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オメガバース恋白8

「隊長、大丈夫っすか?ヒート期間の終わりとはいえ、そんなに薬服用して仕事したりして・・・・・・」

「大丈夫だ。ヒート期間の1週間は長すぎる。仕事がたまる一方だ」

「だからって、薬飲んでまでおさえなくても・・・・・」

「貴様も、ぼーっとしていないで仕事をしろ」

「はいはい」

白哉は、やや潤んだ目をしていた。

ヒート期間の終わりで、激しい性衝動を薬で無理やりおさえつけていた。

昔、ヒートがくるとずっとそうしていた。

「隊長、熱ありますよ」

恋次が、ふと白哉の額を触った。

「けっこうありますね・・・ふらつきませんか?めまいは?」

「・・・・恋次。だめだ。なぜだ、薬が前ほど効かぬ・・・・恋次、ヒートが終わっていない。私を抱いて鎮めてくれ」

「隊長・・・・・・・・」

潤んだ瞳で見上げられて、その言葉だけで恋次の我慢の糸は切れた。

「隊首室いきましょう・・・・・」

「ああ・・・・・」

白哉を姫抱きして、隊首室においてあるベッドに静かに寝かせた。

昨日も、さんざん交わった。

でも、恋次は若い。毎日だって平気だ。

白哉も若いし、ヒート期間中はとにかく熱くて抱かれないと苦しい。

「あ、ローション忘れた・・・・・」

「自然に濡れるから、必要ない」

「えろい・・・」

「恋次」

白哉から求めてきた。

白哉から口づけされて、恋次もそれにこたえる。

舌が絡み合うキスをしながら、お互いの死覇装を脱がしていく。白哉の場合は、隊長羽織もだ。

「んんっ」

恋次が、白哉の肌を愛撫する。

「んあっ」

胸の先端をつままれと、ぴりっとした刺激がおそいかかった。

「待てぬ。早く、私を抱け」

「隊長・・・・・・・」

恋次は、それでも白哉の快感を先に考えて、白哉のものに舌をはわせて、射精するまで手と口で刺激を与え続けた。

「ああああ!!」

びくん。

射精と同時に、体がはねる。

恋次は、ごくりと唾をのみこんで、すでにぬれている後ろに指を入れる。

「ほんとだ・・・すごい濡れてますね」

「んん・・・・・・」

指で前立腺を刺激してから、恋次は指を抜き去った。

「なぜ・・・もう少しで、いけたのに」

「隊長が言ったんでしょう。私を抱け、と。抱きますよ」

熱く昂ったものを宛がわれて、白哉は息を止める。

「いきますよ?」

「こい。ああああ!!!」

引き裂かれるが、痛みはなく、快感だけが白哉を支配する。

「あ、あ、熱くてどうにかなりそうだ・・・・早く、お前の子種を私の中で出せ」

番であるので、恋次の精液を受け取ることでヒートの熱はましになる。

「急かさないでください。隊長も、もっと俺を味わってください」

「やあああん」

「えろい声・・・・・」

恋次は、ゆっくり挿入を繰り返す。前立腺ばかりを刺激すると、白哉は吐精してしまった。

「ひあああ!!」

「隊長・・・・奥に入りますよ?」

「あ、もっと・・・・」

「はい」

最奥にある子宮にまで入りこんで、そこで精液をぶちまけた。

「ああああ!!」

びゅるびゅると、精液を受け止めて、白哉は熱が引いていくのが分かった。

でも、性欲はおさまらない。

「もっと犯せ」

「えろいこといいますね。隊長、熱あるんだから、抱き終わって清めたら解熱剤飲んで寝てくださいね」

「今はそんなことより、私を鎮めることに集中しろ」

「また、奥にだしますよ」

「んあああ!」

白哉は、二度目の精液を受け止めながら、大きく中いきしていた。

「ひあああ・・・はう」

「隊長、かわいい・・・・」

「ばかもの・・・・・」

白哉は、ヒートの熱は冷めてきたのだが、体温の熱は下がらないので意識が朦朧としだした。

「もう、意識をなくしそうだ。解熱剤とアフターピルを飲ませておいてくれ」

「分かりました」

3度目の熱を白哉の中で恋次が吐き出すと。恋次は背をしならせてまた大きく中いきしながら、意識を失った。

「隊長・・・・お疲れ様です」

白哉の中から抜き取ると、こぽりと精液が逆流してくる。

それを濡れたタオルでふきとって、白哉の下肢を綺麗に清めて、中にだしたものをかきだして、恋次は解熱剤とアフターピルを白哉に口移しで飲ませる。

無事に嚥下したのを確認してから、毛布と布団をかけた。

「次のヒートまで3か月か・・・それまでに、抱かせてくれるかな?」

白哉は性的なことには淡泊のほうだが、恋次がおしまくると、ヒート期間でなくとも、体を許してくれることがあった。

全ては、白哉がオメガで、恋次がアルファで、番であるせいだ。

恋次は、白哉が好きだった。

ずっとずっと。

その白哉がオメガで、自分がアルファであることに、神様とやらに感謝した。

白哉は自分をアルファであると偽っていたが、もう周囲にもオメガであることを公開し、恋次と番になっていることも皆に教えて、朽木家の時期当主は、白哉が孕んだ卵子を、他の女性にうつし、代理出産してもらうことが決まっていた。

アフターピルを飲まねば、ヒート期間中はすぐ妊娠してしまうので、注意が必要だった。

だが、コンドームはしない。

恋次の精子で、ヒートの衝動が収まるからだ。

いつか、子を作る日がきてしまうかもしれないが、まだまだ先のことであった。











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