ」

「隊長・・・・・・・・」

潤んだ瞳で見上げられて、その言葉だけで恋次の我慢の糸は切れた。

「隊首室いきましょう・・・・・」

「ああ・・・・・」

白哉を姫抱きして、隊首室においてあるベッドに静かに寝かせた。

昨日も、さんざん交わった。

でも、恋次は若い。毎日だって平気だ。

白哉も若いし、ヒート期間中はとにかく熱くて抱かれないと苦しい。

「あ、ローション忘れた・・・・・」

「自然に濡れるから、必要ない」

「えろい・・・」

「恋次」

白哉から求めてきた。

白哉から口づけされて、恋次もそれにこたえる。

舌が絡み合うキスをしながら、お互いの死覇装を脱がしていく。白哉の場合は、隊長羽織もだ。

「んんっ」

恋次が、白哉の肌を愛撫する。

「んあっ」

胸の先端をつままれと、ぴりっとした刺激がおそいかかった。

「待てぬ。早く、私を抱け」

「隊長・・・・・・・」

恋次は、それでも白哉の快感を先に考えて、白哉のものに舌をはわせて、射精するまで手と口で刺激を与え続けた。

「ああああ!!」

びくん。

射精と同時に、体がはねる。

恋次は、ごくりと唾をのみこんで、すでにぬれている後ろに指を入れる。

「ほんとだ・・・すごい濡れてますね」

「んん・・・・・・」

指で前立腺を刺激してから、恋次は指を抜き去った。

「なぜ・・・もう少しで、いけたのに」

「隊長が言ったんでしょう。私を抱け、と。抱きますよ」

熱く昂ったものを宛がわれて、白哉は息を止める。

「いきますよ?」

「こい。ああああ!!!」

引き裂かれるが、痛みはなく、快感だけが白哉を支配する。

「あ、あ、熱くてどうにかなりそうだ・・・・早く、お前の子種を私の中で出せ」

番であるので、恋次の精液を受け取ることでヒートの熱はましになる。

「急かさないでください。隊長も、もっと俺を味わってください」

「やあああん」

「えろい声・・・・・」

恋次は、ゆっくり挿入を繰り返す。前立腺ばかりを刺激すると、白哉は吐精してしまった。

「ひあああ!!」

「隊長・・・・奥に入りますよ?」

「あ、もっと・・・・」

「はい」

最奥にある子宮にまで入りこんで、そこで精液をぶちまけた。

「ああああ!!」

びゅるびゅると、精液を受け止めて、白哉は熱が引いていくのが分かった。

でも、性欲はおさまらない。

「もっと犯せ」

「えろいこといいますね。隊長、熱あるんだから、抱き終わって清めたら解熱剤飲んで寝てくださいね」

「今はそんなことより、私を鎮めることに集中しろ」

「また、奥にだしますよ」

「んあああ!」

白哉は、二度目の精液を受け止めながら、大きく中いきしていた。

「ひあああ・・・はう」

「隊長、かわいい・・・・」

「ばかもの・・・・・」

白哉は、ヒートの熱は冷めてきたのだが、体温の熱は下がらないので意識が朦朧としだした。

「もう、意識をなくしそうだ。解熱剤とアフターピルを飲ませておいてくれ」

「分かりました」

3度目の熱を白哉の中で恋次が吐き出すと。恋次は背をしならせてまた大きく中いきしながら、意識を失った。

「隊長・・・・お疲れ様です」

白哉の中から抜き取ると、こぽりと精液が逆流してくる。

それを濡れたタオルでふきとって、白哉の下肢を綺麗に清めて、中にだしたものをかきだして、恋次は解熱剤とアフターピルを白哉に口移しで飲ませる。

無事に嚥下したのを確認してから、毛布と布団をかけた。

「次のヒートまで3か月か・・・それまでに、抱かせてくれるかな?」

白哉は性的なことには淡泊のほうだが、恋次がおしまくると、ヒート期間でなくとも、体を許してくれることがあった。

全ては、白哉がオメガで、恋次がアルファで、番であるせいだ。

恋次は、白哉が好きだった。

ずっとずっと。

その白哉がオメガで、自分がアルファであることに、神様とやらに感謝した。

白哉は自分をアルファであると偽っていたが、もう周囲にもオメガであることを公開し、恋次と番になっていることも皆に教えて、朽木家の時期当主は、白哉が孕んだ卵子を、他の女性にうつし、代理出産してもらうことが決まっていた。

アフターピルを飲まねば、ヒート期間中はすぐ妊娠してしまうので、注意が必要だった。

だが、コンドームはしない。

恋次の精子で、ヒートの衝動が収まるからだ。

いつか、子を作る日がきてしまうかもしれないが、まだまだ先のことであった。











拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(07/08)
(07/08)
(07/06)
(07/05)
(06/30)
"ココはカウンター設置場所"