パフェ
「あけましておめでとうだ、一護。お年玉をくれ」
ルキアは、とってもかわいい笑みを浮かべて、無理難題をひっかけてきた。
「親父からもらっただろう?あと、白哉からも」
「貴様の父上と兄様はあげる義理のようなものがあるから、くれる。一護なら、遠慮せずにもらえるからな」
「少しは俺の財布事情を察してくれよ」
「そうか。エロ本の買いすぎで・・・・・」
「違うわ!」
ルキアの頭にチョップをかますと、ルキアは涙目になりながら見上げてきた。
う。かわいい。
一護がそう思うと、ルキアはにやりと笑った。
「今、私のことをかわいいと思ったな、貴様」
「思ってない」
「いや、思った」
「だから、思ってねぇ」
「では、お年玉ももらえないような財布事情を察して、メロンクリームソーダパフェで手を打ってやろう」
「なんだよ、それ」
一護は苦笑して、ルキアの頭をなでた。
ルキアは、猫のように一護に頭を撫でられて気持ちよさげにしていた。
「じゃあ決まりだ。今から行くぞ!」
「おい、おかわりはだめだぞ。新しいパソコン買ってマジで金欠なんだからな!」
「ふふ、知っておるぞ。あさってはバイトしてる店の給料日であろう」
「何で知ってやがる!」
「さぁ、なぜであろうな?」
正解は、カレンダーに花丸がしてあったから、ルキアの感からきていた。
「あーもう、おかわりは1回だけだぞ」
「では、行くぞ・・・・寒い!」
ルキアは、暖房の効いた部屋から出て外に続く扉をあけてしめた。
「寒いから、温かいものにする・・・・・と思ったであろう?寒さを我慢して温かいレストランに入って食べるパフェが至福なのだ!」
「あー、さいでっか」
一護はもうどうでもよさげになっていた。
コートをきて、ルキアとおそろいのマフラーと手袋をする。ルキアは耳当てもしていた。
「では、パフェへ向けて出発!」
「あいよー」
長らく使っていたパソコンがついにお陀仏になって、15万の新しいノートパソコンを買った。
半分は、値段が値段だし、父親に出してもらった。
まだ高校生だ。
バイトをしているといっても、月に十数万も稼げるわけがない。
ルキアは白哉から札束もらって、いろいろ散財しているが。
「ほら、ルキア、行くぞ」
「ん?手をつなぐのか?」
「んだよ、わりぃかよ」
「いや、貴様もかわいいところがあるのだなと思ってな」
「彼氏彼女だろ。手繋いでも普通だろ」
「か、彼女な。慣れぬな。貴様と付き合っていると兄様にばれたら、兄様は怒るであろうか」
「いや、すでにばれてるからな」
「そうか。すでにばれて・・・・・えええええええええ」
ルキアは飛び上がった。
「何故だ!いつばれた!」
「この前、尸魂界に行った時、ルキアとキスしてるシーン見られて、呼び出しくらって、千本桜向けられて、幸せにしますって頭さげまくった」
「そうか・・・・兄様あああああああ」
ルキアは、今すぐ白哉を呼んで遊びではないと伝えたかった。
「大丈夫だ。白哉はちゃんと話したら分かってくれた」
「そうか。兄様は、私たちのことを知っているのか・・・・・・」
「んで、パフェ食うのはやめるのか?」
「あ、行くぞ!ほら、一護、もたもたせずに歩け!」
「さっむ・・・・今年は冷えるっていうしな」
マフラーを顔の半分まで巻き付けて、一護はルキアと手を繋いで歩きだす。
今日も、明日も、これからも。
ルキアは、とってもかわいい笑みを浮かべて、無理難題をひっかけてきた。
「親父からもらっただろう?あと、白哉からも」
「貴様の父上と兄様はあげる義理のようなものがあるから、くれる。一護なら、遠慮せずにもらえるからな」
「少しは俺の財布事情を察してくれよ」
「そうか。エロ本の買いすぎで・・・・・」
「違うわ!」
ルキアの頭にチョップをかますと、ルキアは涙目になりながら見上げてきた。
う。かわいい。
一護がそう思うと、ルキアはにやりと笑った。
「今、私のことをかわいいと思ったな、貴様」
「思ってない」
「いや、思った」
「だから、思ってねぇ」
「では、お年玉ももらえないような財布事情を察して、メロンクリームソーダパフェで手を打ってやろう」
「なんだよ、それ」
一護は苦笑して、ルキアの頭をなでた。
ルキアは、猫のように一護に頭を撫でられて気持ちよさげにしていた。
「じゃあ決まりだ。今から行くぞ!」
「おい、おかわりはだめだぞ。新しいパソコン買ってマジで金欠なんだからな!」
「ふふ、知っておるぞ。あさってはバイトしてる店の給料日であろう」
「何で知ってやがる!」
「さぁ、なぜであろうな?」
正解は、カレンダーに花丸がしてあったから、ルキアの感からきていた。
「あーもう、おかわりは1回だけだぞ」
「では、行くぞ・・・・寒い!」
ルキアは、暖房の効いた部屋から出て外に続く扉をあけてしめた。
「寒いから、温かいものにする・・・・・と思ったであろう?寒さを我慢して温かいレストランに入って食べるパフェが至福なのだ!」
「あー、さいでっか」
一護はもうどうでもよさげになっていた。
コートをきて、ルキアとおそろいのマフラーと手袋をする。ルキアは耳当てもしていた。
「では、パフェへ向けて出発!」
「あいよー」
長らく使っていたパソコンがついにお陀仏になって、15万の新しいノートパソコンを買った。
半分は、値段が値段だし、父親に出してもらった。
まだ高校生だ。
バイトをしているといっても、月に十数万も稼げるわけがない。
ルキアは白哉から札束もらって、いろいろ散財しているが。
「ほら、ルキア、行くぞ」
「ん?手をつなぐのか?」
「んだよ、わりぃかよ」
「いや、貴様もかわいいところがあるのだなと思ってな」
「彼氏彼女だろ。手繋いでも普通だろ」
「か、彼女な。慣れぬな。貴様と付き合っていると兄様にばれたら、兄様は怒るであろうか」
「いや、すでにばれてるからな」
「そうか。すでにばれて・・・・・えええええええええ」
ルキアは飛び上がった。
「何故だ!いつばれた!」
「この前、尸魂界に行った時、ルキアとキスしてるシーン見られて、呼び出しくらって、千本桜向けられて、幸せにしますって頭さげまくった」
「そうか・・・・兄様あああああああ」
ルキアは、今すぐ白哉を呼んで遊びではないと伝えたかった。
「大丈夫だ。白哉はちゃんと話したら分かってくれた」
「そうか。兄様は、私たちのことを知っているのか・・・・・・」
「んで、パフェ食うのはやめるのか?」
「あ、行くぞ!ほら、一護、もたもたせずに歩け!」
「さっむ・・・・今年は冷えるっていうしな」
マフラーを顔の半分まで巻き付けて、一護はルキアと手を繋いで歩きだす。
今日も、明日も、これからも。
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肩たたき
「新年あけましておめでとうございます、隊長!」
「ああ・・・・あけましておめでとう。お年玉のかわりに、これをやる」
白哉が取り出したのは、恋次が愛用している店の新しいゴーグルだった。
「ちょ、これ最近でたばっかの一番高いやつ・・・」
「そうなのか?安かったぞ」
そりゃ、4大貴族の目線から見れば、恋次の愛用の店など安いものばかり売っているような店に見えるだろう。
700万環(700万)はくだらないゴーグルを、恋次はつけるのではなしにそっと懐にしまった。
せっかくもらったのだが、金額が金額なのでつけて傷でもつけたらいやだ。
「つけぬのか?気に入らぬのであれば、別のものを取り寄せるが・・・・・」
「あ、気に入りました!つけます!」
懐にしまいこんだが、白哉がつけないことを訝しがるので、つけた。
内心ひやひやした。
700万のゴーグル。
高すぎる。
それを、お年玉のかわりだとほいほい与える白哉は、やっぱり金銭感覚がおかしい。
「じゃあ、隊長にもお年玉あげますね」
「は?」
白哉はびっくりしていた。
まさか、自分より貧乏で年下の副官からお年玉をもらうとは思っていなかったからだ。
「いや、あの現金じゃないし、ちゃちいですけどこれ」
肩たたき券。
そうわりと達筆で書かれた紙の束をもらって、白哉は声もなく笑った。
「・・・・・・・」
つぼにはまったらしく、さりとて笑い声を大きくあげるような人物ではないから、むせだした。
「大丈夫ですか、隊長!」
「はははは・・・・まさか、肩たたき券とは・・・・では、さっそく1枚使ってもよいか?」
そう聞かれて、恋次は頷いた。
「最近、書類仕事が多くてちょうど肩がこっているのだ。頼む」
「あー。これ、けっこうこってますねぇ」
白哉のさらりとした黒髪をわけて、肩を露わにさせると白いうなじが見えて、ドキンと心臓がはねあがった。
隊長羽織を脱ぎ、死覇装だけの姿になると、華奢さがわかる。
白哉の肩をもんでいく。
「ん・・・・・」
きもちよさに、白哉が声をあげる。
その声が、閨のものに似ているせいで、恋次は少し焦った。
「あ・・・・・・・」
この人は、自分をあおっているのだろうか。
そんな思考がよぎる。
「うむ、もうよい。すまぬ、恋次」
「いえ、お粗末様でした!ちょっと用ができたので、いってきますね!すぐ戻りますから!」
まさか、白哉の肩たたきというか、肩もみで反応された声で、息子さんがたってしまったなんて言えずに、トイレにかけこんで処理する。
戻ると、白哉は不思議そうな顔をしていた。
「私の声で勃ってしまったのであろう。なぜ、隠す?」
ばれてたーーー!!
恋次は、天井を仰いだ。
「抜いてやることくらいなら、してやるぞ?」
「まじっすか」
「貴様とこういう関係になって何年経つと思っている」
「すんません」
恋次は、その後白哉に抜いてもらったのだが、我慢がきかずに隊首室で白哉を押し倒してしまうのであった。
そして、禁欲半月を言い渡されるのであった。
「ああ・・・・あけましておめでとう。お年玉のかわりに、これをやる」
白哉が取り出したのは、恋次が愛用している店の新しいゴーグルだった。
「ちょ、これ最近でたばっかの一番高いやつ・・・」
「そうなのか?安かったぞ」
そりゃ、4大貴族の目線から見れば、恋次の愛用の店など安いものばかり売っているような店に見えるだろう。
700万環(700万)はくだらないゴーグルを、恋次はつけるのではなしにそっと懐にしまった。
せっかくもらったのだが、金額が金額なのでつけて傷でもつけたらいやだ。
「つけぬのか?気に入らぬのであれば、別のものを取り寄せるが・・・・・」
「あ、気に入りました!つけます!」
懐にしまいこんだが、白哉がつけないことを訝しがるので、つけた。
内心ひやひやした。
700万のゴーグル。
高すぎる。
それを、お年玉のかわりだとほいほい与える白哉は、やっぱり金銭感覚がおかしい。
「じゃあ、隊長にもお年玉あげますね」
「は?」
白哉はびっくりしていた。
まさか、自分より貧乏で年下の副官からお年玉をもらうとは思っていなかったからだ。
「いや、あの現金じゃないし、ちゃちいですけどこれ」
肩たたき券。
そうわりと達筆で書かれた紙の束をもらって、白哉は声もなく笑った。
「・・・・・・・」
つぼにはまったらしく、さりとて笑い声を大きくあげるような人物ではないから、むせだした。
「大丈夫ですか、隊長!」
「はははは・・・・まさか、肩たたき券とは・・・・では、さっそく1枚使ってもよいか?」
そう聞かれて、恋次は頷いた。
「最近、書類仕事が多くてちょうど肩がこっているのだ。頼む」
「あー。これ、けっこうこってますねぇ」
白哉のさらりとした黒髪をわけて、肩を露わにさせると白いうなじが見えて、ドキンと心臓がはねあがった。
隊長羽織を脱ぎ、死覇装だけの姿になると、華奢さがわかる。
白哉の肩をもんでいく。
「ん・・・・・」
きもちよさに、白哉が声をあげる。
その声が、閨のものに似ているせいで、恋次は少し焦った。
「あ・・・・・・・」
この人は、自分をあおっているのだろうか。
そんな思考がよぎる。
「うむ、もうよい。すまぬ、恋次」
「いえ、お粗末様でした!ちょっと用ができたので、いってきますね!すぐ戻りますから!」
まさか、白哉の肩たたきというか、肩もみで反応された声で、息子さんがたってしまったなんて言えずに、トイレにかけこんで処理する。
戻ると、白哉は不思議そうな顔をしていた。
「私の声で勃ってしまったのであろう。なぜ、隠す?」
ばれてたーーー!!
恋次は、天井を仰いだ。
「抜いてやることくらいなら、してやるぞ?」
「まじっすか」
「貴様とこういう関係になって何年経つと思っている」
「すんません」
恋次は、その後白哉に抜いてもらったのだが、我慢がきかずに隊首室で白哉を押し倒してしまうのであった。
そして、禁欲半月を言い渡されるのであった。
不幸なる大吉
浮竹と京楽は、なぜか新勇者パーティーと一緒に初詣にいった。
「お、大吉だ」
浮竹がおみくじをひくと、大吉が出た。
「ボクは吉だね」
京楽がひくと、吉がでた。
「あー、ついてねぇ。俺、凶だわ」
少年魔法使いが、凶とでたおみくじをやぶりすてた。
「おおおおおおおおおおお」
1人、寒い季節の中腰みの姿でサンバを踊って、賽銭箱に投げられる金貨をさっと盗んでいた新勇者もおみくじをひいた。
「大吉だあああああ」
「え、うそ」
「まじか?」
京楽も浮竹も、疑ったが、新勇者の手の中には大吉と書かれたおみくじがあった。
「しかし、なぜに新年から腰みの姿でサンバを・・・・・」
浮竹がつっこむが、全員首を横に振る。
関わるな、放置しておけということだった。
びちゃ。
「うわぁ!はとの糞が頭に直撃した!なんでだ!俺は大吉をひいたんだぞ!」
「思うにさぁ、貧乏神のスキルもマックスまでもってる君が、大吉って明らかにおかしいんだよ。それ、不幸な意味での大吉じゃない?」
京楽がそう言って、新勇者の手から大吉のおみくじをよくみると、小さな文字で「不幸の」と書かれてあった。
「やっぱり。こんな展開だと思ってたよ」
「きいいいいい!!!」
新勇者はサンバを踊りまくり、金貨をくすねる。
「おい、そこの君。ちょっと、署まできてもらおうか」
警察に通報されて、新勇者はお縄となり、ひったてられていった。
それから1週間は新勇者の姿を見なかった。
新勇者パーティーに聞いても、どこにいるのかわからないそうで、留置所から出たのは確かなのだが、それからの足取りが不明であった。
いないなら平和だが、いじめれないのでつまらない。
浮竹と京楽がそう思う頃、新勇者は姿を魔王城に現した。
「財布おとしてなくした。家のかぎなくした。家そのものが賃貸のお金払ってなかったからなくなった。段ボールで家を建ててたら、たちのきを要求されて、魔法で妨害したら火をつけられた。毎日、頭にハトの糞が落ちる」
しくしくと泣き出した新勇者は、まともな食事をとれていなかったのか、痩せていた。
さすがに哀れと思った浮竹が、新勇者に昼食を食べさせてやった。
「うう、ありがとう魔王。お礼は、俺の体で・・・・」
裸になっておそいかかってきた新勇者に、浮竹は驚いて固まる。
京楽が、すんでのところで新勇者を投げ飛ばす。
「君は何をしにきたんだい!浮竹は君が哀れだから昼食をあげたのに、お礼が体とかふざけてるのかい?」
「だって、人工聖剣エクスカリバーもなくしてしまった。今の俺は新勇者という名の浮浪者だ」
「だからって・・・・・」
「勇者京楽も、俺の体でお礼をしてあげよう」
「ぎゃああああああああ!!!」
浮竹と京楽の間に、新勇者パーティーが新勇者と浮竹と京楽の間に割り込んだ。
「何ばかなことしてるんだよ新勇者」
と、少年魔法使いが。
「せっかく3時のおやつまでもらえるような、親密な関係になれたのがおじゃんになるじゃないの!」
と、女僧侶が。
「お前は永遠に帰ってこなくてよかったにゃん」
と獣人盗賊が。
「うす」
と、青年戦士が。
「うわあああああああん!大吉でたのにひどいめにしかあわないよおおお」
さすがに哀れになって、浮竹は新勇者についていたド貧乏神MAXのスキルを消してやった。
「スキルの貧乏神をけした。少しはましになるだろう」
「おおお、魔王、さては俺の美貌のとりこだな!?」
「きもい」
浮竹ははきすてた。
「うわあああん。きもくないもん!アフロのかつら被ったイケメン美少年だもん!」
「あんなこと言ってるよ?」
「そっとしておいてやれ。頭の中が豆腐なんだ」
京楽と浮竹はこそこそと会話をする。
「ということで、俺は今日からこの魔王城で働くことになりました。1日三食昼寝つきということで」
「おい、誰だあんなやつ雇ったの」
浮竹が聞くと、人材派遣会社が派遣してきたらしい。
勇者教の人材派遣会社だった。
魔王の寝首をかけといいたいのだろう。
「今すぐくび」
「うわあああああああん!!!」
「あーもう、泣くな。1週間だけ雇ってやる」
「ほんとに!?」
「金がないんだろう。人工聖剣の行方はこっちで探しておくから、浮浪者になるのはやめろ。かりにも勇者だろうが」
「うん」
浮竹は、サービスだと裸エプロンをしてきた新勇者を蹴り飛ばした。
「ひどい!!サービスなのに!!」
「そんなサービスはいらん!寝所は寮を使え。賃金は大目に出すから、1週間経ったら出て行けよ」
「1か月にしてええええ」
「浮竹、大丈夫?新勇者、一応君の敵だよ」
「こんな変態新勇者にやられるようなら、俺もそこまでの魔王ということだ」
「かっこいい」
京楽は、浮竹の手を握った。
それから、新勇者は最初は皿洗いだったのだが、皿を割りすぎて掃除係になったが、ほうきを折りすぎて家畜係になり、家畜をかってに食べているのがばれて、さすがにそれには怒った浮竹が、新勇者の追放を宣言した。
「きてまだ5日目だが・・・・あまりに使えない。さらに大事に飼育していたヤギを勝手にジンギスカンにして食べやがって・・・・追放だ!!!」
「ええええええ!!明日から、俺はどうやって暮らしていけばいんだ!」
「勇者教に養ってもらうなり、モンスターを倒して冒険者稼業するなり、好きにしろ」
「でも、俺には剣が・・・・・」
「これでしょ。人工聖剣エクスカリバー。食い逃げした質にとられてたの、金貨150枚払って取り返しておいたよ」
「おおお、勇者京楽、神か!」
新勇者は、京楽のほっぺたにキスをした。
「おえええええええ!!!浮竹、アルコールとって!」
「京楽に何をする!」
「うふん。だって、魔王とできてるんだろう?俺のほうが若いし美しいし・・・・・」
京楽は、本気で怒った。
「それ以上いったら、首と胴がさよならするからね」
「ひいいいい」
京楽の本気の殺気を浴びて、新勇者は失禁していた。
「ああん、おもらしプレイ!(*´Д`)ハァハァ」
「きもい!消えろおおおおお!!!!」
浮竹は、持てるだけの力と魔力を使って、新勇者を魔王城の窓から投げ捨てた。
キラン。
お星様になった新勇者は、隣の大陸にまでふきとばされていくのだった。
「はぁ。きもかった・・・・」
「浮竹、消毒してええ。新勇者にほっぺキスされたああ」
浮竹は、京楽の頬をペロリと舐めた。
「ねぇ、寝室いこ?」
「京楽・・・・・」
実は、新勇者パーティーはその場にいた。
「はい、解散。今日は解散ねー」
京楽がそう言い出すと、承知しているのか新勇者パーティーは引き上げていく。
「二人きりになるのも久しぶりだもんね」
「ああ、そうだな」
二人は、手を握り合って寝室に向かうのであった。
「お、大吉だ」
浮竹がおみくじをひくと、大吉が出た。
「ボクは吉だね」
京楽がひくと、吉がでた。
「あー、ついてねぇ。俺、凶だわ」
少年魔法使いが、凶とでたおみくじをやぶりすてた。
「おおおおおおおおおおお」
1人、寒い季節の中腰みの姿でサンバを踊って、賽銭箱に投げられる金貨をさっと盗んでいた新勇者もおみくじをひいた。
「大吉だあああああ」
「え、うそ」
「まじか?」
京楽も浮竹も、疑ったが、新勇者の手の中には大吉と書かれたおみくじがあった。
「しかし、なぜに新年から腰みの姿でサンバを・・・・・」
浮竹がつっこむが、全員首を横に振る。
関わるな、放置しておけということだった。
びちゃ。
「うわぁ!はとの糞が頭に直撃した!なんでだ!俺は大吉をひいたんだぞ!」
「思うにさぁ、貧乏神のスキルもマックスまでもってる君が、大吉って明らかにおかしいんだよ。それ、不幸な意味での大吉じゃない?」
京楽がそう言って、新勇者の手から大吉のおみくじをよくみると、小さな文字で「不幸の」と書かれてあった。
「やっぱり。こんな展開だと思ってたよ」
「きいいいいい!!!」
新勇者はサンバを踊りまくり、金貨をくすねる。
「おい、そこの君。ちょっと、署まできてもらおうか」
警察に通報されて、新勇者はお縄となり、ひったてられていった。
それから1週間は新勇者の姿を見なかった。
新勇者パーティーに聞いても、どこにいるのかわからないそうで、留置所から出たのは確かなのだが、それからの足取りが不明であった。
いないなら平和だが、いじめれないのでつまらない。
浮竹と京楽がそう思う頃、新勇者は姿を魔王城に現した。
「財布おとしてなくした。家のかぎなくした。家そのものが賃貸のお金払ってなかったからなくなった。段ボールで家を建ててたら、たちのきを要求されて、魔法で妨害したら火をつけられた。毎日、頭にハトの糞が落ちる」
しくしくと泣き出した新勇者は、まともな食事をとれていなかったのか、痩せていた。
さすがに哀れと思った浮竹が、新勇者に昼食を食べさせてやった。
「うう、ありがとう魔王。お礼は、俺の体で・・・・」
裸になっておそいかかってきた新勇者に、浮竹は驚いて固まる。
京楽が、すんでのところで新勇者を投げ飛ばす。
「君は何をしにきたんだい!浮竹は君が哀れだから昼食をあげたのに、お礼が体とかふざけてるのかい?」
「だって、人工聖剣エクスカリバーもなくしてしまった。今の俺は新勇者という名の浮浪者だ」
「だからって・・・・・」
「勇者京楽も、俺の体でお礼をしてあげよう」
「ぎゃああああああああ!!!」
浮竹と京楽の間に、新勇者パーティーが新勇者と浮竹と京楽の間に割り込んだ。
「何ばかなことしてるんだよ新勇者」
と、少年魔法使いが。
「せっかく3時のおやつまでもらえるような、親密な関係になれたのがおじゃんになるじゃないの!」
と、女僧侶が。
「お前は永遠に帰ってこなくてよかったにゃん」
と獣人盗賊が。
「うす」
と、青年戦士が。
「うわあああああああん!大吉でたのにひどいめにしかあわないよおおお」
さすがに哀れになって、浮竹は新勇者についていたド貧乏神MAXのスキルを消してやった。
「スキルの貧乏神をけした。少しはましになるだろう」
「おおお、魔王、さては俺の美貌のとりこだな!?」
「きもい」
浮竹ははきすてた。
「うわあああん。きもくないもん!アフロのかつら被ったイケメン美少年だもん!」
「あんなこと言ってるよ?」
「そっとしておいてやれ。頭の中が豆腐なんだ」
京楽と浮竹はこそこそと会話をする。
「ということで、俺は今日からこの魔王城で働くことになりました。1日三食昼寝つきということで」
「おい、誰だあんなやつ雇ったの」
浮竹が聞くと、人材派遣会社が派遣してきたらしい。
勇者教の人材派遣会社だった。
魔王の寝首をかけといいたいのだろう。
「今すぐくび」
「うわあああああああん!!!」
「あーもう、泣くな。1週間だけ雇ってやる」
「ほんとに!?」
「金がないんだろう。人工聖剣の行方はこっちで探しておくから、浮浪者になるのはやめろ。かりにも勇者だろうが」
「うん」
浮竹は、サービスだと裸エプロンをしてきた新勇者を蹴り飛ばした。
「ひどい!!サービスなのに!!」
「そんなサービスはいらん!寝所は寮を使え。賃金は大目に出すから、1週間経ったら出て行けよ」
「1か月にしてええええ」
「浮竹、大丈夫?新勇者、一応君の敵だよ」
「こんな変態新勇者にやられるようなら、俺もそこまでの魔王ということだ」
「かっこいい」
京楽は、浮竹の手を握った。
それから、新勇者は最初は皿洗いだったのだが、皿を割りすぎて掃除係になったが、ほうきを折りすぎて家畜係になり、家畜をかってに食べているのがばれて、さすがにそれには怒った浮竹が、新勇者の追放を宣言した。
「きてまだ5日目だが・・・・あまりに使えない。さらに大事に飼育していたヤギを勝手にジンギスカンにして食べやがって・・・・追放だ!!!」
「ええええええ!!明日から、俺はどうやって暮らしていけばいんだ!」
「勇者教に養ってもらうなり、モンスターを倒して冒険者稼業するなり、好きにしろ」
「でも、俺には剣が・・・・・」
「これでしょ。人工聖剣エクスカリバー。食い逃げした質にとられてたの、金貨150枚払って取り返しておいたよ」
「おおお、勇者京楽、神か!」
新勇者は、京楽のほっぺたにキスをした。
「おえええええええ!!!浮竹、アルコールとって!」
「京楽に何をする!」
「うふん。だって、魔王とできてるんだろう?俺のほうが若いし美しいし・・・・・」
京楽は、本気で怒った。
「それ以上いったら、首と胴がさよならするからね」
「ひいいいい」
京楽の本気の殺気を浴びて、新勇者は失禁していた。
「ああん、おもらしプレイ!(*´Д`)ハァハァ」
「きもい!消えろおおおおお!!!!」
浮竹は、持てるだけの力と魔力を使って、新勇者を魔王城の窓から投げ捨てた。
キラン。
お星様になった新勇者は、隣の大陸にまでふきとばされていくのだった。
「はぁ。きもかった・・・・」
「浮竹、消毒してええ。新勇者にほっぺキスされたああ」
浮竹は、京楽の頬をペロリと舐めた。
「ねぇ、寝室いこ?」
「京楽・・・・・」
実は、新勇者パーティーはその場にいた。
「はい、解散。今日は解散ねー」
京楽がそう言い出すと、承知しているのか新勇者パーティーは引き上げていく。
「二人きりになるのも久しぶりだもんね」
「ああ、そうだな」
二人は、手を握り合って寝室に向かうのであった。
浮竹死んだけど幽霊です憑いてます25 蛇年
「今年もあけましておめでとう」
「ああ、おめでとう」
今年は、蛇年であった。
京楽が兎年のバニーヘアバンドを出してきた時のように、変なものを出してくることはなく、普通にお茶とお菓子が用意された。
昨日、浮竹はお留守番をさせられて、憑いているのだけど、京楽から離れていた。
「蛇年ということで、焼き物をつくってみたんだ。巳の焼き物だよ」
色までつけられていたが、とぐろをまいたそれはただのうんこにしか見えなかった。
「な・・・・・なんというか、奇妙な形だな」
「蛇はとぐろを巻くじゃない。その姿に粘土をいじって、焼き物にして色をつけたんだよ」
色は、茶色だった。
ますます、うんこの置物に見えてきた。
目は一応あるのだが、全体的に黒ずんでいるせいで目立たない。
「ほう、これはうんこの置物か?珍しいものを作るアホがいたものじゃな!」
「ちょ、夜一ちゃん!うんこの置物はないでしょ!」
突然、音もなく1番隊の執務室に現れた夜一は、肌も露わないつもの隠密起動の恰好で、2つある焼き物をみる。
「片方は、浮竹にやるつもりだったのか?浮竹も、うんこの焼き物なんてもらっても嬉しくもなかろう」
「いや、俺はたとえ本当にうんこの焼き物であっても、そこそこうれしいぞ。京楽が、俺のために自分の時間を犠牲にして、作ってくれた手作りのものだからな」
「浮竹ええええ」
浮竹に抱き着きたいが、浮竹は霊体なため透けてしまっていて、抱きしめることはできなかった。
たまに食べ物でエネルギーをとって、実体化できることはできるし、霊体を触れる手袋を使うと、浮竹を触ることはできた。
京楽は、霊体を触れる手袋をはめて、浮竹の頭を撫でまくった。
「ちょ、しつこいぞ、京楽」
浮竹が、何度も撫でる手がうっとうしくなって、京楽から距離をとる。
「ごめんごめん、でもつい嬉しくて」
京楽は、黒猫姿になって伸びをしている夜一にチュールをあげてから、浮竹を見る。
「実は、他の隊長たちの分もあるんだ」
「ほお。他の隊長にもうんこの焼き物を配るのか」
夜一は、黒猫姿のまま、笑った。
「他の隊長たちには、こっちの焼き物さ」
白い、蛇の焼き物があった。
どっからどう見ても蛇で、なぜに京楽は自分の分と浮竹の分をうんこのような焼き物になったのか、意味が分からなかった。
「京楽、お前まともに蛇の焼き物作れるのに、なぜ自分たちの分だけうんこみたいなんだ?」
「いやぁ、愛をこめたからねぇ。愛をこめすぎて、ほんとは白かったんだけど、焼きあがると真っ黒になってて、白い色を塗ってみたんだけど、茶色になちゃった」
てへっと舌を出すが、みかけは40前後のおっさんなので、あまりかわいくはない。
「俺も蛇の焼き物作る」
「え、でも実体化しないと作れないよ?」
「手だけ実体化する。手だけなら、2時間くらい実体化できそうだし」
浮竹はそう言って、京楽からあまっていた粘土をもらい、きちんとした蛇の形にしたものを作った。自分の分と、京楽の分の2個を作った。
「あとは、焼き上げて色を塗るだけだ」
「じゃあ、さっそく焼きにいこうか」
「わしの存在をないものとして扱うとは・・・・京楽も浮竹も、やるのお」
夜一は、一番隊の隊舎を飛び出して、きっと今頃夢中で自分を探しているであろう砕蜂をからかいに走り出す。
「おっと、隊長ではないが、砕蜂の分とわしの分、2つ焼き物をいただいていくぞ」
すでに無人となった一番隊執務室でそう言って、京楽が作った白い蛇の焼き物を2つもらっていく夜一であった。
一方の浮竹と京楽は、焼き物をする場所にきていた。
「お、京楽隊長、また焼き物ですか?」
「うん。今回は浮竹が作ったんだ。焼いてくれるかな?」
「はい、喜んで。明日には焼きあがっていると思うんで、明日の朝に取りにきてください」
「あー、明日の朝が待ち遠しいねぇ」
「別に、急ぎじゃなかったのに」
浮竹が苦笑すると、京楽も苦笑する。
「だって、浮竹の手作りってもう機会がないともらえないじゃい」
「それはそうだが」
「浮竹の手作りのものなんて、大切すぎて一生の宝物にするよ」
「大げさだな・・・・・・・」
浮竹は気分をよくしたのか、少しだけ実体化して京楽と唇を重ねる。
「ん・・・・・」
京楽は、貪るように浮竹に口づけた。
「んあっ・・・・もう限界だ。元に戻るぞ」
浮竹を抱いていた京楽の手は、虚空をつかんだ。
「ああ、こういう時実体化するのに時間制限があるのが悔しいねぇ」
「実体化できるだけ、まだましだろう。俺も、幽霊だったからまさか実体化できると最初思ってなかったし」
ある日、京楽が起きたら隣に浮竹が透き通った幽霊の体で、京楽に憑いていたのだ。
今では月に数時間実体化できたり、憑いてるといっても最初は離れられなかったが、今では浮竹は自由に外を行き来できるようにまでなっていた。
それでも、基本京楽に憑いて、その霊圧を吸い上げて存在しているので、どこかへ出かけても必ず京楽の元に帰ってくる。
浮竹が死んだものとして、世界に絶望していた京楽は、幽霊であってもまた浮竹に会うことができて、どれほど喜んだことか。
結婚式まで挙げてしまい、新婚旅行にまで出かけた。
もう、浮竹の存在は尸魂界中に知れ渡っていた。
次の日になり、焼き物を朝から浮竹と京楽はとりにきた。
綺麗に焼きあがっており、浮竹が手だけ実体化させて、白い体の色を塗って、目をつけて舌を赤くぬって、できあがりであった。
「これは、俺の分。こっちがお前の分だ」
京楽に、できたての焼き物を与えると、京楽は泣き出した。
「浮竹の手作りだああああ!」
「おい、泣くことはいだろう!」
「だって嬉しくて・・・・・」
「はぁ。一緒にいる今後も、また機会があったら何か手作りもの、作ってやるよ。料理はできないから、服とか?」
「楽しみにしてるね」
素人がいきなり服とかちょっと上級すぎて、無理っぽい気もしたが、誰かに手伝ってもらえばできそうなので、そうしようと思う浮竹だった。
今年の蛇年を飾る一番隊の執務室の机には、浮竹の作った綺麗な蛇の焼き物と、京楽の作ったうんこな焼き物が並ぶのであった。
「ああ、おめでとう」
今年は、蛇年であった。
京楽が兎年のバニーヘアバンドを出してきた時のように、変なものを出してくることはなく、普通にお茶とお菓子が用意された。
昨日、浮竹はお留守番をさせられて、憑いているのだけど、京楽から離れていた。
「蛇年ということで、焼き物をつくってみたんだ。巳の焼き物だよ」
色までつけられていたが、とぐろをまいたそれはただのうんこにしか見えなかった。
「な・・・・・なんというか、奇妙な形だな」
「蛇はとぐろを巻くじゃない。その姿に粘土をいじって、焼き物にして色をつけたんだよ」
色は、茶色だった。
ますます、うんこの置物に見えてきた。
目は一応あるのだが、全体的に黒ずんでいるせいで目立たない。
「ほう、これはうんこの置物か?珍しいものを作るアホがいたものじゃな!」
「ちょ、夜一ちゃん!うんこの置物はないでしょ!」
突然、音もなく1番隊の執務室に現れた夜一は、肌も露わないつもの隠密起動の恰好で、2つある焼き物をみる。
「片方は、浮竹にやるつもりだったのか?浮竹も、うんこの焼き物なんてもらっても嬉しくもなかろう」
「いや、俺はたとえ本当にうんこの焼き物であっても、そこそこうれしいぞ。京楽が、俺のために自分の時間を犠牲にして、作ってくれた手作りのものだからな」
「浮竹ええええ」
浮竹に抱き着きたいが、浮竹は霊体なため透けてしまっていて、抱きしめることはできなかった。
たまに食べ物でエネルギーをとって、実体化できることはできるし、霊体を触れる手袋を使うと、浮竹を触ることはできた。
京楽は、霊体を触れる手袋をはめて、浮竹の頭を撫でまくった。
「ちょ、しつこいぞ、京楽」
浮竹が、何度も撫でる手がうっとうしくなって、京楽から距離をとる。
「ごめんごめん、でもつい嬉しくて」
京楽は、黒猫姿になって伸びをしている夜一にチュールをあげてから、浮竹を見る。
「実は、他の隊長たちの分もあるんだ」
「ほお。他の隊長にもうんこの焼き物を配るのか」
夜一は、黒猫姿のまま、笑った。
「他の隊長たちには、こっちの焼き物さ」
白い、蛇の焼き物があった。
どっからどう見ても蛇で、なぜに京楽は自分の分と浮竹の分をうんこのような焼き物になったのか、意味が分からなかった。
「京楽、お前まともに蛇の焼き物作れるのに、なぜ自分たちの分だけうんこみたいなんだ?」
「いやぁ、愛をこめたからねぇ。愛をこめすぎて、ほんとは白かったんだけど、焼きあがると真っ黒になってて、白い色を塗ってみたんだけど、茶色になちゃった」
てへっと舌を出すが、みかけは40前後のおっさんなので、あまりかわいくはない。
「俺も蛇の焼き物作る」
「え、でも実体化しないと作れないよ?」
「手だけ実体化する。手だけなら、2時間くらい実体化できそうだし」
浮竹はそう言って、京楽からあまっていた粘土をもらい、きちんとした蛇の形にしたものを作った。自分の分と、京楽の分の2個を作った。
「あとは、焼き上げて色を塗るだけだ」
「じゃあ、さっそく焼きにいこうか」
「わしの存在をないものとして扱うとは・・・・京楽も浮竹も、やるのお」
夜一は、一番隊の隊舎を飛び出して、きっと今頃夢中で自分を探しているであろう砕蜂をからかいに走り出す。
「おっと、隊長ではないが、砕蜂の分とわしの分、2つ焼き物をいただいていくぞ」
すでに無人となった一番隊執務室でそう言って、京楽が作った白い蛇の焼き物を2つもらっていく夜一であった。
一方の浮竹と京楽は、焼き物をする場所にきていた。
「お、京楽隊長、また焼き物ですか?」
「うん。今回は浮竹が作ったんだ。焼いてくれるかな?」
「はい、喜んで。明日には焼きあがっていると思うんで、明日の朝に取りにきてください」
「あー、明日の朝が待ち遠しいねぇ」
「別に、急ぎじゃなかったのに」
浮竹が苦笑すると、京楽も苦笑する。
「だって、浮竹の手作りってもう機会がないともらえないじゃい」
「それはそうだが」
「浮竹の手作りのものなんて、大切すぎて一生の宝物にするよ」
「大げさだな・・・・・・・」
浮竹は気分をよくしたのか、少しだけ実体化して京楽と唇を重ねる。
「ん・・・・・」
京楽は、貪るように浮竹に口づけた。
「んあっ・・・・もう限界だ。元に戻るぞ」
浮竹を抱いていた京楽の手は、虚空をつかんだ。
「ああ、こういう時実体化するのに時間制限があるのが悔しいねぇ」
「実体化できるだけ、まだましだろう。俺も、幽霊だったからまさか実体化できると最初思ってなかったし」
ある日、京楽が起きたら隣に浮竹が透き通った幽霊の体で、京楽に憑いていたのだ。
今では月に数時間実体化できたり、憑いてるといっても最初は離れられなかったが、今では浮竹は自由に外を行き来できるようにまでなっていた。
それでも、基本京楽に憑いて、その霊圧を吸い上げて存在しているので、どこかへ出かけても必ず京楽の元に帰ってくる。
浮竹が死んだものとして、世界に絶望していた京楽は、幽霊であってもまた浮竹に会うことができて、どれほど喜んだことか。
結婚式まで挙げてしまい、新婚旅行にまで出かけた。
もう、浮竹の存在は尸魂界中に知れ渡っていた。
次の日になり、焼き物を朝から浮竹と京楽はとりにきた。
綺麗に焼きあがっており、浮竹が手だけ実体化させて、白い体の色を塗って、目をつけて舌を赤くぬって、できあがりであった。
「これは、俺の分。こっちがお前の分だ」
京楽に、できたての焼き物を与えると、京楽は泣き出した。
「浮竹の手作りだああああ!」
「おい、泣くことはいだろう!」
「だって嬉しくて・・・・・」
「はぁ。一緒にいる今後も、また機会があったら何か手作りもの、作ってやるよ。料理はできないから、服とか?」
「楽しみにしてるね」
素人がいきなり服とかちょっと上級すぎて、無理っぽい気もしたが、誰かに手伝ってもらえばできそうなので、そうしようと思う浮竹だった。
今年の蛇年を飾る一番隊の執務室の机には、浮竹の作った綺麗な蛇の焼き物と、京楽の作ったうんこな焼き物が並ぶのであった。
奴隷竜とSランク冒険者58
ちびドラゴンになった浮竹は、いろんなストレスでちびドラゴン化したインフェルノドラゴンの京楽にもたれかかり、ぱたぱたと白い翼で空を飛んでインフェルノドラゴンの京楽をもちあげたりして、遊んでいた。
『あのね、見かけはこうだけど、ボクは中身は大人だから・・・・・・』
「ぴぎゃああ?」
浮竹は分からないと首をかしげる。
「ぬおおおおおおおお、嫉妬おおおお」
京楽は仲のいい二人を見て、嫉妬していた。
『冒険者の京楽、おちついてくれ』
「ぬおおお、嫉妬の炎で火事がおきそう」
『おーい、フルムーンドラゴンの俺。京楽で遊ぶのはほどほどにしてやってくれよ。まだ病み上がりなんだから』
「ぴぎゃああ!!!」
インフェルノドラゴンの京楽をぶんぶん振り回して、浮竹は遊んでいた。
インフェルノドラゴンの京楽の中身は大人のままだが、ドラゴンの姿になった浮竹は中身まで子供に戻ってしまう。
子供にきつく言っても分からないので、インフェルノドラゴンの京楽は浮竹の遊びにつきあってやった。
「嫉妬おおおおお」
「ぴぎゃああ」
「ぴーーー」
二人して、京楽に向かってブレスを吐いた。
まずは浮竹のアイシクルブレスを受けて京楽は凍り付き、次にインフェルノドラゴンの京楽の炎で溶かされて黒焦げになった。
「のあああ、髪がアフロにいいいいい!!!」
「ぴぎゃぴぎゃ」
それを見て、浮竹は笑っていた。
インフェルノドラゴンの京楽は、やりすぎたかなと思った。
『仕方ないなぁ。ヒール』
「あ、元に戻った。アフロもダメージ扱いなのね」
ハイエルフの浮竹がヒールを唱えると、京楽のアフロは元に戻っていた。
「ぴぎゃあああ」
「え、もっかいアフロになれって?いやだよ!いくら浮竹の頼みでもいやなものはいやだよ」
「ぴえええええん」
泣き出した浮竹を、ハイエルフの浮竹が抱っこしてあやす。
「嫉妬おおおおお」
京楽は、なんにでも嫉妬するようになっていた。
「浮竹おいで」
「ぴぎゃああ」
いやだと首をふり、浮竹はハイエルフの浮竹にしがみつく。
「なんでええええ」
「ぴぎゃ」
「それより腹減ったから飯作れって?はいはい、分かりましたよ・・・・」
この4人の中で、料理できるのは京楽だけだった。
いつもはインフェルノドラゴンの京楽も料理をするが、ストレスでちびドラゴン姿なので調理は不可能に近い。
頑張ればできそうだけど。
「かなり前に渡したブラックサーペントの肉、残ってるよね?」
『ああ。食べきれなくて、アイテムポケットの中に収納したままだ』
「じゃあ、ブラックサーペントの餃子と、牛丼ならぬブラックサーペント丼でも作りますか」
「ぴぎゃ!」
ご飯を作ってくれると分かって、浮竹は京楽の頭の上にのっかる。
「つまみぐいはだめだよ」
「ぴぎゃああああ!!!」
つまみ食いする気満々だった浮竹は、京楽の言葉を聞かずに、まだ完成していないブラックサーペントの餃子をつまみ食いして、まだ完成していない生肉であったが、ドラゴンはもともと肉食であるから、気にしたそぶりも見せずに、浮竹はつまみ食いをする。
「ああもう、浮竹がいると料理がいっこうにできあがらない。ハイエルフの浮竹、浮竹を頼むよ」
ぽいっと渡されて、浮竹はハイエルフの浮竹に思いっきりもふもふされて、「ぴぎゃぴぎゃ」と喜ぶのであった。
ちなみに、もふられるのは気持ちがいいらしい。
「はい、完成」
京楽は、ブラックサーペントの餃子とブラックサーペント丼を出してきた。
飲み物は果実酒を。
果実酒を、浮竹は飲もうとして、中身が自分だけオレンジジュースであることに気づいて、文句をいう。
「ぴぎゃああ」
「え?酒をよこせ・・・ってそんなこといってないか。コーラのほうがよかったの?」
「ぴぎゃああ」
「仕方ないなぁ。コーラ入れてあげるから、コップもっておいで」
「ぴぎゃ」
『『なんだかんだいって、仲がいい』』
見事にはもる、ハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽であった。
『あのね、見かけはこうだけど、ボクは中身は大人だから・・・・・・』
「ぴぎゃああ?」
浮竹は分からないと首をかしげる。
「ぬおおおおおおおお、嫉妬おおおお」
京楽は仲のいい二人を見て、嫉妬していた。
『冒険者の京楽、おちついてくれ』
「ぬおおお、嫉妬の炎で火事がおきそう」
『おーい、フルムーンドラゴンの俺。京楽で遊ぶのはほどほどにしてやってくれよ。まだ病み上がりなんだから』
「ぴぎゃああ!!!」
インフェルノドラゴンの京楽をぶんぶん振り回して、浮竹は遊んでいた。
インフェルノドラゴンの京楽の中身は大人のままだが、ドラゴンの姿になった浮竹は中身まで子供に戻ってしまう。
子供にきつく言っても分からないので、インフェルノドラゴンの京楽は浮竹の遊びにつきあってやった。
「嫉妬おおおおお」
「ぴぎゃああ」
「ぴーーー」
二人して、京楽に向かってブレスを吐いた。
まずは浮竹のアイシクルブレスを受けて京楽は凍り付き、次にインフェルノドラゴンの京楽の炎で溶かされて黒焦げになった。
「のあああ、髪がアフロにいいいいい!!!」
「ぴぎゃぴぎゃ」
それを見て、浮竹は笑っていた。
インフェルノドラゴンの京楽は、やりすぎたかなと思った。
『仕方ないなぁ。ヒール』
「あ、元に戻った。アフロもダメージ扱いなのね」
ハイエルフの浮竹がヒールを唱えると、京楽のアフロは元に戻っていた。
「ぴぎゃあああ」
「え、もっかいアフロになれって?いやだよ!いくら浮竹の頼みでもいやなものはいやだよ」
「ぴえええええん」
泣き出した浮竹を、ハイエルフの浮竹が抱っこしてあやす。
「嫉妬おおおおお」
京楽は、なんにでも嫉妬するようになっていた。
「浮竹おいで」
「ぴぎゃああ」
いやだと首をふり、浮竹はハイエルフの浮竹にしがみつく。
「なんでええええ」
「ぴぎゃ」
「それより腹減ったから飯作れって?はいはい、分かりましたよ・・・・」
この4人の中で、料理できるのは京楽だけだった。
いつもはインフェルノドラゴンの京楽も料理をするが、ストレスでちびドラゴン姿なので調理は不可能に近い。
頑張ればできそうだけど。
「かなり前に渡したブラックサーペントの肉、残ってるよね?」
『ああ。食べきれなくて、アイテムポケットの中に収納したままだ』
「じゃあ、ブラックサーペントの餃子と、牛丼ならぬブラックサーペント丼でも作りますか」
「ぴぎゃ!」
ご飯を作ってくれると分かって、浮竹は京楽の頭の上にのっかる。
「つまみぐいはだめだよ」
「ぴぎゃああああ!!!」
つまみ食いする気満々だった浮竹は、京楽の言葉を聞かずに、まだ完成していないブラックサーペントの餃子をつまみ食いして、まだ完成していない生肉であったが、ドラゴンはもともと肉食であるから、気にしたそぶりも見せずに、浮竹はつまみ食いをする。
「ああもう、浮竹がいると料理がいっこうにできあがらない。ハイエルフの浮竹、浮竹を頼むよ」
ぽいっと渡されて、浮竹はハイエルフの浮竹に思いっきりもふもふされて、「ぴぎゃぴぎゃ」と喜ぶのであった。
ちなみに、もふられるのは気持ちがいいらしい。
「はい、完成」
京楽は、ブラックサーペントの餃子とブラックサーペント丼を出してきた。
飲み物は果実酒を。
果実酒を、浮竹は飲もうとして、中身が自分だけオレンジジュースであることに気づいて、文句をいう。
「ぴぎゃああ」
「え?酒をよこせ・・・ってそんなこといってないか。コーラのほうがよかったの?」
「ぴぎゃああ」
「仕方ないなぁ。コーラ入れてあげるから、コップもっておいで」
「ぴぎゃ」
『『なんだかんだいって、仲がいい』』
見事にはもる、ハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽であった。
奴隷竜とSランク冒険者57
「あけましておめでとう」
「あけましておめでとうだよ~」
浮竹と京楽は、ハイエルフ浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)に来ていた。
ハイエルフの浮竹は元気そうだったが、インフェルノドラゴンの京楽はつい数日前にさらわれて、血をぬきとられたりしていたので、おとなしくベッドで横になっていた。
インフェルノドラゴンの京楽が寂しくないように、ハイエルフの浮竹はインフェルノドラゴンの京楽の寝室で寝泊まりをして、食事は作り置きしておいたものを食べたりしていた。
「インフェルノドラゴンのボクが臥せってると聞いて、冷凍した料理を数日分もってきたよ?」
『ありがとう。助かる。そろそろ作りおきの食事が尽きかけていたんだ。京楽に無理はさせられないし、俺は料理できないし、どこかの店で買ってくるしかないと思っていたところなんだ』
ハイエルフの浮竹は、冷凍された食事を受け取って、アイテムポケットの中に収納していく。
アイテムポケットの中では時間の流れが止まっており、入れられた食品などが溶けることも腐ることもなく、いれた状態のままを永遠と持続させる。
素材になるモンスターを入れたりできるので、容量も大きい。
浮竹など、京楽に隠れてフレイムバードのヒナやらケルベロスの子犬などを、アイテムポケットに入れて、飼っていた。
「ポチは元気かなぁ」
数日前、魔大陸に返したケルベロスのポチを思い出して、浮竹は思いをはせる。
『ポチって?』
インフェルノドラゴンの京楽が聞いてくると、京楽が答えた。
「浮竹ってば、ボクに内緒でケルベロスの子犬を拾って、アイテムポケットの中で飼ってたんだよ。テイムした状態になっていたけど、ボクには噛みついてくるし、炎のブレスを吐いてくるし・・・・・・・」
『テイムされた状態でそれは、ケルベロスの子犬になめられてたんだろね。自分より格下の相手だと思われてるよ、それって』
「ぬううう、ポチめ、エサをあげていたのに全然なつかないし!」
『ケルベロスをテイムか。なかなかやるな、フルムーンドラゴンの俺』
「ポチは迷子だったんだ。親とはぐれたみたいで、干し肉をちらつかせたら尻尾ふってやってきたから、テイムできた」
地獄の番犬と呼ばれるケルベロスは、魔大陸以外では、ダンジョンのボスとして存在している。
脅威度はAランク。
Sランク冒険者でも、舐めてかかると手傷を負わせられる相手だった。
『どこで迷子になってたんだ?』
「Sランクダンジョンの最下層の宝物庫にいた」
「ええ、そんな場所にいたの?」
「京楽に気づかれないように、ささっとアイテムポケットに入れたからな」
「それ、迷子になってたっていうより、成長して次のフロアボスになるのを待ってたんじゃ・・・・」
『でも、Sランクダンジョンの最下層ボスでしょ?それが脅威度Aランクのケルベロスってことはないんじゃないかな』
もっともなインフェルノドラゴンの京楽の言葉に、浮竹も頷く。
「多分、試練なんだと思う。どう扱うかによって、宝物庫から出られなくなったりしてたかもしれない。退治していれば、きっと宝物庫に閉じ込められていた」
「宝物庫は転移スクロールがきかないからね。もしも閉じ込められていたら、扉をぶち破るしかなかっただろうね。そうすると、ダンジョンを破壊したということでダンジョンマスターが出てきて、出禁を食らっただろうね」
そのポチは、今魔大陸で元気にやっていた。
『ポチの所持品はあるか?』
「ああ、テイムした証の首輪をまだ持っている」
『かして。今何しているか、映像をうつしだす魔法をかけてみよう』
浮竹が、ハイエルフの自分にポチのテイムした証の首輪を渡すと、映像が浮かんできた。
ノイズがまじっているが、どうやらモンスターに囲まれた人間を助けているようで、人間は冒険者のようで、見ているとポチをテイムしていた。
「ポチ、新しい主人ができたんだな。野生だとやっていけないと思って心配していたけど、テイムされたのなら安心だ」
「ワイバーンの群れに襲われていたみたいだね。見たところ、Aランク冒険者のようだし、ポチを使って戦力がアップするなら、うれしいね」
浮竹は、かわいいポチを思い出す。
「ああ、ポチ・・・できれば、もっと飼っていたかったかなぁ」
「簡便してよ。体長1メートル超えてたんだよ?もう立派な大人だよ」
『まぁ、宿屋で飼うために出すには、大きすぎるね』
「そういえば、インフェルノドラゴンの京楽は、具合は大丈夫なのか?」
『ああ、うん。安静にしてるから、数日で復帰できると思うよ』
京楽が空気を読んで、この前二人きりにしたことも理解できていない浮竹は、またハイエルフの浮竹を見る。
「どうして、二人きりになりたいんだ?」
「ちょ、浮竹!」
『いや、この前は二人きりになりたかったんだ。フルムーンドラゴンの俺でもあるだろう?京楽と二人きりになりたいことが」
「ああ、スケベなことされるから?」
『冒険者の京楽、まだこっちの俺はドラゴンでは子供であるということを・・・・』
「その辺は、ボクも理解してるよ!浮竹が嫌がるならしないけど、求められるからね」
『ふむ・・・・』
浮竹と京楽は、肉体関係がある。
京楽が、浮竹がドラゴンの年齢でいうと子供であると知ったのは、何十回も抱いた後のことだった。
『フルムーンドラゴンの俺、冒険者の京楽に抱かれたくなくなったら、俺に言うといい」
「どうしてだ?セックスはきもちいいから、好きだぞ?」
ハイエルフの浮竹は、頭を抱え込んだ。
『まぁ、それはそっちのボクとフルムーンドラゴンの浮竹の話なんだから、ボクたちが口だしする権利はないでしょ』
『でも、京楽・・・・こいつはまだ子供で・・・・・』
『ドラゴンとしてはね。人間の姿をすれば大人なんだから、別にいいんじゃないの』
『うぐっ』
浮竹のためを思っての言動だったが、とうの浮竹は自分が子供であると分かっていないようであった。
「俺は、ドラゴンでは子供かもしれないが、人間としてなら成人している。だから、大人として扱ってほしい」
『ほら、フルムーンドラゴンの彼もそう言ってることだし』
『冒険者の京楽!』
「はいいい」
『フルムーンドラゴンの俺を、エロで泣かせるのはいいが、それ以外で浮気したりして泣かせたりしないようにな!』
「大丈夫だよ。ボクは浮竹一筋だから」
「俺も、京楽一筋だぞ?」
何気にのろけあう二人を、ハイエルフの浮竹もインフェルノドラゴンの京楽も、おなかいっぱいですという表情で見るのであった。
「あけましておめでとうだよ~」
浮竹と京楽は、ハイエルフ浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)に来ていた。
ハイエルフの浮竹は元気そうだったが、インフェルノドラゴンの京楽はつい数日前にさらわれて、血をぬきとられたりしていたので、おとなしくベッドで横になっていた。
インフェルノドラゴンの京楽が寂しくないように、ハイエルフの浮竹はインフェルノドラゴンの京楽の寝室で寝泊まりをして、食事は作り置きしておいたものを食べたりしていた。
「インフェルノドラゴンのボクが臥せってると聞いて、冷凍した料理を数日分もってきたよ?」
『ありがとう。助かる。そろそろ作りおきの食事が尽きかけていたんだ。京楽に無理はさせられないし、俺は料理できないし、どこかの店で買ってくるしかないと思っていたところなんだ』
ハイエルフの浮竹は、冷凍された食事を受け取って、アイテムポケットの中に収納していく。
アイテムポケットの中では時間の流れが止まっており、入れられた食品などが溶けることも腐ることもなく、いれた状態のままを永遠と持続させる。
素材になるモンスターを入れたりできるので、容量も大きい。
浮竹など、京楽に隠れてフレイムバードのヒナやらケルベロスの子犬などを、アイテムポケットに入れて、飼っていた。
「ポチは元気かなぁ」
数日前、魔大陸に返したケルベロスのポチを思い出して、浮竹は思いをはせる。
『ポチって?』
インフェルノドラゴンの京楽が聞いてくると、京楽が答えた。
「浮竹ってば、ボクに内緒でケルベロスの子犬を拾って、アイテムポケットの中で飼ってたんだよ。テイムした状態になっていたけど、ボクには噛みついてくるし、炎のブレスを吐いてくるし・・・・・・・」
『テイムされた状態でそれは、ケルベロスの子犬になめられてたんだろね。自分より格下の相手だと思われてるよ、それって』
「ぬううう、ポチめ、エサをあげていたのに全然なつかないし!」
『ケルベロスをテイムか。なかなかやるな、フルムーンドラゴンの俺』
「ポチは迷子だったんだ。親とはぐれたみたいで、干し肉をちらつかせたら尻尾ふってやってきたから、テイムできた」
地獄の番犬と呼ばれるケルベロスは、魔大陸以外では、ダンジョンのボスとして存在している。
脅威度はAランク。
Sランク冒険者でも、舐めてかかると手傷を負わせられる相手だった。
『どこで迷子になってたんだ?』
「Sランクダンジョンの最下層の宝物庫にいた」
「ええ、そんな場所にいたの?」
「京楽に気づかれないように、ささっとアイテムポケットに入れたからな」
「それ、迷子になってたっていうより、成長して次のフロアボスになるのを待ってたんじゃ・・・・」
『でも、Sランクダンジョンの最下層ボスでしょ?それが脅威度Aランクのケルベロスってことはないんじゃないかな』
もっともなインフェルノドラゴンの京楽の言葉に、浮竹も頷く。
「多分、試練なんだと思う。どう扱うかによって、宝物庫から出られなくなったりしてたかもしれない。退治していれば、きっと宝物庫に閉じ込められていた」
「宝物庫は転移スクロールがきかないからね。もしも閉じ込められていたら、扉をぶち破るしかなかっただろうね。そうすると、ダンジョンを破壊したということでダンジョンマスターが出てきて、出禁を食らっただろうね」
そのポチは、今魔大陸で元気にやっていた。
『ポチの所持品はあるか?』
「ああ、テイムした証の首輪をまだ持っている」
『かして。今何しているか、映像をうつしだす魔法をかけてみよう』
浮竹が、ハイエルフの自分にポチのテイムした証の首輪を渡すと、映像が浮かんできた。
ノイズがまじっているが、どうやらモンスターに囲まれた人間を助けているようで、人間は冒険者のようで、見ているとポチをテイムしていた。
「ポチ、新しい主人ができたんだな。野生だとやっていけないと思って心配していたけど、テイムされたのなら安心だ」
「ワイバーンの群れに襲われていたみたいだね。見たところ、Aランク冒険者のようだし、ポチを使って戦力がアップするなら、うれしいね」
浮竹は、かわいいポチを思い出す。
「ああ、ポチ・・・できれば、もっと飼っていたかったかなぁ」
「簡便してよ。体長1メートル超えてたんだよ?もう立派な大人だよ」
『まぁ、宿屋で飼うために出すには、大きすぎるね』
「そういえば、インフェルノドラゴンの京楽は、具合は大丈夫なのか?」
『ああ、うん。安静にしてるから、数日で復帰できると思うよ』
京楽が空気を読んで、この前二人きりにしたことも理解できていない浮竹は、またハイエルフの浮竹を見る。
「どうして、二人きりになりたいんだ?」
「ちょ、浮竹!」
『いや、この前は二人きりになりたかったんだ。フルムーンドラゴンの俺でもあるだろう?京楽と二人きりになりたいことが」
「ああ、スケベなことされるから?」
『冒険者の京楽、まだこっちの俺はドラゴンでは子供であるということを・・・・』
「その辺は、ボクも理解してるよ!浮竹が嫌がるならしないけど、求められるからね」
『ふむ・・・・』
浮竹と京楽は、肉体関係がある。
京楽が、浮竹がドラゴンの年齢でいうと子供であると知ったのは、何十回も抱いた後のことだった。
『フルムーンドラゴンの俺、冒険者の京楽に抱かれたくなくなったら、俺に言うといい」
「どうしてだ?セックスはきもちいいから、好きだぞ?」
ハイエルフの浮竹は、頭を抱え込んだ。
『まぁ、それはそっちのボクとフルムーンドラゴンの浮竹の話なんだから、ボクたちが口だしする権利はないでしょ』
『でも、京楽・・・・こいつはまだ子供で・・・・・』
『ドラゴンとしてはね。人間の姿をすれば大人なんだから、別にいいんじゃないの』
『うぐっ』
浮竹のためを思っての言動だったが、とうの浮竹は自分が子供であると分かっていないようであった。
「俺は、ドラゴンでは子供かもしれないが、人間としてなら成人している。だから、大人として扱ってほしい」
『ほら、フルムーンドラゴンの彼もそう言ってることだし』
『冒険者の京楽!』
「はいいい」
『フルムーンドラゴンの俺を、エロで泣かせるのはいいが、それ以外で浮気したりして泣かせたりしないようにな!』
「大丈夫だよ。ボクは浮竹一筋だから」
「俺も、京楽一筋だぞ?」
何気にのろけあう二人を、ハイエルフの浮竹もインフェルノドラゴンの京楽も、おなかいっぱいですという表情で見るのであった。
姫はじめ
「新年あけましておめでとう!さぁ、ボクと姫はじめしよう、浮竹!」
パンツ一丁でスタンバイしている京楽に、浮竹は大きなため息をついた。
「そんなこと、お前とするわけないだろう!ダッチワイフ相手にでもしてろ!」
京楽は、浮竹に似せて作ったダッチワイフを持っていた。
何度捨ててもまた拾ってきたり、作らせたりするので、浮竹もそれで京楽の欲望が解消されるならと、見て見ぬふりをしていた。
「ダッチワイフもいいけど、本物の浮竹と姫はじめしたい!」
「だから、するわけないと言っている!お前とはキスとハグまでだ」
「ええ~( ゚Д゚)」
文句たらたらな京楽の頭を、ハリセンでしばく。
「いやん、気持ちいい!」
「この変態があああ!!!」
京楽は、さらにうなろうとするうハリセンをもつ浮竹の腕を右手で止める。
「京楽?」
「じゃあ、キスとハグだけで・・・・・」
「んんっ」
京楽は、突然浮竹の唇を奪った。
「んーーー」
浮竹が息継ぎを忘れるほどに、深く口づける。
「んあ・・・・・」
浮竹は、京楽のキスのテクニックの前で、腰砕けになった。
「どう、続きしたくない?」
「だめだ。キスまでだ・・・・・」
「じゃあ、ハグする」
浮竹を、京楽は抱きしめる。
浮竹は、びくんと体を強張らせたが、優しい温度にすぐに体の力を抜いた。
「もう一度、キスするよ」
「んっ」
舌を絡めあいながら、お互いの唾液を飲みこむ。
舌が去ってくと、つっと銀の糸がたれた。
「大好きだよ、浮竹」
「あ、京楽・・・・・・」
久しぶりに、変態ではない京楽に迫られて、浮竹は内心たじたじになった。
変態でない京楽など、いつぶり以来だろか。
「ねぇ、ボクと姫はじめしてみない?」
「だめだ。キスとハグまでと決めている」
「けちーーー」
そう言いながら、京楽は浮竹を押し倒す。
院生の服に手をかけられて、浮竹は京楽の頭に頭突きをした。
「おぶ!」
「はぁはぁ・・・危なかった」
京楽は、白目をむいて気絶していた。
「まったく、京楽のやつ・・・・」
気絶したままの京楽を床に放置して、浮竹は昼食をとるために食堂に行った。
いつもは浮竹と京楽はセットで行動しているため、一人の浮竹は珍しくて周囲の友人が京楽はどうしたのだと聞いてくるので、気絶していると伝えておいた。
「その、大変だな。気をつけろよ。京楽のやつ、まじで浮竹の貞操狙っているからな」
「何かあったら、助けを呼ぶのもありだぞ?」
友人達からそんなアドバイスをもらって、正月なのでおせちを食べて寮の部屋に戻ると、はぁはぁと荒い息をはいて、フルチンで浮竹のダッチワイフを相手にスコスコしている京楽を見てしまい、浮竹は悲鳴をあげた。
「ぎゃあああああああああ!!!」
「うわああああ、見つかったあああああ!ぎゃあああああ、浮竹、落ち着いて!浮竹を相手にしてないじゃない!」
「俺のダッチワイフでそんなことするなあああ!!破道の4、白雷!」
「もぎゃああああああ!!!!」
貫通する光をいじって、雷のようにして打つと、京楽は黒焦げになった。
黒焦げになった京楽に衣服を着させて、簀巻きにしてベランダに投げ捨てる。
「お前は、一生ここで一人でスコスコしてろ!」
意識の戻った京楽に、そう吐き捨てた。
「ああん、浮竹、君がいないところでしかしてないから許してよおお」
「俺の目が届く範囲でするな!」
「だって、浮竹がいない時って限られてるから・・・・夜にしてもいいんだけど、(*´Д`)ハァハァ言うから気づかれそうで・・・・」
「夜にやってたら、殴って蹴ってる」
ベランダに浮竹のダッチワイフも投げ捨てて、浮竹は冷たく言う。
「ベランダでなら、好きなだけしていいぞ。寒いけど、今のお前にはちょうどいい気温だろう?」
「したいけど、この簀巻きといてええええ」
「簀巻きは解かん」
「スコスコできないいいい」
「するな!好きなだけしていいといったが、冗談だ!何もするな!ダッチワイフが俺ってところも気に食わん」
「だって、本物の浮竹はさせてくれないじゃない」
「当り前だ!俺たちは親友以上かもしれないが、恋人同士ではないんだぞ!」
「もう、いっそ認めちゃいなよ。君もボクを欲しがってることに」
浮竹は、簀巻きにした京楽の顔に水をかける。
「アホなこと言うな!俺は、お前と違ってお前に抱かれたいわけじゃない」
「そんなあああ。キスとかハグすると、その先をしてくれってって顔するじゃない」
「そうお前には見えているだけだ。俺はそんなこと、思っていない」
「ボクの思い過ごし!?もぎゃああ、うわああああああん!!!!」
泣き始めた京楽が泣き止むまで、2時間かかった。
一緒に風呂に入ってやるという約束をするまで、泣きまくった京楽の、作戦勝ちであった。
「まったく、お前は世話のかかる・・・」
ベランダで簀巻きにして泣きわめかれて、近所迷惑なので部屋の中にいれて簀巻きを解いてやる。
「(;゚∀゚)=3ハァハァ 今日、ボクと一緒に風呂に入ってね?」
「仕方ない。約束だ。何かしたら、しばくからな」
「ああ、夜が待ち遠しいなぁ」
夜がきて風呂に入る時間になり、フルチンの京楽とは反対に胸の位置までしっかりバスタオルを巻いて風呂に入る浮竹であった。
パンツ一丁でスタンバイしている京楽に、浮竹は大きなため息をついた。
「そんなこと、お前とするわけないだろう!ダッチワイフ相手にでもしてろ!」
京楽は、浮竹に似せて作ったダッチワイフを持っていた。
何度捨ててもまた拾ってきたり、作らせたりするので、浮竹もそれで京楽の欲望が解消されるならと、見て見ぬふりをしていた。
「ダッチワイフもいいけど、本物の浮竹と姫はじめしたい!」
「だから、するわけないと言っている!お前とはキスとハグまでだ」
「ええ~( ゚Д゚)」
文句たらたらな京楽の頭を、ハリセンでしばく。
「いやん、気持ちいい!」
「この変態があああ!!!」
京楽は、さらにうなろうとするうハリセンをもつ浮竹の腕を右手で止める。
「京楽?」
「じゃあ、キスとハグだけで・・・・・」
「んんっ」
京楽は、突然浮竹の唇を奪った。
「んーーー」
浮竹が息継ぎを忘れるほどに、深く口づける。
「んあ・・・・・」
浮竹は、京楽のキスのテクニックの前で、腰砕けになった。
「どう、続きしたくない?」
「だめだ。キスまでだ・・・・・」
「じゃあ、ハグする」
浮竹を、京楽は抱きしめる。
浮竹は、びくんと体を強張らせたが、優しい温度にすぐに体の力を抜いた。
「もう一度、キスするよ」
「んっ」
舌を絡めあいながら、お互いの唾液を飲みこむ。
舌が去ってくと、つっと銀の糸がたれた。
「大好きだよ、浮竹」
「あ、京楽・・・・・・」
久しぶりに、変態ではない京楽に迫られて、浮竹は内心たじたじになった。
変態でない京楽など、いつぶり以来だろか。
「ねぇ、ボクと姫はじめしてみない?」
「だめだ。キスとハグまでと決めている」
「けちーーー」
そう言いながら、京楽は浮竹を押し倒す。
院生の服に手をかけられて、浮竹は京楽の頭に頭突きをした。
「おぶ!」
「はぁはぁ・・・危なかった」
京楽は、白目をむいて気絶していた。
「まったく、京楽のやつ・・・・」
気絶したままの京楽を床に放置して、浮竹は昼食をとるために食堂に行った。
いつもは浮竹と京楽はセットで行動しているため、一人の浮竹は珍しくて周囲の友人が京楽はどうしたのだと聞いてくるので、気絶していると伝えておいた。
「その、大変だな。気をつけろよ。京楽のやつ、まじで浮竹の貞操狙っているからな」
「何かあったら、助けを呼ぶのもありだぞ?」
友人達からそんなアドバイスをもらって、正月なのでおせちを食べて寮の部屋に戻ると、はぁはぁと荒い息をはいて、フルチンで浮竹のダッチワイフを相手にスコスコしている京楽を見てしまい、浮竹は悲鳴をあげた。
「ぎゃあああああああああ!!!」
「うわああああ、見つかったあああああ!ぎゃあああああ、浮竹、落ち着いて!浮竹を相手にしてないじゃない!」
「俺のダッチワイフでそんなことするなあああ!!破道の4、白雷!」
「もぎゃああああああ!!!!」
貫通する光をいじって、雷のようにして打つと、京楽は黒焦げになった。
黒焦げになった京楽に衣服を着させて、簀巻きにしてベランダに投げ捨てる。
「お前は、一生ここで一人でスコスコしてろ!」
意識の戻った京楽に、そう吐き捨てた。
「ああん、浮竹、君がいないところでしかしてないから許してよおお」
「俺の目が届く範囲でするな!」
「だって、浮竹がいない時って限られてるから・・・・夜にしてもいいんだけど、(*´Д`)ハァハァ言うから気づかれそうで・・・・」
「夜にやってたら、殴って蹴ってる」
ベランダに浮竹のダッチワイフも投げ捨てて、浮竹は冷たく言う。
「ベランダでなら、好きなだけしていいぞ。寒いけど、今のお前にはちょうどいい気温だろう?」
「したいけど、この簀巻きといてええええ」
「簀巻きは解かん」
「スコスコできないいいい」
「するな!好きなだけしていいといったが、冗談だ!何もするな!ダッチワイフが俺ってところも気に食わん」
「だって、本物の浮竹はさせてくれないじゃない」
「当り前だ!俺たちは親友以上かもしれないが、恋人同士ではないんだぞ!」
「もう、いっそ認めちゃいなよ。君もボクを欲しがってることに」
浮竹は、簀巻きにした京楽の顔に水をかける。
「アホなこと言うな!俺は、お前と違ってお前に抱かれたいわけじゃない」
「そんなあああ。キスとかハグすると、その先をしてくれってって顔するじゃない」
「そうお前には見えているだけだ。俺はそんなこと、思っていない」
「ボクの思い過ごし!?もぎゃああ、うわああああああん!!!!」
泣き始めた京楽が泣き止むまで、2時間かかった。
一緒に風呂に入ってやるという約束をするまで、泣きまくった京楽の、作戦勝ちであった。
「まったく、お前は世話のかかる・・・」
ベランダで簀巻きにして泣きわめかれて、近所迷惑なので部屋の中にいれて簀巻きを解いてやる。
「(;゚∀゚)=3ハァハァ 今日、ボクと一緒に風呂に入ってね?」
「仕方ない。約束だ。何かしたら、しばくからな」
「ああ、夜が待ち遠しいなぁ」
夜がきて風呂に入る時間になり、フルチンの京楽とは反対に胸の位置までしっかりバスタオルを巻いて風呂に入る浮竹であった。
お正月
新勇者は、いつものように魔王城にきて昼飯をたかっていた。
パーティーメンバーも当たり前のように昼飯を食べていた。
魔王である浮竹も、勇者京楽も、もう慣れてしまったので文句も言わない。ただ、昼食とお茶の時間まではいいが、夕食までたかりにきたらさすがに止めるが。
「ふはははは!自然であるのが一番だ!」
新勇者は、毛根が死滅しているのでハゲだった。
自然が一番といいながら、アフロのかつらをかぶっていた。
「カラミティファイア」
浮竹がアフロのかつらを燃やすと、新勇者は涙を流しながら金色のアフロのかつらをアイテムポケットから取り出してかぶった。
「カラミティファイア」
それも燃やすと、新勇者は浮竹に向かって叫ぶ。
「なぜ、俺のアフロを燃やす!」
「お前が新勇者だからだ」
「あふん!魔王さえも虜にする俺・・・・なんて罪深い。この美しい外見のせいで、俺は魔王さえも惑わしてしまっている」
「きもいこと、言わないでくれる?」
本当の勇者である京楽が、新勇者のピンクのアフロのかつらを切った。
「もぎゃあああ、頭皮もちょっとかすめた!」
頭からちょっと血を流して、新勇者は「ヒール、ヒール」と回復魔法をかけまくる。
「そういえば、もう正月だね。お年玉あげるから、新勇者パーティー、こっちにおいで。新勇者にはお年玉はなしね」
「差別だあああああ!!!」
新勇者も、何気にお年玉をもらう列の最後に並んだ。
「お、金貨100枚もあるにゃん。勇者は気前がいいにゃん」
獣人盗賊が、もらったお年玉の袋をあけて、喜んでいた。
女僧侶、少年魔法使い、青年戦士もそれぞれ金貨100枚をもらった。
最後に並んだ新勇者に、京楽は仕方ないとばかりにお年玉をあげた。
「銅貨10枚!?他のメンバーと差がありすぎるだろ!」
新勇者は文句を言うが、浮竹がこう言った。
「折れたお前の人工聖剣エクスカリバーを元に戻してやるのに金貨200枚がかかった。それを全部払えるなら、金貨100枚をやろう」
「うおおおお、金貨200枚なんてもってない!財布には銀貨3枚しか入ってない!」
「じゃあ、銅貨10枚で我慢することだ。フルチンになってフラダンスを踊ったら、金貨200枚やろう」
「まじか!約束だぞ!」
新勇者は恥というものがないので、すぐにフルチンになるとフラダンスを踊りだした。
「カラミティファイア!」
浮竹は、新勇者の股間に向かって魔法を放つ。
「もぎゃああああああ!俺のいちもつが、灰に!」
「くくく・・・・ユニークスキル不幸なる者がある限り、お前は不幸な目にあい続けるのだ。なくても、あい続けるけどな」
ヒールヒールと、なんとか股間のいちもつを復活させる。
「く、俺のユニークスキル不幸なる者をお前にくれてやる!」
前も一度そうしたように、新勇者は自分のスキルを浮竹に与えた。
すると、不幸なる者は幸福なる者になってしまうのであった。
それをはぎとって再び自分のものにすると、前はすぐに不幸なる者に戻ったスキルが幸福なる者のままだった。
その効果か、浮竹が金貨200枚をくれた。
「フルチンでフラダンスした褒美の金だ。あと、お年玉として金貨150枚をやろう」
「ちょっと、浮竹、しっかりして!幸福なる者のスキルで、洗脳されてるよ!」
「え、あ、俺はなぜ新勇者にお年玉を・・・・・・」
「ふははははは!もらったからな!金貨350枚は俺のものだ!」
パンツ一丁で、高笑いをする新勇者は、幸福なる者のスキルの偉大さに感激して、パーティーメンバーからそれぞれ一人につき金貨30枚をお年玉としてもらった。
「幸福なる者・・・俺にふさわしい」
「やっかいなスキルだね。剥奪させてもらうからね!」
京楽は、聖剣エクスカリバーでスキルをはぎ取った。
「うわあああ!俺の偉大なスキルがあああ!!!」
「君にはこれがお似合いだよ」
スキル「ただの石」を与えられた。
ただの石のような存在感になってしまうスキルであった。
「哀れだから、あげた金貨はそのままにしておこう」
「浮竹、いいの?」
「ああ。どうせ、仲間うちで争う」
その通りで、新勇者パーティーはお年玉30枚を返せと新勇者をもみくちゃにして、ぼこぼこにして、浮竹があげた金貨350枚も奪われていった。
「うわあああん、文無しだああああ」
銅貨10枚だけが、かろうじで残された。
自分の股間に向けて、またヒールヒールと連打する。
パールホワイト色のアフロをかぶり、パンツ一丁の新勇者に、新年のあいさつだと浮竹はアルティメットジャッジメントの魔法を放った。
「アルティメットジャッジメント!」
正義の鉄槌が、新勇者をもみくちゃにして、新勇者は魔法の勢いでふきとんで、お星さまになった。
「さぁ、新勇者パーティーも、新勇者と同じ道をたどるか?」
浮竹がアルティメットジャッジメントの魔法を新勇者パーティーに向けるので、新勇者パーティはこそこそと逃げていく。
「はぁ、やっと京楽と二人きりになれた」
「浮竹、そんなにボクと二人きりになりたかったの?」
「だって、新年なのに新勇者パーティーはくるし、新勇者もくるし・・・・」
「姫はじめ、しよっか」
京楽の言葉に、浮竹は真っ赤になる。
「な、京楽・・・・・・」
「いやかい?」
「いやじゃ、ない・・・・・・」
二人は、手を握りあいながら、寝室へと向かうのであった。
パーティーメンバーも当たり前のように昼飯を食べていた。
魔王である浮竹も、勇者京楽も、もう慣れてしまったので文句も言わない。ただ、昼食とお茶の時間まではいいが、夕食までたかりにきたらさすがに止めるが。
「ふはははは!自然であるのが一番だ!」
新勇者は、毛根が死滅しているのでハゲだった。
自然が一番といいながら、アフロのかつらをかぶっていた。
「カラミティファイア」
浮竹がアフロのかつらを燃やすと、新勇者は涙を流しながら金色のアフロのかつらをアイテムポケットから取り出してかぶった。
「カラミティファイア」
それも燃やすと、新勇者は浮竹に向かって叫ぶ。
「なぜ、俺のアフロを燃やす!」
「お前が新勇者だからだ」
「あふん!魔王さえも虜にする俺・・・・なんて罪深い。この美しい外見のせいで、俺は魔王さえも惑わしてしまっている」
「きもいこと、言わないでくれる?」
本当の勇者である京楽が、新勇者のピンクのアフロのかつらを切った。
「もぎゃあああ、頭皮もちょっとかすめた!」
頭からちょっと血を流して、新勇者は「ヒール、ヒール」と回復魔法をかけまくる。
「そういえば、もう正月だね。お年玉あげるから、新勇者パーティー、こっちにおいで。新勇者にはお年玉はなしね」
「差別だあああああ!!!」
新勇者も、何気にお年玉をもらう列の最後に並んだ。
「お、金貨100枚もあるにゃん。勇者は気前がいいにゃん」
獣人盗賊が、もらったお年玉の袋をあけて、喜んでいた。
女僧侶、少年魔法使い、青年戦士もそれぞれ金貨100枚をもらった。
最後に並んだ新勇者に、京楽は仕方ないとばかりにお年玉をあげた。
「銅貨10枚!?他のメンバーと差がありすぎるだろ!」
新勇者は文句を言うが、浮竹がこう言った。
「折れたお前の人工聖剣エクスカリバーを元に戻してやるのに金貨200枚がかかった。それを全部払えるなら、金貨100枚をやろう」
「うおおおお、金貨200枚なんてもってない!財布には銀貨3枚しか入ってない!」
「じゃあ、銅貨10枚で我慢することだ。フルチンになってフラダンスを踊ったら、金貨200枚やろう」
「まじか!約束だぞ!」
新勇者は恥というものがないので、すぐにフルチンになるとフラダンスを踊りだした。
「カラミティファイア!」
浮竹は、新勇者の股間に向かって魔法を放つ。
「もぎゃああああああ!俺のいちもつが、灰に!」
「くくく・・・・ユニークスキル不幸なる者がある限り、お前は不幸な目にあい続けるのだ。なくても、あい続けるけどな」
ヒールヒールと、なんとか股間のいちもつを復活させる。
「く、俺のユニークスキル不幸なる者をお前にくれてやる!」
前も一度そうしたように、新勇者は自分のスキルを浮竹に与えた。
すると、不幸なる者は幸福なる者になってしまうのであった。
それをはぎとって再び自分のものにすると、前はすぐに不幸なる者に戻ったスキルが幸福なる者のままだった。
その効果か、浮竹が金貨200枚をくれた。
「フルチンでフラダンスした褒美の金だ。あと、お年玉として金貨150枚をやろう」
「ちょっと、浮竹、しっかりして!幸福なる者のスキルで、洗脳されてるよ!」
「え、あ、俺はなぜ新勇者にお年玉を・・・・・・」
「ふははははは!もらったからな!金貨350枚は俺のものだ!」
パンツ一丁で、高笑いをする新勇者は、幸福なる者のスキルの偉大さに感激して、パーティーメンバーからそれぞれ一人につき金貨30枚をお年玉としてもらった。
「幸福なる者・・・俺にふさわしい」
「やっかいなスキルだね。剥奪させてもらうからね!」
京楽は、聖剣エクスカリバーでスキルをはぎ取った。
「うわあああ!俺の偉大なスキルがあああ!!!」
「君にはこれがお似合いだよ」
スキル「ただの石」を与えられた。
ただの石のような存在感になってしまうスキルであった。
「哀れだから、あげた金貨はそのままにしておこう」
「浮竹、いいの?」
「ああ。どうせ、仲間うちで争う」
その通りで、新勇者パーティーはお年玉30枚を返せと新勇者をもみくちゃにして、ぼこぼこにして、浮竹があげた金貨350枚も奪われていった。
「うわあああん、文無しだああああ」
銅貨10枚だけが、かろうじで残された。
自分の股間に向けて、またヒールヒールと連打する。
パールホワイト色のアフロをかぶり、パンツ一丁の新勇者に、新年のあいさつだと浮竹はアルティメットジャッジメントの魔法を放った。
「アルティメットジャッジメント!」
正義の鉄槌が、新勇者をもみくちゃにして、新勇者は魔法の勢いでふきとんで、お星さまになった。
「さぁ、新勇者パーティーも、新勇者と同じ道をたどるか?」
浮竹がアルティメットジャッジメントの魔法を新勇者パーティーに向けるので、新勇者パーティはこそこそと逃げていく。
「はぁ、やっと京楽と二人きりになれた」
「浮竹、そんなにボクと二人きりになりたかったの?」
「だって、新年なのに新勇者パーティーはくるし、新勇者もくるし・・・・」
「姫はじめ、しよっか」
京楽の言葉に、浮竹は真っ赤になる。
「な、京楽・・・・・・」
「いやかい?」
「いやじゃ、ない・・・・・・」
二人は、手を握りあいながら、寝室へと向かうのであった。
オメガバース恋白7
「恋次、恋次」
白哉は、ヒート期間がきて別館の屋敷に閉じこもっていた。
愛しい自分の番のアルファを探す。
白哉の番は阿散井恋次。
本来、4大貴族の当主である白哉は、自分をアルファであると偽っていた。嘘がばれて、攫われて孕まされかけたこともあった。
今は世間に恋次と番であることを公表して、次代の朽木家当主は白哉が産む予定であった。
「隊長どうしたんすか」
「体が熱いのだ。抱いてくれ」
「今日の朝、したばっかりっすよ。それに朝食も昼食もとってないでしょう。まずは、飯を食ってください」
「貴様の手料理なら、食べてやる」
「ああもう、わがままなんだから・・・」
恋次は、頭のバンダナを巻きなおして、炊事場にいくと簡単な味噌汁に白ごはん、鮭の塩焼きを作った。
「ほら、作りましたよ。食べてください」
「貴様が食べさせろ」
「あーもう。わがままっすね」
そう言いながらも、恋次は幸せそうだった。
長い間想っていた人がオメガで、自分はアルファで恋仲になり、番になれた。
ほんとは自慢しまくりたいが、白哉は許さないだろう。
ヒート期間のため、子を成すことしか考えない体は、熱をはらみ、白哉の思考を鈍らせる。
「ほら、食べさせてあげますから・・・口あけてください」
言われた通り、白哉は口をあけて、恋次の作った簡単な料理を食べていった。
「じゃあ、抱いていいっすか?」
「眠くなった。寝る」
「ちょ、そりゃないでしょう!」
「朝したばかりであったのだろう。今日は夜まで、もう寝る。夜に抱け」
「ちょっとだけ、お預けっすか・・・・はぁ、仕方ないなぁ」
食事をとり、寝室の布団の上ですーすーと穏やかに眠る白哉の姿を見ていた。
恋次も、朝から白哉を抱いて体力を使ったので、仮眠した。
「隊長、もう夜ですよ」
「ん・・・まだ眠い。まだ、寝る」
白哉は、そう言って布団の中でもぞもぞしていた。
うとうとと、また眠りに入っていくのは、処方されている薬のせいだ。
ヒート期間、熱がでるほどうなされるので、解熱剤もかねた眠剤を処方されていた。
眠剤に耐性のない白哉は、ヒート期間の半分以上を寝て過ごす。
番とはいえ、同じ男に抱かれ続けるのは、白哉にとって幸福ではあるが、苦痛でもあった。
相手が恋次でよかったと、ヒート期間になるたびに思う。
さらに3時間ほど眠り、時計が深夜の0時を指す頃に、白哉は目覚めた。
「熱い・・・恋次、恋次」
恋次は、となりですやすや寝ていた。
その恋次の上に跨り、口づけて衣服を脱がしていき、白哉は眠ったままの恋次のものをしごいた。
「へあ、なんだ!?」
恋次は刺激で起きて、びっくりした。
目の前に白哉がいて、恋次は裸にされていちもつをしごかれていたのだ。
「ちょ、隊長!」
「これを、私の体の奥に。子種を注げ」
「隊長!?」
白哉は、自分から恋次のものを口にふくんで、奉仕する。
「うあ・・・出ちゃいます、隊長」
恋次は、白哉の口の中で欲望をはじけさせていた。
「んっ・・・苦い・・・」
「何も飲まなくても・・・・・」
「来い、恋次」
白哉は着ていた死覇装を脱ぎ捨てて、恋次を誘う。
「どうなっても、知らないっすよ。先に誘ってきたのは、隊長なんだから」
-------------------------------------------------
「ああああ!!!」
もう何度目かわからぬ熱を、体の最奥にある子宮で受け止めて、白哉は啼いた。
「んあ・・・・ひあう」
中を抉り、すりあげられる。
それが思考を真っ白にする。
「ひああああ」
中いきを覚えた体は、精液を吐き出さなくともいくことができた。
「んあ・・・・」
ずるりと一度引き抜かれると、一気に最奥まで貫かれた。
「あーーーー!!」
びくんと白哉の背がしなり、一番大きな中いきと同時に、精液を吐き出していた。
呼吸が乱れて、はぁはぁと荒い息を互いにつく。
「恋次・・・・もう、熱は去った。今夜は、このくらいで・・・・・」
「誘ってきたのは隊長のほうっすよ。俺が満足するまで、抱かれてください」
「だめだ、壊れる・・・・・」
「俺が隊長を壊す?快感でちょっとだけの間頭がいかれるくらいっすよ。壊れたりしません」
「あ・・・だめだ、これ以上は、ひあ!」
恋次は白哉を再び貫いて、揺さぶった。
「あ、恋次、恋次」
「俺はここにいますよ、隊長」
「愛している・・・・恋次」
「俺も、隊長を愛してます。愛しいから、こんだけ固執する。もっと乱れてください」
「あああああああ!!!」
ぐりっと最奥を抉られて、白哉はまたいっていた。
「恋次・・・・・・」
「隊長、俺のものだ・・・・・・・」
番の証である首筋の噛まれた後に、恋次は噛みつく。
「ん・・・・」
ぴりっとした痛みを感じながら、白哉は意識を失った。
次に起きると、太陽は昇っていた。
アフターピルは飲まされたらしく、薬の箱が布団の横にあった。後始末やらを終わらせたらしく、白哉は新しい布団で眠っていた。
「恋次・・・・・・」
恋次は、眠っていた。
その日の深夜までお互いを貪りあっていたので、疲れたのだろう。
白哉は起き上がり、恋次を真似て白米をたき、味噌汁を作り、鮭の塩焼きを作ってみた。
初めて料理する割には、まともな形になっていた。
「んー隊長?いい匂いがする・・・」
「その、味は保証できぬが、真似て料理を作ってみた。朝餉にしよう」
白哉は、起きた恋次の前に朝餉として料理を出した。
「隊長が料理!?槍が降る!」
「失礼な奴だな・・・・・」
「お、でもうまそうっすね。味は・・・うーん、味噌汁がちょっと濃いかなぁ。鮭の塩加減はばっちりっすね」
「人生で初めて料理をしたのだ。少しくらい味がおかしくても、黙って食せ」
「隊長、はじめてつくってこれなら、素質あるかもしれないっすね。今度料理教えるから、覚えてみませんか?」
「料理か・・・だが、朽木家には専用の料理人がいる。ほどほどにだな」
「そっかぁ。俺は一人暮らしだから自炊できるけど、隊長は4大貴族だし専用料理人がいるんすよねぇ。まぁ、ヒート期間に料理人を連れてこれないので、届けてもらうんすけど・・・ヒート期間中だけ、料理してみませんか。俺が教えるんで」
「まぁ、よいだろう」
白哉は、濃いといわれた味噌汁を飲みながら、はじめて作ったわりにはダークマターにならなくてよかったと思うのだった。
白哉は、ヒート期間がきて別館の屋敷に閉じこもっていた。
愛しい自分の番のアルファを探す。
白哉の番は阿散井恋次。
本来、4大貴族の当主である白哉は、自分をアルファであると偽っていた。嘘がばれて、攫われて孕まされかけたこともあった。
今は世間に恋次と番であることを公表して、次代の朽木家当主は白哉が産む予定であった。
「隊長どうしたんすか」
「体が熱いのだ。抱いてくれ」
「今日の朝、したばっかりっすよ。それに朝食も昼食もとってないでしょう。まずは、飯を食ってください」
「貴様の手料理なら、食べてやる」
「ああもう、わがままなんだから・・・」
恋次は、頭のバンダナを巻きなおして、炊事場にいくと簡単な味噌汁に白ごはん、鮭の塩焼きを作った。
「ほら、作りましたよ。食べてください」
「貴様が食べさせろ」
「あーもう。わがままっすね」
そう言いながらも、恋次は幸せそうだった。
長い間想っていた人がオメガで、自分はアルファで恋仲になり、番になれた。
ほんとは自慢しまくりたいが、白哉は許さないだろう。
ヒート期間のため、子を成すことしか考えない体は、熱をはらみ、白哉の思考を鈍らせる。
「ほら、食べさせてあげますから・・・口あけてください」
言われた通り、白哉は口をあけて、恋次の作った簡単な料理を食べていった。
「じゃあ、抱いていいっすか?」
「眠くなった。寝る」
「ちょ、そりゃないでしょう!」
「朝したばかりであったのだろう。今日は夜まで、もう寝る。夜に抱け」
「ちょっとだけ、お預けっすか・・・・はぁ、仕方ないなぁ」
食事をとり、寝室の布団の上ですーすーと穏やかに眠る白哉の姿を見ていた。
恋次も、朝から白哉を抱いて体力を使ったので、仮眠した。
「隊長、もう夜ですよ」
「ん・・・まだ眠い。まだ、寝る」
白哉は、そう言って布団の中でもぞもぞしていた。
うとうとと、また眠りに入っていくのは、処方されている薬のせいだ。
ヒート期間、熱がでるほどうなされるので、解熱剤もかねた眠剤を処方されていた。
眠剤に耐性のない白哉は、ヒート期間の半分以上を寝て過ごす。
番とはいえ、同じ男に抱かれ続けるのは、白哉にとって幸福ではあるが、苦痛でもあった。
相手が恋次でよかったと、ヒート期間になるたびに思う。
さらに3時間ほど眠り、時計が深夜の0時を指す頃に、白哉は目覚めた。
「熱い・・・恋次、恋次」
恋次は、となりですやすや寝ていた。
その恋次の上に跨り、口づけて衣服を脱がしていき、白哉は眠ったままの恋次のものをしごいた。
「へあ、なんだ!?」
恋次は刺激で起きて、びっくりした。
目の前に白哉がいて、恋次は裸にされていちもつをしごかれていたのだ。
「ちょ、隊長!」
「これを、私の体の奥に。子種を注げ」
「隊長!?」
白哉は、自分から恋次のものを口にふくんで、奉仕する。
「うあ・・・出ちゃいます、隊長」
恋次は、白哉の口の中で欲望をはじけさせていた。
「んっ・・・苦い・・・」
「何も飲まなくても・・・・・」
「来い、恋次」
白哉は着ていた死覇装を脱ぎ捨てて、恋次を誘う。
「どうなっても、知らないっすよ。先に誘ってきたのは、隊長なんだから」
-------------------------------------------------
「ああああ!!!」
もう何度目かわからぬ熱を、体の最奥にある子宮で受け止めて、白哉は啼いた。
「んあ・・・・ひあう」
中を抉り、すりあげられる。
それが思考を真っ白にする。
「ひああああ」
中いきを覚えた体は、精液を吐き出さなくともいくことができた。
「んあ・・・・」
ずるりと一度引き抜かれると、一気に最奥まで貫かれた。
「あーーーー!!」
びくんと白哉の背がしなり、一番大きな中いきと同時に、精液を吐き出していた。
呼吸が乱れて、はぁはぁと荒い息を互いにつく。
「恋次・・・・もう、熱は去った。今夜は、このくらいで・・・・・」
「誘ってきたのは隊長のほうっすよ。俺が満足するまで、抱かれてください」
「だめだ、壊れる・・・・・」
「俺が隊長を壊す?快感でちょっとだけの間頭がいかれるくらいっすよ。壊れたりしません」
「あ・・・だめだ、これ以上は、ひあ!」
恋次は白哉を再び貫いて、揺さぶった。
「あ、恋次、恋次」
「俺はここにいますよ、隊長」
「愛している・・・・恋次」
「俺も、隊長を愛してます。愛しいから、こんだけ固執する。もっと乱れてください」
「あああああああ!!!」
ぐりっと最奥を抉られて、白哉はまたいっていた。
「恋次・・・・・・」
「隊長、俺のものだ・・・・・・・」
番の証である首筋の噛まれた後に、恋次は噛みつく。
「ん・・・・」
ぴりっとした痛みを感じながら、白哉は意識を失った。
次に起きると、太陽は昇っていた。
アフターピルは飲まされたらしく、薬の箱が布団の横にあった。後始末やらを終わらせたらしく、白哉は新しい布団で眠っていた。
「恋次・・・・・・」
恋次は、眠っていた。
その日の深夜までお互いを貪りあっていたので、疲れたのだろう。
白哉は起き上がり、恋次を真似て白米をたき、味噌汁を作り、鮭の塩焼きを作ってみた。
初めて料理する割には、まともな形になっていた。
「んー隊長?いい匂いがする・・・」
「その、味は保証できぬが、真似て料理を作ってみた。朝餉にしよう」
白哉は、起きた恋次の前に朝餉として料理を出した。
「隊長が料理!?槍が降る!」
「失礼な奴だな・・・・・」
「お、でもうまそうっすね。味は・・・うーん、味噌汁がちょっと濃いかなぁ。鮭の塩加減はばっちりっすね」
「人生で初めて料理をしたのだ。少しくらい味がおかしくても、黙って食せ」
「隊長、はじめてつくってこれなら、素質あるかもしれないっすね。今度料理教えるから、覚えてみませんか?」
「料理か・・・だが、朽木家には専用の料理人がいる。ほどほどにだな」
「そっかぁ。俺は一人暮らしだから自炊できるけど、隊長は4大貴族だし専用料理人がいるんすよねぇ。まぁ、ヒート期間に料理人を連れてこれないので、届けてもらうんすけど・・・ヒート期間中だけ、料理してみませんか。俺が教えるんで」
「まぁ、よいだろう」
白哉は、濃いといわれた味噌汁を飲みながら、はじめて作ったわりにはダークマターにならなくてよかったと思うのだった。
奴隷竜とSランク冒険者56
「おーい、ハイエルフの俺、年末の大掃除の手伝いにきたぞー」
そう言って、浮竹と京楽はハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)にやってきた。
ちょうど、インフェルノドラゴンの京楽が、散らかった部屋を片付けている途中で、歓迎された。
『とにかく、ものが多くてね。わけのわからないものや不要だと思ったものはこのアイテムポケットに入れて、浄化の魔法で部屋を綺麗にしてくれると助かるよ』
「浄化の魔法で大掃除か。でも、部屋数が大そうだし、大変そうだな」
「浄化の魔法って、掃除用のやつでいいの?」
京楽がそう聞くと、インフェルノドラゴンの京楽は頷いた。
『身を清めるじゃなしに、外に出すかんじの浄化魔法でなんとかなるよ』
京楽は、おせちを作りたいと言い出すので、いったん京楽は部屋の掃除から外れて、キッチンに向かった。
「で、ハイエルフの俺は何をしているんだ?」
『どれも必要だって、捨てようとしているアイテムポケットの中身をあさってるよ』
「ハイエルフの俺・・・・・整理整頓が苦手なんだな」
浮竹は、散らかったハイエルフの浮竹の部屋を見て、ため息をこぼす。
『このはにわは金運を上昇してくれるからいるんだ!』
『いや、絶対ただのゴミでしょ』
『違う、こっちのホウキは自動で部屋を掃除してくれるホウキで・・・』
『で、それに掃除させた結果がこの部屋?』
いつもの2倍に散らかった部屋を見て、インフェルノドラゴンの京楽はホウキを躊躇なくへしおって、ゴミ箱と化したアイテムポケットに入れた。
『ああああ、俺の作品なのに!』
『君って、たまに変なの作るよね』
「こっちはあらかた掃除し終えたぞ」
浮竹が、二人のもとにいくと、ちょうどおせちを作り終えた京楽が、雑煮の入った鍋を手に、キッチンから出てきた。
「お昼にしようか」
『お、いい匂いだな』
『ちょっと、浮竹、その双子のハニワは捨てるからね!』
「ハイエルフの俺の趣味って、変だな」
『ほら、変だとか言われてるよ』
インフェルノドラゴンの京楽がそう言うが、ハイエルフの浮竹は気にしたそぶりも見せずに、双子のハニワを片手に雑煮をもらう。
『俺の趣味は凡人には理解されないんだ』
「とか言ってるぞ?」
『ボクは凡人じゃないけどね・・・・』
インフェルノドラゴンの京楽は不満げであった。
そこへ、京楽が言う。
「ボクの目から見ても、双子のハニワは変な物体だね」
『ほら、人間のボクもこう言ってるよ』
『他人には理解されないんだ。俺の趣味は崇高で・・・・』
「雑煮、食べないのか?全部、食べちゃうぞ?」
浮竹が残った大量の雑煮を、一人で食べつくしてしまいそうな勢いなので、ハイエルフの浮竹も慌てて自分の分の雑煮を確保した。
「食べ終わったら、大掃除の続きだな。ハイエルフの俺の趣味のものはバンバン捨てていく、でいんだな、インフェルノドラゴンの京楽?」
『うん。遠慮も躊躇もなく捨てていいよ』
『少しは遠慮しろーーーー』
雑煮を食べ終わり、ハイエルフの浮竹以外の3人で、神殿内の大掃除を終わらせた。
いらないものがつまったアイテムポケットは3つになっていた。
その中身を、ハイエルフの浮竹が見て、これは必要だこれは不要だと、違うアイテムポケットに入れなおすのに大忙しだった。
「手伝うか?」
『だめだ、俺以外に必要だと分かる者がいない』
「だ、そうだぞ?」
『浮竹?ちょっと、もういらないものがつまったアイテムポケット、いっそそのまま処分しちゃおう。そのほうが、すっきりするしさぁ』
邪悪な笑顔を浮かべて、インフェルノドラゴンの京楽は、まだハイエルフの浮竹が選別していないアイテムポケットを2つ、炎の魔法で燃やしつくしてしまった。
『わぁぁぁぁ、俺の大事なものがいっぱいなくなった!』
『ふう、これですっきりするね。この家も』
『ふふふふ、復元の魔法があることを忘れているな』
ハイエルフの浮竹は、灰になったアイテムポケットに魔法をかけて、燃やされる前の状態に戻すと、それを手に自分の部屋に閉じこもってしまった。
『わかったよ、浮竹。ボクが悪かったから、閉じこもらないで』
『本当か?勝手に捨てたりしないか?』
『うん』
そんな二人を、浮竹と京楽は、たい焼きと緑茶を飲みながら、寛いで見学していた。
『君たち、のんきにお茶してないで、ちょっとは手伝ってよ』
「だって、これはお前たちの問題だろう?俺や京楽が意見をするのは違うと思う」
「ボクもだね。ここは、君自身で片付けないと」
『確かに、それもそうだね。一緒に暮らしているのはボクなんだから』
大掃除をし終えて、浮竹と京楽は帰ることにした。
「何か用事があれば、またいつでも遊びにきてくれ。用事がなくても、ただ遊びにくるだけでもいいいぞ。俺たちも、遊びにくるからな」
『うん』
『またね』
「おせち、二人の分も作っておいたから、よければ食べてね」
京楽は、インフェルノドラゴンの自分からおせちを作る許可を得て、おせちを作ったのだが、ちゃんとハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽の分も用意していた。
年末年始は、大掃除やら挨拶やら、なんやかんやで忙しい。
年始は王都で過ごすことになりそうなので、年内に挨拶をすませて、浮竹と京楽はかえっていくのであった。
そう言って、浮竹と京楽はハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)にやってきた。
ちょうど、インフェルノドラゴンの京楽が、散らかった部屋を片付けている途中で、歓迎された。
『とにかく、ものが多くてね。わけのわからないものや不要だと思ったものはこのアイテムポケットに入れて、浄化の魔法で部屋を綺麗にしてくれると助かるよ』
「浄化の魔法で大掃除か。でも、部屋数が大そうだし、大変そうだな」
「浄化の魔法って、掃除用のやつでいいの?」
京楽がそう聞くと、インフェルノドラゴンの京楽は頷いた。
『身を清めるじゃなしに、外に出すかんじの浄化魔法でなんとかなるよ』
京楽は、おせちを作りたいと言い出すので、いったん京楽は部屋の掃除から外れて、キッチンに向かった。
「で、ハイエルフの俺は何をしているんだ?」
『どれも必要だって、捨てようとしているアイテムポケットの中身をあさってるよ』
「ハイエルフの俺・・・・・整理整頓が苦手なんだな」
浮竹は、散らかったハイエルフの浮竹の部屋を見て、ため息をこぼす。
『このはにわは金運を上昇してくれるからいるんだ!』
『いや、絶対ただのゴミでしょ』
『違う、こっちのホウキは自動で部屋を掃除してくれるホウキで・・・』
『で、それに掃除させた結果がこの部屋?』
いつもの2倍に散らかった部屋を見て、インフェルノドラゴンの京楽はホウキを躊躇なくへしおって、ゴミ箱と化したアイテムポケットに入れた。
『ああああ、俺の作品なのに!』
『君って、たまに変なの作るよね』
「こっちはあらかた掃除し終えたぞ」
浮竹が、二人のもとにいくと、ちょうどおせちを作り終えた京楽が、雑煮の入った鍋を手に、キッチンから出てきた。
「お昼にしようか」
『お、いい匂いだな』
『ちょっと、浮竹、その双子のハニワは捨てるからね!』
「ハイエルフの俺の趣味って、変だな」
『ほら、変だとか言われてるよ』
インフェルノドラゴンの京楽がそう言うが、ハイエルフの浮竹は気にしたそぶりも見せずに、双子のハニワを片手に雑煮をもらう。
『俺の趣味は凡人には理解されないんだ』
「とか言ってるぞ?」
『ボクは凡人じゃないけどね・・・・』
インフェルノドラゴンの京楽は不満げであった。
そこへ、京楽が言う。
「ボクの目から見ても、双子のハニワは変な物体だね」
『ほら、人間のボクもこう言ってるよ』
『他人には理解されないんだ。俺の趣味は崇高で・・・・』
「雑煮、食べないのか?全部、食べちゃうぞ?」
浮竹が残った大量の雑煮を、一人で食べつくしてしまいそうな勢いなので、ハイエルフの浮竹も慌てて自分の分の雑煮を確保した。
「食べ終わったら、大掃除の続きだな。ハイエルフの俺の趣味のものはバンバン捨てていく、でいんだな、インフェルノドラゴンの京楽?」
『うん。遠慮も躊躇もなく捨てていいよ』
『少しは遠慮しろーーーー』
雑煮を食べ終わり、ハイエルフの浮竹以外の3人で、神殿内の大掃除を終わらせた。
いらないものがつまったアイテムポケットは3つになっていた。
その中身を、ハイエルフの浮竹が見て、これは必要だこれは不要だと、違うアイテムポケットに入れなおすのに大忙しだった。
「手伝うか?」
『だめだ、俺以外に必要だと分かる者がいない』
「だ、そうだぞ?」
『浮竹?ちょっと、もういらないものがつまったアイテムポケット、いっそそのまま処分しちゃおう。そのほうが、すっきりするしさぁ』
邪悪な笑顔を浮かべて、インフェルノドラゴンの京楽は、まだハイエルフの浮竹が選別していないアイテムポケットを2つ、炎の魔法で燃やしつくしてしまった。
『わぁぁぁぁ、俺の大事なものがいっぱいなくなった!』
『ふう、これですっきりするね。この家も』
『ふふふふ、復元の魔法があることを忘れているな』
ハイエルフの浮竹は、灰になったアイテムポケットに魔法をかけて、燃やされる前の状態に戻すと、それを手に自分の部屋に閉じこもってしまった。
『わかったよ、浮竹。ボクが悪かったから、閉じこもらないで』
『本当か?勝手に捨てたりしないか?』
『うん』
そんな二人を、浮竹と京楽は、たい焼きと緑茶を飲みながら、寛いで見学していた。
『君たち、のんきにお茶してないで、ちょっとは手伝ってよ』
「だって、これはお前たちの問題だろう?俺や京楽が意見をするのは違うと思う」
「ボクもだね。ここは、君自身で片付けないと」
『確かに、それもそうだね。一緒に暮らしているのはボクなんだから』
大掃除をし終えて、浮竹と京楽は帰ることにした。
「何か用事があれば、またいつでも遊びにきてくれ。用事がなくても、ただ遊びにくるだけでもいいいぞ。俺たちも、遊びにくるからな」
『うん』
『またね』
「おせち、二人の分も作っておいたから、よければ食べてね」
京楽は、インフェルノドラゴンの自分からおせちを作る許可を得て、おせちを作ったのだが、ちゃんとハイエルフの浮竹とインフェルノドラゴンの京楽の分も用意していた。
年末年始は、大掃除やら挨拶やら、なんやかんやで忙しい。
年始は王都で過ごすことになりそうなので、年内に挨拶をすませて、浮竹と京楽はかえっていくのであった。
奴隷竜とSランク冒険者55
「年末だねぇ」
「それがどうかしたのか?」
浮竹は、京楽が焼いてくれたホットケーキをもっきゅもっきゅと食べながら、京楽を見る。
「大掃除しないと・・・って、ここは宿だったね。掃除はメイドさんがしてくれるからいいけど、1年に1回くらいはアイテムポケットの整理をしようかな」
ぎくりと、浮竹が強張る。
「浮竹?アイテムポケットに、変なもの入れてないよね?」
「な、なにも入れてないぞ。俺のアイテムポケットは整理しなくていい」
「だーめ。去年アイテムポケットに、フレイムバードのヒナ入れて育ててたでしょ!」
京楽が、去年浮竹のアイテムポケットを整理しようとして中身を取り出したら、フレイムバードという珍しい鳥のヒナを3羽育てていたのだ。
仕方なしに、巣立つまで育てることに同意したが。
「フレイムバードのヒナはいないぞ。今年は何もいないから、気にしなくていい!」
「あやしい・・・・バインド」
「あっ」
蔦の魔法で浮竹を拘束して、その間に浮竹がもっていたアイテムポケットを奪い、中身を整理しようととりだそうとして、何かにかまれた。
「あいた!また、何か中で飼ってるね?」
「飼ってない。育ててるだけだ」
アイテムポケットからでてきたのは、なんとケルベロスの子供の子犬だった。
「がるるるるるる」
「ちょ、ケルベロス!?いくらなんでもケルベロスはないでしょ!普通、ここは野生の狼とかでしょ!」
「大丈夫か、ポチ」
「ワン」
ポチと、ありふれた名前で名づけられたケルベロスの子犬は、浮竹に3つの頭をこすりつけて、しっぽをぶんぶんと振っていた。
「はぁ・・・また、とんでもないの育ててるね。どうせ、大きくなるまで育てるっていうんでしょ」
「そうだ。大きくなったら、魔大陸に戻す」
浮竹はバインドの魔法を打ち消して、ポチを抱き上げた。
「わん、わん!」
「完全にただの犬っぽい・・・・・」
「ぐるるるるる」
ただの犬というと、ケルベロスの子犬は怒って京楽に火のブレスを吐いた。
「わ!」
「ポチ、だめだぞ。これは京楽春水。エサじゃないぞー」
「どういう教え方してるの!」
「わん!」
ポチは、浮竹からドッグフードをもらって、3つの頭でそれぞれ3つの皿に盛ったドッグフードを食べた。
「最近、変にこそこそしてると思ったら、ケルベロスの子犬育ててたんだね」
「ポチは退治させないぞ!一応今は俺がテイムした状態だから、人への害はないが」
「ボクには噛みついてきたし、ブレスも吐いてきたよ」
「京楽は特別だ。ポチの愛だ」
「愛ねぇ。ボクが君から愛が欲しいね」
「んっ」
性欲魔人である京楽にスイッチが入り、浮竹の唇を奪う。
「あ、ポチ、アイテムポケットに戻ってくれ」
「くううん」
ポチは、言われた通りアイテムポケットの中に入っていった。
「あっ・・・・・」
アイテムの整理の途中で、京楽は浮竹を抱き上げると、ベッドに寝かせて互いに衣服をはいでいく。
「んんん・・・・・」
胸の先端をあまがみしたり、舐め転がしてきたりする京楽の行為に、浮竹のものが濡れてくる。
「あ、そこばっかりいやだ・・・ちゃんと、触ってくれ」
「仕方ないねぇ」
京楽は、浮竹のものに手を這わせて、自分のものも取り出すと、一緒にしごき始めた。
「あ、ああ・・・・・」
「ん、そうそう、浮竹も手をもっと使って」
「んん・・・あ、気持ちいい・・・・・・」
浮竹は、京楽のものと自分のものをこすり合わせながらしごき、京楽のほうが先に精液を吐きだしていた。
「君も一緒にいこう」
「あああ!」
鈴口に爪をたてられて、浮竹も京楽の後を追うように精液を吐きだす。
京楽はローションを手にとって、浮竹の蕾を濡らして、解していく。
指をばらばらに動かされて、そのうちの一本が前立腺をかすめて、浮竹はびくんと体を震わせた。
「ああ!」
「さぁ、どうしてほしい?」
「あ、俺をぐちゃぐちゃに犯して」
「君が望むなら、ぐちゃぐちゃになるまで抱いてあげる」
京楽は、浮竹の中に突き入れた。
「んあああ!!!」
激しい動きに、浮竹が甲高い甘い声をあげる。
「あああ、ああ!」
「ほら、分かる?ここにボクが入ってる」
京楽は、浮竹の腹をなでる。
少しぽっこりとしていて、京楽が中にいるのが外から見てもわかった。
「んんっ!んあ、春水、春水!」
「もっと呼んで?」
「春水・・・・」
浮竹は、京楽に弱い最奥を抉られて、中いきしながら精液を放っていた。
「やああん」
「もっとだよね?ぐちゃぐちゃになるまで、抱いてあげるからね」
「ひあああ!!!」
最奥に、京楽は精液を浮竹の中にまき散らしながら、さらに浮竹を貪っていく。
その晩、思考も体もぐちゃぐちゃにされて、浮竹は意識を手放した。
翌朝、浮竹はポチをアイテムポケットから出して、テイムしているという証の首輪をはめて、リードを繋げて散歩に出かけた。
「ああもう、浮竹ってば。いくらなんでも、ケルベロスの子犬と一緒じゃあ、悪目立ちすぎるよ」
浮竹が連れているケルベロスの子犬は、やはり人目を引いた。
連れている長い白髪の浮竹の美貌のせいもあって、視線が集中する。
京楽が追いかけて、浮竹に合流すると、視線は一気に京楽へと注がれる。
京楽は、認識阻害の魔法をかけて、浮竹とケルベロスが普通の人と子犬に見えるようにして、浮竹に買ってきておいたクレープをさしだして、機嫌をとりながら、宿へと無事帰還させた。
フルムーンドラゴンである浮竹は、人買いに攫われる危険性がある。
もっとも、浮竹は真竜であり、人の姿をしていてもドラゴンなので、返り討ちにできるが、一応注意するにこしたことはなかった。
「わん!」
ポチが、クレープを欲しそうにしていたので、浮竹は自分の分ではなく、京楽の分をもぎとってポチに与えた。
「ちょっと、大丈夫なの、ケルベロスにクレープなんてあげて」
「モンスターだし、けっこうなんでも食うぞ。人から葉っぱまで」
「葉っぱ食うケルベロス・・・・」
「もちろん、モンスターが食べれる食用の草だが」
「葉っぱ食う、ケルベロス・・・・・」
京楽は、うーんと悩んでいた。
このまま大きくなって、魔大陸に戻して、一匹でやっていけるか心配だった。
「浮竹がその気なら、テイムしたモンスターということで・・・・」
「いや、子犬時代しか飼わない。大きくなったら食費もかかるし、ちゃんと野生に戻すさ」
「君がそれでいいなら、ボクはこれ以上何も言わないけど・・・・・」
「くうううん?」
「ポチも大分大きくなったしなぁ。来月には、野生に戻す」
「一匹でやっていけるかな?」
「大丈夫だろう。仮にもモンスターだ」
「それもそうだね」
しばらくの間、ポチを飼い続けたが、体長が1メートルをこえたくらいで浮竹は魔大陸にいって、ポチのテイムを解き、野生に戻した。
ポチらしきケルベロスが、冒険者を窮地から救ったというニュースを何件か聞いて、浮竹はポチががんばっていると、うれしく思うのであった。
「それがどうかしたのか?」
浮竹は、京楽が焼いてくれたホットケーキをもっきゅもっきゅと食べながら、京楽を見る。
「大掃除しないと・・・って、ここは宿だったね。掃除はメイドさんがしてくれるからいいけど、1年に1回くらいはアイテムポケットの整理をしようかな」
ぎくりと、浮竹が強張る。
「浮竹?アイテムポケットに、変なもの入れてないよね?」
「な、なにも入れてないぞ。俺のアイテムポケットは整理しなくていい」
「だーめ。去年アイテムポケットに、フレイムバードのヒナ入れて育ててたでしょ!」
京楽が、去年浮竹のアイテムポケットを整理しようとして中身を取り出したら、フレイムバードという珍しい鳥のヒナを3羽育てていたのだ。
仕方なしに、巣立つまで育てることに同意したが。
「フレイムバードのヒナはいないぞ。今年は何もいないから、気にしなくていい!」
「あやしい・・・・バインド」
「あっ」
蔦の魔法で浮竹を拘束して、その間に浮竹がもっていたアイテムポケットを奪い、中身を整理しようととりだそうとして、何かにかまれた。
「あいた!また、何か中で飼ってるね?」
「飼ってない。育ててるだけだ」
アイテムポケットからでてきたのは、なんとケルベロスの子供の子犬だった。
「がるるるるるる」
「ちょ、ケルベロス!?いくらなんでもケルベロスはないでしょ!普通、ここは野生の狼とかでしょ!」
「大丈夫か、ポチ」
「ワン」
ポチと、ありふれた名前で名づけられたケルベロスの子犬は、浮竹に3つの頭をこすりつけて、しっぽをぶんぶんと振っていた。
「はぁ・・・また、とんでもないの育ててるね。どうせ、大きくなるまで育てるっていうんでしょ」
「そうだ。大きくなったら、魔大陸に戻す」
浮竹はバインドの魔法を打ち消して、ポチを抱き上げた。
「わん、わん!」
「完全にただの犬っぽい・・・・・」
「ぐるるるるる」
ただの犬というと、ケルベロスの子犬は怒って京楽に火のブレスを吐いた。
「わ!」
「ポチ、だめだぞ。これは京楽春水。エサじゃないぞー」
「どういう教え方してるの!」
「わん!」
ポチは、浮竹からドッグフードをもらって、3つの頭でそれぞれ3つの皿に盛ったドッグフードを食べた。
「最近、変にこそこそしてると思ったら、ケルベロスの子犬育ててたんだね」
「ポチは退治させないぞ!一応今は俺がテイムした状態だから、人への害はないが」
「ボクには噛みついてきたし、ブレスも吐いてきたよ」
「京楽は特別だ。ポチの愛だ」
「愛ねぇ。ボクが君から愛が欲しいね」
「んっ」
性欲魔人である京楽にスイッチが入り、浮竹の唇を奪う。
「あ、ポチ、アイテムポケットに戻ってくれ」
「くううん」
ポチは、言われた通りアイテムポケットの中に入っていった。
「あっ・・・・・」
アイテムの整理の途中で、京楽は浮竹を抱き上げると、ベッドに寝かせて互いに衣服をはいでいく。
「んんん・・・・・」
胸の先端をあまがみしたり、舐め転がしてきたりする京楽の行為に、浮竹のものが濡れてくる。
「あ、そこばっかりいやだ・・・ちゃんと、触ってくれ」
「仕方ないねぇ」
京楽は、浮竹のものに手を這わせて、自分のものも取り出すと、一緒にしごき始めた。
「あ、ああ・・・・・」
「ん、そうそう、浮竹も手をもっと使って」
「んん・・・あ、気持ちいい・・・・・・」
浮竹は、京楽のものと自分のものをこすり合わせながらしごき、京楽のほうが先に精液を吐きだしていた。
「君も一緒にいこう」
「あああ!」
鈴口に爪をたてられて、浮竹も京楽の後を追うように精液を吐きだす。
京楽はローションを手にとって、浮竹の蕾を濡らして、解していく。
指をばらばらに動かされて、そのうちの一本が前立腺をかすめて、浮竹はびくんと体を震わせた。
「ああ!」
「さぁ、どうしてほしい?」
「あ、俺をぐちゃぐちゃに犯して」
「君が望むなら、ぐちゃぐちゃになるまで抱いてあげる」
京楽は、浮竹の中に突き入れた。
「んあああ!!!」
激しい動きに、浮竹が甲高い甘い声をあげる。
「あああ、ああ!」
「ほら、分かる?ここにボクが入ってる」
京楽は、浮竹の腹をなでる。
少しぽっこりとしていて、京楽が中にいるのが外から見てもわかった。
「んんっ!んあ、春水、春水!」
「もっと呼んで?」
「春水・・・・」
浮竹は、京楽に弱い最奥を抉られて、中いきしながら精液を放っていた。
「やああん」
「もっとだよね?ぐちゃぐちゃになるまで、抱いてあげるからね」
「ひあああ!!!」
最奥に、京楽は精液を浮竹の中にまき散らしながら、さらに浮竹を貪っていく。
その晩、思考も体もぐちゃぐちゃにされて、浮竹は意識を手放した。
翌朝、浮竹はポチをアイテムポケットから出して、テイムしているという証の首輪をはめて、リードを繋げて散歩に出かけた。
「ああもう、浮竹ってば。いくらなんでも、ケルベロスの子犬と一緒じゃあ、悪目立ちすぎるよ」
浮竹が連れているケルベロスの子犬は、やはり人目を引いた。
連れている長い白髪の浮竹の美貌のせいもあって、視線が集中する。
京楽が追いかけて、浮竹に合流すると、視線は一気に京楽へと注がれる。
京楽は、認識阻害の魔法をかけて、浮竹とケルベロスが普通の人と子犬に見えるようにして、浮竹に買ってきておいたクレープをさしだして、機嫌をとりながら、宿へと無事帰還させた。
フルムーンドラゴンである浮竹は、人買いに攫われる危険性がある。
もっとも、浮竹は真竜であり、人の姿をしていてもドラゴンなので、返り討ちにできるが、一応注意するにこしたことはなかった。
「わん!」
ポチが、クレープを欲しそうにしていたので、浮竹は自分の分ではなく、京楽の分をもぎとってポチに与えた。
「ちょっと、大丈夫なの、ケルベロスにクレープなんてあげて」
「モンスターだし、けっこうなんでも食うぞ。人から葉っぱまで」
「葉っぱ食うケルベロス・・・・」
「もちろん、モンスターが食べれる食用の草だが」
「葉っぱ食う、ケルベロス・・・・・」
京楽は、うーんと悩んでいた。
このまま大きくなって、魔大陸に戻して、一匹でやっていけるか心配だった。
「浮竹がその気なら、テイムしたモンスターということで・・・・」
「いや、子犬時代しか飼わない。大きくなったら食費もかかるし、ちゃんと野生に戻すさ」
「君がそれでいいなら、ボクはこれ以上何も言わないけど・・・・・」
「くうううん?」
「ポチも大分大きくなったしなぁ。来月には、野生に戻す」
「一匹でやっていけるかな?」
「大丈夫だろう。仮にもモンスターだ」
「それもそうだね」
しばらくの間、ポチを飼い続けたが、体長が1メートルをこえたくらいで浮竹は魔大陸にいって、ポチのテイムを解き、野生に戻した。
ポチらしきケルベロスが、冒険者を窮地から救ったというニュースを何件か聞いて、浮竹はポチががんばっていると、うれしく思うのであった。
え、生きてる?8
霊王宮には、召喚儀式というものがある。
霊王となった者が、下界の愛しい者を召喚転移させる儀式である。
召喚儀式は、そもそも存在しなかった。
長い間水晶に閉じ込められていた者を霊王としていたので、周りの世話をする者もいなかった。
新たに霊王となった浮竹のために、召喚儀式は形を整えて、身の回りの世話をしたりする者を集め、霊王宮を改装して人が住める場所にした。
浮竹は霊王として少しだけ君臨していたが、京楽の手によりクローンが自殺をして、霊王である浮竹は自殺をしたと周囲に思いこませて、霊王は再びいなくなってしまった。
流魂街の幼子が、次の霊王に選ばれた。
浮竹は生きていたが、もう霊王になるつもりもなかったし、幼子がいたので悪かったが生贄のように幼子に霊王になってもらった。
だが、幼子は霊圧はすさまじいものの、体ができあがっていなかったため、霊王であることの負荷に耐え切れず、1年で他界してしまった。
また、霊王がいなくなった。
ユーハバッハの遺骸を霊王の代わりにしばしの間することはできたが、霊王は必要だった。
霊王を一度やめたが、まだ霊王の残滓をその身に残している浮竹が、再び霊王に選ばれた。
浮竹は、霊王になりたくなかった。
しかし、体に残る霊王の残滓、ミミハギ様のせいで、浮竹は意識を混濁させながら霊王として再び霊王宮にきていた。
霊王になったとき、体の奥にあるミミハギ様は再び眠りにつき、浮竹は霊王となる条件として京楽を月に2回以上、召喚儀式で霊王宮に来させることにした。
周囲は反対したが、そうしなければ霊王をやめると言い出すので、仕方なく了承した。
「浮竹、元気?」
「ああ。京楽も変わりないか」
京楽を召喚して、浮竹は自分の部屋に京楽を入れると、そのまま零番隊の者たちを下がらせた。
「んっ・・・・・」
唇を重ね合わせて、浮竹は京楽から、浮竹の中にある霊王の残滓の取り出し方があることを聞くのだが、それは死と隣合わせの行為で、浮竹はやりたかったが、京楽がだめだと言い出して、結局、涅マユリから聞いた霊王の残滓の取り出しの方法は封印されることになった。
「お前とこうして会えるなら、俺は世界が俺を霊王として必要としているなら、このまま霊王であろうと思う」
「浮竹・・・・・」
「前みたいに、毎日会うことはかなわないが、隊長時代の忙しい頃も月に数回会うだけの頃もあった。あの時のように思えば、霊王でいてもいいかもしれないと思うようになった。一度は逃げ出したが、もう俺は逃げない。霊王の残滓など飼いならして、もう乗っ取られないようにする」
浮竹は、再び霊王になる前に、意識が霊王の残滓と混濁して、自分でも何をしているのか、何をしゃべっているのか分からない時があった。
霊王の残滓、ミミハギ様は静止を司る。
一度神掛けをして手放したミミハギ様であるが、浮竹が霊王となるために地獄から追い出されて、死をこえて復活した頃には、浮竹の中にはまたミミハギ様がいた。
それは霊王の残滓。
霊王の右腕だったミミハギ様は、浮竹を霊王にすべく霊圧を変化させていた。
ミミハギ様は、もう何をしても離れない。
ならば、うまく付き合っていくしかない。
かつて死を迎える前に、肺の病と付き合いながら生きていたように、ミミハギ様を宿らせたまま、肺の病はなくなったが、病弱であることには変わらないが一緒に生きていくしかない。
「京楽、会いたかった」
浮竹は、京楽に抱き着いて、その胸に顔を埋めた。
「浮竹・・・・」
「好きだ。愛してる、春水」
「うん。ボクも愛してるよ、十四郎」
何度も口づけを繰り返して、互いの服に手をかけると、どちらともなしに衣服を脱がせていく。
「あ・・・・」
「ねぇ、霊王になっちゃったのに、こんなことして平気?」
「今さらだろう」
「それもそうだね」
すでに、お互いもう途中でやめることなどできないくらい、昂っていた。
「んあっ」
京楽は、浮竹のものをしごくと、当たり前のように口にふくむ。
「あああっ」
愛撫され、刺激を与えられて浮竹は数秒で精液を弾けさせていた。
「んっ」
京楽は、こっそりもってきていた潤滑油を指に塗ると、丹念に浮竹の蕾をほぐしていく。
「あああ!!!」
前立腺を刺激されて、浮竹は体を痙攣させる。
「あ!」
京楽は己のものにも潤滑油を塗りつけて、浮竹の中に入っていく。
「痛い?」
「少し、だけ。お前と一つになれている快楽のほうが強い」
京楽は、浮竹を一気に貫くと、揺さぶった。
「ひああああ!!!」
「もっと、ボクを求めて?」
「あ、春水。もっと、もっと奥にこい。奥で、お前の子種をぶちまけてくれ」
浮竹は、熱にうなされているかのように囁いた。
「もっと奥までって、こう?」
ずちゅっと、最奥まで侵入してきた熱に、浮竹が恍惚となる。
「あ、もっと・・・・・」
唇をペロリと舐める妖艶な仕草に、京楽もあおられて、浮竹の奥を抉りながら、体液を浮竹の最奥に注ぎ込んでいた。
「あ、きてる、お前の子種が俺の中で」
「孕んじゃう?」
「あ、孕む。もっと・・・・・」
求められるままにお互いを貪りあって、二人は体を重ねた。
身を清めて、後始末もして、衣服を整えた浮竹は、京楽に抱きしめられていた。
「君を放したくない。このまま、連れて帰りたい」
「だめだ。俺は霊王だ。霊王宮からは出れない」
風呂に入り、二人でごろごろとベッドに横たわる。
「今日は、もう寝る・・・京楽は、あさってまで霊王宮にいられるから、その間俺の相手をしろ」
「はいはい」
浮竹は、滑るように眠りに落ちていく。
その隣で、京楽も浮竹を抱きしめながら眠りに落ちていった。
「京楽、起きろ。朝だぞ」
「んー、浮竹もっと寝かせて・・・・・」
「俺と一緒にいる時間が短くなるぞ」
ばっと、京楽が起き上がる。
「浮竹、今何時?」
「9時だが」
「あああ、七緒ちゃんに仕事休むって伝えてない」
「俺が地獄蝶を飛ばしておこう」
「ありがとう」
京楽の霊圧では、下界まで地獄蝶を飛ばすと霊圧がごっそりもっていかれて、すごく疲れるのだ。
一度、霊王になるために霊王宮にあがった浮竹の元まで地獄蝶を飛ばしたが、その時は浮竹の見えない霊圧の手助けがあってできた。
「今日は何をする?」
「んー、ボクは霊王宮にくるのは久しぶりだし、いろいろと変わってるから、霊王宮を見て回りたいな」
「そうか。じゃあ、俺が案内しよう」
浮竹が、霊王になって数日でなじんでしまった霊王宮を案内してくれた。
中庭があって、一面にネモフィラの青い花が咲き乱れていて、中心に大きな桜の木があり、季節ではないのに咲き乱れていた。
「先代の幼子の霊王が好きだった場所だ。俺も好きなんだ」
「綺麗だね」
「昼食はここでとるか」
「いいねぇ」
「あと、これを渡しておく。俺専用の伝令神機だ。霊王宮に来れない間は、これで連絡を取り合おう」
「お、地獄蝶じゃ限度があるからね。助かるよ」
京楽は、浮竹から専用の伝令神機を受け取って、大事そうに懐にしまいこむ。
昼食を中庭でとって、だらだらと時間を過ごしていたら、別れの時間はあっという間にきてしまった。
「また、2週間後にくるから!」
「ああ。伝令神機でメールを送る」
再び霊王になった浮竹を、京楽は受け入れていた。
浮竹を霊王から引きずり下ろすことはできるが、次の霊王が見つからないという問題がある。
それに、浮竹は霊王の残滓を飼いならしていて、京楽の前では全く混濁した様子などなかった。
霊王になる前に、霊王であると京楽を拒絶した浮竹はもういなかった。
「浮竹・・・君は、このまま霊王で居続けるの?」
それは、本当に意味でのミミハギ様の静止。
霊王である限り、年をとることはない。
いつか、全てが壊れる前に、浮竹を取り返そうと静かに決意する京楽であった。
ただ、今は静かに二人でいられる時間を大切にしよう。
浮竹が、いつまで霊王として君臨するのか、今はまだ誰にもわからなかった。
霊王となった者が、下界の愛しい者を召喚転移させる儀式である。
召喚儀式は、そもそも存在しなかった。
長い間水晶に閉じ込められていた者を霊王としていたので、周りの世話をする者もいなかった。
新たに霊王となった浮竹のために、召喚儀式は形を整えて、身の回りの世話をしたりする者を集め、霊王宮を改装して人が住める場所にした。
浮竹は霊王として少しだけ君臨していたが、京楽の手によりクローンが自殺をして、霊王である浮竹は自殺をしたと周囲に思いこませて、霊王は再びいなくなってしまった。
流魂街の幼子が、次の霊王に選ばれた。
浮竹は生きていたが、もう霊王になるつもりもなかったし、幼子がいたので悪かったが生贄のように幼子に霊王になってもらった。
だが、幼子は霊圧はすさまじいものの、体ができあがっていなかったため、霊王であることの負荷に耐え切れず、1年で他界してしまった。
また、霊王がいなくなった。
ユーハバッハの遺骸を霊王の代わりにしばしの間することはできたが、霊王は必要だった。
霊王を一度やめたが、まだ霊王の残滓をその身に残している浮竹が、再び霊王に選ばれた。
浮竹は、霊王になりたくなかった。
しかし、体に残る霊王の残滓、ミミハギ様のせいで、浮竹は意識を混濁させながら霊王として再び霊王宮にきていた。
霊王になったとき、体の奥にあるミミハギ様は再び眠りにつき、浮竹は霊王となる条件として京楽を月に2回以上、召喚儀式で霊王宮に来させることにした。
周囲は反対したが、そうしなければ霊王をやめると言い出すので、仕方なく了承した。
「浮竹、元気?」
「ああ。京楽も変わりないか」
京楽を召喚して、浮竹は自分の部屋に京楽を入れると、そのまま零番隊の者たちを下がらせた。
「んっ・・・・・」
唇を重ね合わせて、浮竹は京楽から、浮竹の中にある霊王の残滓の取り出し方があることを聞くのだが、それは死と隣合わせの行為で、浮竹はやりたかったが、京楽がだめだと言い出して、結局、涅マユリから聞いた霊王の残滓の取り出しの方法は封印されることになった。
「お前とこうして会えるなら、俺は世界が俺を霊王として必要としているなら、このまま霊王であろうと思う」
「浮竹・・・・・」
「前みたいに、毎日会うことはかなわないが、隊長時代の忙しい頃も月に数回会うだけの頃もあった。あの時のように思えば、霊王でいてもいいかもしれないと思うようになった。一度は逃げ出したが、もう俺は逃げない。霊王の残滓など飼いならして、もう乗っ取られないようにする」
浮竹は、再び霊王になる前に、意識が霊王の残滓と混濁して、自分でも何をしているのか、何をしゃべっているのか分からない時があった。
霊王の残滓、ミミハギ様は静止を司る。
一度神掛けをして手放したミミハギ様であるが、浮竹が霊王となるために地獄から追い出されて、死をこえて復活した頃には、浮竹の中にはまたミミハギ様がいた。
それは霊王の残滓。
霊王の右腕だったミミハギ様は、浮竹を霊王にすべく霊圧を変化させていた。
ミミハギ様は、もう何をしても離れない。
ならば、うまく付き合っていくしかない。
かつて死を迎える前に、肺の病と付き合いながら生きていたように、ミミハギ様を宿らせたまま、肺の病はなくなったが、病弱であることには変わらないが一緒に生きていくしかない。
「京楽、会いたかった」
浮竹は、京楽に抱き着いて、その胸に顔を埋めた。
「浮竹・・・・」
「好きだ。愛してる、春水」
「うん。ボクも愛してるよ、十四郎」
何度も口づけを繰り返して、互いの服に手をかけると、どちらともなしに衣服を脱がせていく。
「あ・・・・」
「ねぇ、霊王になっちゃったのに、こんなことして平気?」
「今さらだろう」
「それもそうだね」
すでに、お互いもう途中でやめることなどできないくらい、昂っていた。
「んあっ」
京楽は、浮竹のものをしごくと、当たり前のように口にふくむ。
「あああっ」
愛撫され、刺激を与えられて浮竹は数秒で精液を弾けさせていた。
「んっ」
京楽は、こっそりもってきていた潤滑油を指に塗ると、丹念に浮竹の蕾をほぐしていく。
「あああ!!!」
前立腺を刺激されて、浮竹は体を痙攣させる。
「あ!」
京楽は己のものにも潤滑油を塗りつけて、浮竹の中に入っていく。
「痛い?」
「少し、だけ。お前と一つになれている快楽のほうが強い」
京楽は、浮竹を一気に貫くと、揺さぶった。
「ひああああ!!!」
「もっと、ボクを求めて?」
「あ、春水。もっと、もっと奥にこい。奥で、お前の子種をぶちまけてくれ」
浮竹は、熱にうなされているかのように囁いた。
「もっと奥までって、こう?」
ずちゅっと、最奥まで侵入してきた熱に、浮竹が恍惚となる。
「あ、もっと・・・・・」
唇をペロリと舐める妖艶な仕草に、京楽もあおられて、浮竹の奥を抉りながら、体液を浮竹の最奥に注ぎ込んでいた。
「あ、きてる、お前の子種が俺の中で」
「孕んじゃう?」
「あ、孕む。もっと・・・・・」
求められるままにお互いを貪りあって、二人は体を重ねた。
身を清めて、後始末もして、衣服を整えた浮竹は、京楽に抱きしめられていた。
「君を放したくない。このまま、連れて帰りたい」
「だめだ。俺は霊王だ。霊王宮からは出れない」
風呂に入り、二人でごろごろとベッドに横たわる。
「今日は、もう寝る・・・京楽は、あさってまで霊王宮にいられるから、その間俺の相手をしろ」
「はいはい」
浮竹は、滑るように眠りに落ちていく。
その隣で、京楽も浮竹を抱きしめながら眠りに落ちていった。
「京楽、起きろ。朝だぞ」
「んー、浮竹もっと寝かせて・・・・・」
「俺と一緒にいる時間が短くなるぞ」
ばっと、京楽が起き上がる。
「浮竹、今何時?」
「9時だが」
「あああ、七緒ちゃんに仕事休むって伝えてない」
「俺が地獄蝶を飛ばしておこう」
「ありがとう」
京楽の霊圧では、下界まで地獄蝶を飛ばすと霊圧がごっそりもっていかれて、すごく疲れるのだ。
一度、霊王になるために霊王宮にあがった浮竹の元まで地獄蝶を飛ばしたが、その時は浮竹の見えない霊圧の手助けがあってできた。
「今日は何をする?」
「んー、ボクは霊王宮にくるのは久しぶりだし、いろいろと変わってるから、霊王宮を見て回りたいな」
「そうか。じゃあ、俺が案内しよう」
浮竹が、霊王になって数日でなじんでしまった霊王宮を案内してくれた。
中庭があって、一面にネモフィラの青い花が咲き乱れていて、中心に大きな桜の木があり、季節ではないのに咲き乱れていた。
「先代の幼子の霊王が好きだった場所だ。俺も好きなんだ」
「綺麗だね」
「昼食はここでとるか」
「いいねぇ」
「あと、これを渡しておく。俺専用の伝令神機だ。霊王宮に来れない間は、これで連絡を取り合おう」
「お、地獄蝶じゃ限度があるからね。助かるよ」
京楽は、浮竹から専用の伝令神機を受け取って、大事そうに懐にしまいこむ。
昼食を中庭でとって、だらだらと時間を過ごしていたら、別れの時間はあっという間にきてしまった。
「また、2週間後にくるから!」
「ああ。伝令神機でメールを送る」
再び霊王になった浮竹を、京楽は受け入れていた。
浮竹を霊王から引きずり下ろすことはできるが、次の霊王が見つからないという問題がある。
それに、浮竹は霊王の残滓を飼いならしていて、京楽の前では全く混濁した様子などなかった。
霊王になる前に、霊王であると京楽を拒絶した浮竹はもういなかった。
「浮竹・・・君は、このまま霊王で居続けるの?」
それは、本当に意味でのミミハギ様の静止。
霊王である限り、年をとることはない。
いつか、全てが壊れる前に、浮竹を取り返そうと静かに決意する京楽であった。
ただ、今は静かに二人でいられる時間を大切にしよう。
浮竹が、いつまで霊王として君臨するのか、今はまだ誰にもわからなかった。
無題
今日も、京楽の変態ぶりは磨きがかかっていた。
浮竹が浸かったお湯を飲み、浮竹成分を補給したと大喜びで、ついでに浮竹の風呂をのぞいていて、浮竹にボッコボコにしばかれた。
「あはん、愛は激しい」
そう言って、ボッコボコにしばかれる間も浮竹にキスしてきたり、とにかく変態だった。
京楽=変態。
そんな方程式ができそうだった。
「浮竹、もっと殴って。もっと蹴ってええええ」
「やべぇ。京楽が、覚醒した・・・・・・・・」
違う意味の変態になりそうで、ボッコボコにしばいたが、浮竹はしばくのを途中でやめた。
それから便利屋にきてもらい、風呂場にカギをかけれるようにした。
換気のための窓ガラスは曇ったものにして、外から中が見えないようにした。
「あああ、浮竹の風呂がのぞけない!」
「のぞくな!この変態が!」
「うん。ボクは変態だよ。浮竹のことになると、変態になるんだ。こればかりは、直しようがないなぁ。浮竹がボクを変態にしてしまう。自慢していいよ」
「自慢するか!」
浮竹はスパーンとハリセンで京楽の頭を殴る。
「浮竹がしばいてくると思うと、気持ちいい」
「やばい。変態に磨きがかかってる・・・・・・」
浮竹は、部屋の床に色のついたテープをはった。
「ここから中は侵入禁止だ。俺のベッドとその周囲は侵入禁止」
「のんのん。寮の部屋は二人で使うもの。どこに行くのも自由さ」
さっそく浮竹のベッドに這い上がり、くんかくんかと匂いをかぐ京楽をベッドから引きずり降ろして、鳩尾に蹴りを入れる。
「ぐはぁ!でもこれも浮竹の愛!」
「はぁ・・・なんかやばいな。早くなんとかしなければ・・・・でもどうやって?」
浮竹は、京楽を普通に連れて外に出た。
そして、先生こと山じいのところにやってきた。
「先生、京楽の変態が進化して止まりません」
「うむ。そこに春水を」
「はい」
「え、なになに?」
「修行がなっとらん!尻に火の刑じゃ!!」
京楽は、浮竹と二人きりで出かけたものだから、行き場所がどこかも知らずにうきうき気分だった。
山じいのところに連れてこられて、それでもにこにこしていた。
尻の火の刑といわれて、やっと自分が置かれている状態を知る。
「あちゃちゃちゃちゃ!!!!」
山じいは、京楽の尻に火をつけた。
京楽は消そうとしても消えない火に、あちゃあちゃと転がったり走ったりしていた。
「これにこりて、以後十四郎に迷惑をかけないように」
「は~い」
京楽は素直に謝り、浮竹に謝罪する。
「浮竹、ごめんね。普通に接するから」
「ん、ああ」
まさか京楽が謝ってくるとは思っていなくて、浮竹は驚く。
そして、京楽は山じいからお説教も受けて、二人で寮の部屋に帰宅した。
「ぐふふふふふ。ボクは浮竹、君が好きだよ!めくるめく愛の世界へ、いざ飛び込もう!」
院生の衣服を脱いで、こっちの衣服まで脱がそうとしてくる京楽を、浮竹は鳩尾に拳を入れてから、鬼道を唱える。
「破道の4、白雷!」
「あぎゃぎゃぎゃぎゃ」
感電して黒焦げになった京楽を簀巻きにして、ベランダに放置する。
「ああん、放置プレイは久しぶり・・・・ボクは放置プレイでもうれしいよ」
「だめだこりゃ・・・・・・・・」
浮竹は、頭を抱えた。
師である山じいのお説教やお仕置きにも動じない上に、変態がますます加速している。
とりあえず、夜は寒いので中にいれてやろうとすると、足をべろべろと舐めてきたので、鳩尾に蹴りをいれて、そのまま転がしておいた。
次の日、京楽は風邪をひいていたが、なぜだか1日で治っていた。
その風邪をうつされて、浮竹は熱を出した。
「水を・・・・・」
「はいはい」
京楽は、血を吐いたり熱が出たりした時はせまってこない。
京楽から冷たい水を受け取って、こくこくと飲んでいく。
「お昼は食べれそう?おかゆ作るよ。薬飲もうね?」
京楽は、上流貴族であるが、ある程度料理ができた。
浮竹も料理は得意だが、腕は京楽のほうが上だ。
「元気になったら、キスしまくるからね?」
「ほどほどにしとけ・・・・」
「浮竹が熱だしちゃたから、パンツを盗んで願掛けしたよ。早くよくなりますようにって」
「病人のパンツを盗むな」
「浮竹のパンツはボクのものだよ」
京楽の主張に、浮竹はハリセンを手にするが、なぐる元気はなかった。
「汗かいちゃったね。体、ふこうか?」
「いい。自分でできる」
「そんなこと言わずに、ボクに任せてよ。(*´Д`)ハァハァ」
「視線がいやらしい。お前にふいてもらうくらいなら、隣の部屋の人にふいてもらう」
「そんなぁ」
結局、京楽を追い出して、風呂場にとじこめてから、浮竹は体をぬれたタオルでふいて、院生服を着替えて横になる。
「浮竹~出して~~~」
京楽を風呂場に閉じ込めたままだというのに気づき、仕方なく自由にしてやった。
「はぁはぁ・・・浮竹の汗をふいたタオル!ボクのものだよ!あげないからね!」
「誰もそんなのほしがらんわ」
「のんのん、ボクには宝物さ。浮竹のエキスがしみてる。うーんいいね」
「簡便してくれ。この変態が!」
「うん、ボクは変態だよ。ただし浮竹専門。他の時は変態じゃないから安心してね」
「安心できるか!」
スパーンとハリセンで京楽の頭を殴ってから、浮竹は怒る気力も尽きていたので、おかゆを食べて解熱剤を飲み、眠るのだった。
京楽は、眠ってしまった浮竹に触れるだけのキスをしてから、夕飯の材料を買いに出かけるのであった。
浮竹が食べれそうなものを作るために。
浮竹が浸かったお湯を飲み、浮竹成分を補給したと大喜びで、ついでに浮竹の風呂をのぞいていて、浮竹にボッコボコにしばかれた。
「あはん、愛は激しい」
そう言って、ボッコボコにしばかれる間も浮竹にキスしてきたり、とにかく変態だった。
京楽=変態。
そんな方程式ができそうだった。
「浮竹、もっと殴って。もっと蹴ってええええ」
「やべぇ。京楽が、覚醒した・・・・・・・・」
違う意味の変態になりそうで、ボッコボコにしばいたが、浮竹はしばくのを途中でやめた。
それから便利屋にきてもらい、風呂場にカギをかけれるようにした。
換気のための窓ガラスは曇ったものにして、外から中が見えないようにした。
「あああ、浮竹の風呂がのぞけない!」
「のぞくな!この変態が!」
「うん。ボクは変態だよ。浮竹のことになると、変態になるんだ。こればかりは、直しようがないなぁ。浮竹がボクを変態にしてしまう。自慢していいよ」
「自慢するか!」
浮竹はスパーンとハリセンで京楽の頭を殴る。
「浮竹がしばいてくると思うと、気持ちいい」
「やばい。変態に磨きがかかってる・・・・・・」
浮竹は、部屋の床に色のついたテープをはった。
「ここから中は侵入禁止だ。俺のベッドとその周囲は侵入禁止」
「のんのん。寮の部屋は二人で使うもの。どこに行くのも自由さ」
さっそく浮竹のベッドに這い上がり、くんかくんかと匂いをかぐ京楽をベッドから引きずり降ろして、鳩尾に蹴りを入れる。
「ぐはぁ!でもこれも浮竹の愛!」
「はぁ・・・なんかやばいな。早くなんとかしなければ・・・・でもどうやって?」
浮竹は、京楽を普通に連れて外に出た。
そして、先生こと山じいのところにやってきた。
「先生、京楽の変態が進化して止まりません」
「うむ。そこに春水を」
「はい」
「え、なになに?」
「修行がなっとらん!尻に火の刑じゃ!!」
京楽は、浮竹と二人きりで出かけたものだから、行き場所がどこかも知らずにうきうき気分だった。
山じいのところに連れてこられて、それでもにこにこしていた。
尻の火の刑といわれて、やっと自分が置かれている状態を知る。
「あちゃちゃちゃちゃ!!!!」
山じいは、京楽の尻に火をつけた。
京楽は消そうとしても消えない火に、あちゃあちゃと転がったり走ったりしていた。
「これにこりて、以後十四郎に迷惑をかけないように」
「は~い」
京楽は素直に謝り、浮竹に謝罪する。
「浮竹、ごめんね。普通に接するから」
「ん、ああ」
まさか京楽が謝ってくるとは思っていなくて、浮竹は驚く。
そして、京楽は山じいからお説教も受けて、二人で寮の部屋に帰宅した。
「ぐふふふふふ。ボクは浮竹、君が好きだよ!めくるめく愛の世界へ、いざ飛び込もう!」
院生の衣服を脱いで、こっちの衣服まで脱がそうとしてくる京楽を、浮竹は鳩尾に拳を入れてから、鬼道を唱える。
「破道の4、白雷!」
「あぎゃぎゃぎゃぎゃ」
感電して黒焦げになった京楽を簀巻きにして、ベランダに放置する。
「ああん、放置プレイは久しぶり・・・・ボクは放置プレイでもうれしいよ」
「だめだこりゃ・・・・・・・・」
浮竹は、頭を抱えた。
師である山じいのお説教やお仕置きにも動じない上に、変態がますます加速している。
とりあえず、夜は寒いので中にいれてやろうとすると、足をべろべろと舐めてきたので、鳩尾に蹴りをいれて、そのまま転がしておいた。
次の日、京楽は風邪をひいていたが、なぜだか1日で治っていた。
その風邪をうつされて、浮竹は熱を出した。
「水を・・・・・」
「はいはい」
京楽は、血を吐いたり熱が出たりした時はせまってこない。
京楽から冷たい水を受け取って、こくこくと飲んでいく。
「お昼は食べれそう?おかゆ作るよ。薬飲もうね?」
京楽は、上流貴族であるが、ある程度料理ができた。
浮竹も料理は得意だが、腕は京楽のほうが上だ。
「元気になったら、キスしまくるからね?」
「ほどほどにしとけ・・・・」
「浮竹が熱だしちゃたから、パンツを盗んで願掛けしたよ。早くよくなりますようにって」
「病人のパンツを盗むな」
「浮竹のパンツはボクのものだよ」
京楽の主張に、浮竹はハリセンを手にするが、なぐる元気はなかった。
「汗かいちゃったね。体、ふこうか?」
「いい。自分でできる」
「そんなこと言わずに、ボクに任せてよ。(*´Д`)ハァハァ」
「視線がいやらしい。お前にふいてもらうくらいなら、隣の部屋の人にふいてもらう」
「そんなぁ」
結局、京楽を追い出して、風呂場にとじこめてから、浮竹は体をぬれたタオルでふいて、院生服を着替えて横になる。
「浮竹~出して~~~」
京楽を風呂場に閉じ込めたままだというのに気づき、仕方なく自由にしてやった。
「はぁはぁ・・・浮竹の汗をふいたタオル!ボクのものだよ!あげないからね!」
「誰もそんなのほしがらんわ」
「のんのん、ボクには宝物さ。浮竹のエキスがしみてる。うーんいいね」
「簡便してくれ。この変態が!」
「うん、ボクは変態だよ。ただし浮竹専門。他の時は変態じゃないから安心してね」
「安心できるか!」
スパーンとハリセンで京楽の頭を殴ってから、浮竹は怒る気力も尽きていたので、おかゆを食べて解熱剤を飲み、眠るのだった。
京楽は、眠ってしまった浮竹に触れるだけのキスをしてから、夕飯の材料を買いに出かけるのであった。
浮竹が食べれそうなものを作るために。
クリスマスも終わり
「ああ、イブもすぎてクリスマス当日もこうやって過ぎようとしているねぇ」
「だから、それがなんだ。何か悲しくて二人で鍋を・・・・」
「いいじゃない。どうせ冬季休暇いくところもないんだし」
浮竹と京楽は、寮の部屋でこたつに入ってカニ鍋をつついていた。
カニをもってきたのは京楽だ。
海のない尸魂界では、カニは上流貴族などが口にするものだ。
下級貴族である浮竹が望んでも、そうそう食べれない品であるが、京楽は上流貴族なのでしれっとカニをもってきて、鍋をしようといってきた。
まぁ、正直に言うと浮竹もカニを食べたかったので、京楽の言葉に甘えた。
それにしても、京楽は真冬なのに、ぱんつ一丁で、頭に浮竹のパンツを被って鍋をつついていた。
服を着ろといって、院生服を着させると、(;゚∀゚)=3ハァハァいいだして、すぐに脱ぐ。
3回服を着せたが、3回脱いだ時点で諦めた。
「お前、よく風邪ひかないな」
「鍛えてるからね。特にあそことか」
「そうか」
こたつの中で、京楽のかたくなっていた股間に思い切り蹴りを入れてやった。
「うほう!愛がきた!」
「愛なのか、お前には」
「もっと!」
「変態が!」
浮竹は、カニを食べながら、京楽を攻撃する。
股間とか股間とか股間とか。
蹴りを入れる威力が高くなるたびに、京楽は変な声を出して顔を青くさせていった。
「ああ、愛の攻撃が激しすぎてカニ食べれない」
「お前の分のカニは俺が食ってやろう」
浮竹はそう言って、しれっと京楽の分のカニを食べてしまった。
「うほ!金玉蹴りつぶされるうううう」
「俺の貞操を守るために、お前の金玉などなくなってしまえ」
「のんのん。浮竹の初めてはボクがもらうんだから」
「誰がやるか、このエロ魔人が!」
カニの殻を、浮竹は京楽の顔めがけて投げ捨てた。
「うほおおお。浮竹の食べた後のカニの殻。おいしい」
カニの殻を食べる京楽に、浮竹はひいた。
「ちゃんと中身を食べろ。もうとらないから」
「んー、好きなだけ食べていいよ。ボクはカニなんていつでも食べれるからね」
「じゃあ、遠慮なく」
浮竹は、カニ鍋のカニを全て食べつくした。
残った白菜やら人参などの野菜と、うどんを京楽は食べた。
「はぁああああ。浮竹のエキスがしみてておいしい」
「きもいこというな!」
「そうそう、姫はじめは絶対にしよう・・・・・・おぶ!」
京楽の顔面に拳を入れる浮竹。
「誰が姫はじめなどするか!一人でエア相手にやってろ」
「エア浮竹?」
「エア浮竹禁止」
浮竹は、〆の雑炊を作るために、コンロの火を大きくして、たきあがっていた米と卵を入れた。
「エア京楽と京楽で姫はじめしてろ」
「のおおおおお。浮竹がいい!」
「お前と正月を過ごすのは危険だな・・・家に里帰りしようかな」
「のああああ!嘘です!姫はじめなんてしないから、一人にしないでえええ」
京楽に帰るべき家はあってない。
統学院に放り込まれた時点で、すでに家族の関心は京楽にはなかった。
実家に帰っても、けむたがられるだけで、それならいっそ浮竹の里帰りについていったほうが数倍ましである。
「お前は、家に帰れないんだな」
「うん。実家は遠いし家族はボクをないものとして扱うからね」
「仕方ない。正月も寮にいてやるよ」
「やっほう!姫はじめの準備もしないと・・・・・おぶ!」
脳天を殴られて、京楽は星を飛ばしてポテリと倒れた。
浮竹のパンツを被っていたので、ダメージは大分軽減されているが。
「変態じゃなきゃ、いい親友なんだがなぁ・・・・・」
浮竹は一人雑炊を食べつつ、京楽がかぶってるいる浮竹のパンツを取り返しつつ、親友以上恋人未満な関係を続ける今にため息をついた。
恋人にするには問題がありすぎる。
そもそも同性だ。
浮竹にだって、かわいい女性と結婚して子供を二人くらいもうけてという、未来予想図がある。
その女性が京楽の顔をしていたので、浮竹は慌てて想像するのをやめた。
「はぁ・・・・・俺も重症だなぁ」
京楽のことが好きか嫌いかで判断すると、好きに決まっている。
浮竹のことを気にかけてくれて、いろいろ世話を焼いてくれる。
京楽がいるだけで、心が軽くなる。
傍にいないと、正直寂しい。
この感情がなんであるのか、気づきつつも浮竹は封印する。
「来年は、初詣にでも行くかな・・・・・・・」
きっと、京楽も一緒だろう。
おいていっても、犬のように匂いをたどってやってくる。浮竹センサーとか言って。
「変態じゃなきゃなぁ・・・・・」
でも、そんな変態も京楽の一面なのだ。
京楽春水。
浮竹の親友で、恋人未満。
来年もまた一緒に過ごすだろうと思いつつ、浮竹はまだダウンしている京楽が風邪をひかないように、毛布をかけてやるのだった。
「だから、それがなんだ。何か悲しくて二人で鍋を・・・・」
「いいじゃない。どうせ冬季休暇いくところもないんだし」
浮竹と京楽は、寮の部屋でこたつに入ってカニ鍋をつついていた。
カニをもってきたのは京楽だ。
海のない尸魂界では、カニは上流貴族などが口にするものだ。
下級貴族である浮竹が望んでも、そうそう食べれない品であるが、京楽は上流貴族なのでしれっとカニをもってきて、鍋をしようといってきた。
まぁ、正直に言うと浮竹もカニを食べたかったので、京楽の言葉に甘えた。
それにしても、京楽は真冬なのに、ぱんつ一丁で、頭に浮竹のパンツを被って鍋をつついていた。
服を着ろといって、院生服を着させると、(;゚∀゚)=3ハァハァいいだして、すぐに脱ぐ。
3回服を着せたが、3回脱いだ時点で諦めた。
「お前、よく風邪ひかないな」
「鍛えてるからね。特にあそことか」
「そうか」
こたつの中で、京楽のかたくなっていた股間に思い切り蹴りを入れてやった。
「うほう!愛がきた!」
「愛なのか、お前には」
「もっと!」
「変態が!」
浮竹は、カニを食べながら、京楽を攻撃する。
股間とか股間とか股間とか。
蹴りを入れる威力が高くなるたびに、京楽は変な声を出して顔を青くさせていった。
「ああ、愛の攻撃が激しすぎてカニ食べれない」
「お前の分のカニは俺が食ってやろう」
浮竹はそう言って、しれっと京楽の分のカニを食べてしまった。
「うほ!金玉蹴りつぶされるうううう」
「俺の貞操を守るために、お前の金玉などなくなってしまえ」
「のんのん。浮竹の初めてはボクがもらうんだから」
「誰がやるか、このエロ魔人が!」
カニの殻を、浮竹は京楽の顔めがけて投げ捨てた。
「うほおおお。浮竹の食べた後のカニの殻。おいしい」
カニの殻を食べる京楽に、浮竹はひいた。
「ちゃんと中身を食べろ。もうとらないから」
「んー、好きなだけ食べていいよ。ボクはカニなんていつでも食べれるからね」
「じゃあ、遠慮なく」
浮竹は、カニ鍋のカニを全て食べつくした。
残った白菜やら人参などの野菜と、うどんを京楽は食べた。
「はぁああああ。浮竹のエキスがしみてておいしい」
「きもいこというな!」
「そうそう、姫はじめは絶対にしよう・・・・・・おぶ!」
京楽の顔面に拳を入れる浮竹。
「誰が姫はじめなどするか!一人でエア相手にやってろ」
「エア浮竹?」
「エア浮竹禁止」
浮竹は、〆の雑炊を作るために、コンロの火を大きくして、たきあがっていた米と卵を入れた。
「エア京楽と京楽で姫はじめしてろ」
「のおおおおお。浮竹がいい!」
「お前と正月を過ごすのは危険だな・・・家に里帰りしようかな」
「のああああ!嘘です!姫はじめなんてしないから、一人にしないでえええ」
京楽に帰るべき家はあってない。
統学院に放り込まれた時点で、すでに家族の関心は京楽にはなかった。
実家に帰っても、けむたがられるだけで、それならいっそ浮竹の里帰りについていったほうが数倍ましである。
「お前は、家に帰れないんだな」
「うん。実家は遠いし家族はボクをないものとして扱うからね」
「仕方ない。正月も寮にいてやるよ」
「やっほう!姫はじめの準備もしないと・・・・・おぶ!」
脳天を殴られて、京楽は星を飛ばしてポテリと倒れた。
浮竹のパンツを被っていたので、ダメージは大分軽減されているが。
「変態じゃなきゃ、いい親友なんだがなぁ・・・・・」
浮竹は一人雑炊を食べつつ、京楽がかぶってるいる浮竹のパンツを取り返しつつ、親友以上恋人未満な関係を続ける今にため息をついた。
恋人にするには問題がありすぎる。
そもそも同性だ。
浮竹にだって、かわいい女性と結婚して子供を二人くらいもうけてという、未来予想図がある。
その女性が京楽の顔をしていたので、浮竹は慌てて想像するのをやめた。
「はぁ・・・・・俺も重症だなぁ」
京楽のことが好きか嫌いかで判断すると、好きに決まっている。
浮竹のことを気にかけてくれて、いろいろ世話を焼いてくれる。
京楽がいるだけで、心が軽くなる。
傍にいないと、正直寂しい。
この感情がなんであるのか、気づきつつも浮竹は封印する。
「来年は、初詣にでも行くかな・・・・・・・」
きっと、京楽も一緒だろう。
おいていっても、犬のように匂いをたどってやってくる。浮竹センサーとか言って。
「変態じゃなきゃなぁ・・・・・」
でも、そんな変態も京楽の一面なのだ。
京楽春水。
浮竹の親友で、恋人未満。
来年もまた一緒に過ごすだろうと思いつつ、浮竹はまだダウンしている京楽が風邪をひかないように、毛布をかけてやるのだった。
アイスバーズ恋白
アイスバーズというものがある。
アイスとジュースという存在がいて、アイスは病弱で体温が冷たく、ジュースという存在に愛を告白され思いが通じあうと、アイスはジュースの腕の中で溶けてしまう。
冷凍庫から出したアイスにように。
ジュースは自分がジュースであると、検査しなければわかりにくく、だがアイスは自分がアイスであることをたいてい知っていた。
唐突だが、恋次はジュースであった。
そして、白哉はアイスだった。
恋次は、白哉が好きだった。
出会った頃から、ずっとずっと。
でも、相手にされなくて愛を告白する機会もなくて、すれ違ってばっかりだった。
「隊長!」
「なんだ、騒々しい」
「今日の帰り、飲んで帰りませんか」
「ならば私の屋敷にこい。そこらの店よりは上等な酒と食事を用意しよう」
「いや、違うんすよ。隊長と二人きりで飲みにいきたいんです」
白哉は、恋次を見た。
大型犬が尻尾を振っているように見えた。
断ることもできたが、なんだかいつも誘ってそれを断ってばかりで、さすがに哀れにかんじはじめて、一緒に飲みにいくことになった。
「でね、ルキアのやつ一護にこう言ったんすよ。貴様のような軟弱な男は女子高に通えって」
「女子高?」
「あ、ああ、現世の学校のことで、女生徒のみの学校っす」
「ふむ」
白哉は現世にあまり興味がない。
恋次は現世組として何度か現世に赴いているが、白哉が現世にいったことはまだ数えるほどしかなかった。
白哉ほどの霊圧の者を、現世に送り込むにも骨が折れるのだ。
破面との戦いが終わり、ユーハバッハも打ち取られて、尸魂界は静かに復興をはじめていた。
一面焼け野原だった場所にまた店が並び、古くからの飲み屋も復活していた。
古くからの馴染みの店に入ったのだが、店舗自体は新しいものに変わっていた。
「隊長、隊長?」
「ん、ああ、すまぬ。少し頭痛がしただけだ」
「隊長、熱でもあるんすか?」
伸びてきた恋次の手が、白哉の額に触れる。
「つめたっ」
「ふふ、私は体温が氷のように冷たいのだ」
「なんか、病気っすか?」
「いや、生まれつきのものだ」
体温の話はそれで切り上げて、白哉は自分がアイスだと悟られないようにした。
恋次がジュースであることには気づいていた。
だが、ジュースである恋次を、白哉は密かに想っていた。
長く続く命。
もうそろそろ、終わりが見えてきてもいいかもしれないと、白哉はかんじはじめていた。
愛しいルキアは一護と結ばれて、白哉は愛しかった緋真においていかれて、その分ルキアを愛した。
貴族であるからと、処刑を止めることもなく受け入れたが、確かに愛していた。
無論、義妹としての家族の愛であるが。
恋次は、出会った頃から白哉に憧れて、あの手この手で気をひこうとする。
だけど、隊長副隊長としての仲はとてもよくなったが、恋次が描いている恋とは遠いものだった。
居酒屋で深酒をしすぎて、泥酔した恋次を連れて、朽木家に戻ると、現世から戻ってきていたルキアに驚かれた。
「どうしたのですか、兄様!」
「恋次が、酒を飲みすぎてつぶれた。さすがにがたいがいいだけあって、私一人では支えるのがやっとだ」
「こちらに寝かせてください」
「うむ」
ルキアの手をかりて、酔いつぶれた恋次を客間に寝かせた。
「恋次のやつ、いまだに言っておらぬのですか」
「何をだ」
「い、いえ、なんでもないのです」
ルキアは、白哉がアイスだと気づいていない。
恋次が白哉を好きだということは知っていた。
今度告白するといっておいて、このざまだ。
「今日はもう遅い。ルキアも早く寝るように」
「兄様は?」
「私は、少し散歩をしてくる。さすがに私も酒を飲みすぎた。酔い覚ましをしてくる」
「お気をつけて・・・・・」
ルキアは、白哉を見送った。
「そろそろ、限界なのかもしれぬな・・・・・・・」
アイスであることを隠すのも、恋次への思いを封印することも。
「明日・・・・・」
世間では、クリスマスイブだのどうだの、ああだこうだしている時期だ。
もう、溶けてしまってもいい。
明日、想いをうちあけて、恋次の想いも聞こう。
翌日になり、白哉は目覚めた恋次を抱きしめた。
「え、隊長?どうしたんすか」
「貴様が好きだ、恋次」
「隊長!お、俺も隊長のことがずっとずっと好きでした」
「愛している」
「俺も愛してます」
「最初で最後だ」
白哉は、恋次に自ら触れるだけのキスをした。
「隊長!」
押し倒してくる恋次をおさえつけて、告白する。
「私はアイスだ。そして、貴様はジュースだ」
「え」
「アイスである私は、貴様に想いを告げ、想いを告げられたことで溶ける」
「ちょ、冗談ですよね、隊長!そんな別れ方、いやですよ!」
「私は満足だ。ようやく、貴様の心の声を聞けた」
「いやです、隊長、溶けてなくなったりしないでください!」
じょじょに、白哉の輪郭があやふやになっていく。
白哉は太陽の下のアイスみたいに、溶けだした。
「隊長!!!!」
「恋次・・・・貴様を愛せて、よかった」
「隊長ーーー!!」
白哉は、そのまま溶けて水になってしまった。
「嘘だ、こんなの・・・・・・・」
恋次は、残された衣服をかき集めて、いつまでもいつまでも泣いていた。
白哉は、満足して溶けていった。
恋次がそれを受け入れることができるのは、数年先の話だった。
今はただ、白哉がいなくなった悲しみに身を任せるのであった。
アイスとジュースという存在がいて、アイスは病弱で体温が冷たく、ジュースという存在に愛を告白され思いが通じあうと、アイスはジュースの腕の中で溶けてしまう。
冷凍庫から出したアイスにように。
ジュースは自分がジュースであると、検査しなければわかりにくく、だがアイスは自分がアイスであることをたいてい知っていた。
唐突だが、恋次はジュースであった。
そして、白哉はアイスだった。
恋次は、白哉が好きだった。
出会った頃から、ずっとずっと。
でも、相手にされなくて愛を告白する機会もなくて、すれ違ってばっかりだった。
「隊長!」
「なんだ、騒々しい」
「今日の帰り、飲んで帰りませんか」
「ならば私の屋敷にこい。そこらの店よりは上等な酒と食事を用意しよう」
「いや、違うんすよ。隊長と二人きりで飲みにいきたいんです」
白哉は、恋次を見た。
大型犬が尻尾を振っているように見えた。
断ることもできたが、なんだかいつも誘ってそれを断ってばかりで、さすがに哀れにかんじはじめて、一緒に飲みにいくことになった。
「でね、ルキアのやつ一護にこう言ったんすよ。貴様のような軟弱な男は女子高に通えって」
「女子高?」
「あ、ああ、現世の学校のことで、女生徒のみの学校っす」
「ふむ」
白哉は現世にあまり興味がない。
恋次は現世組として何度か現世に赴いているが、白哉が現世にいったことはまだ数えるほどしかなかった。
白哉ほどの霊圧の者を、現世に送り込むにも骨が折れるのだ。
破面との戦いが終わり、ユーハバッハも打ち取られて、尸魂界は静かに復興をはじめていた。
一面焼け野原だった場所にまた店が並び、古くからの飲み屋も復活していた。
古くからの馴染みの店に入ったのだが、店舗自体は新しいものに変わっていた。
「隊長、隊長?」
「ん、ああ、すまぬ。少し頭痛がしただけだ」
「隊長、熱でもあるんすか?」
伸びてきた恋次の手が、白哉の額に触れる。
「つめたっ」
「ふふ、私は体温が氷のように冷たいのだ」
「なんか、病気っすか?」
「いや、生まれつきのものだ」
体温の話はそれで切り上げて、白哉は自分がアイスだと悟られないようにした。
恋次がジュースであることには気づいていた。
だが、ジュースである恋次を、白哉は密かに想っていた。
長く続く命。
もうそろそろ、終わりが見えてきてもいいかもしれないと、白哉はかんじはじめていた。
愛しいルキアは一護と結ばれて、白哉は愛しかった緋真においていかれて、その分ルキアを愛した。
貴族であるからと、処刑を止めることもなく受け入れたが、確かに愛していた。
無論、義妹としての家族の愛であるが。
恋次は、出会った頃から白哉に憧れて、あの手この手で気をひこうとする。
だけど、隊長副隊長としての仲はとてもよくなったが、恋次が描いている恋とは遠いものだった。
居酒屋で深酒をしすぎて、泥酔した恋次を連れて、朽木家に戻ると、現世から戻ってきていたルキアに驚かれた。
「どうしたのですか、兄様!」
「恋次が、酒を飲みすぎてつぶれた。さすがにがたいがいいだけあって、私一人では支えるのがやっとだ」
「こちらに寝かせてください」
「うむ」
ルキアの手をかりて、酔いつぶれた恋次を客間に寝かせた。
「恋次のやつ、いまだに言っておらぬのですか」
「何をだ」
「い、いえ、なんでもないのです」
ルキアは、白哉がアイスだと気づいていない。
恋次が白哉を好きだということは知っていた。
今度告白するといっておいて、このざまだ。
「今日はもう遅い。ルキアも早く寝るように」
「兄様は?」
「私は、少し散歩をしてくる。さすがに私も酒を飲みすぎた。酔い覚ましをしてくる」
「お気をつけて・・・・・」
ルキアは、白哉を見送った。
「そろそろ、限界なのかもしれぬな・・・・・・・」
アイスであることを隠すのも、恋次への思いを封印することも。
「明日・・・・・」
世間では、クリスマスイブだのどうだの、ああだこうだしている時期だ。
もう、溶けてしまってもいい。
明日、想いをうちあけて、恋次の想いも聞こう。
翌日になり、白哉は目覚めた恋次を抱きしめた。
「え、隊長?どうしたんすか」
「貴様が好きだ、恋次」
「隊長!お、俺も隊長のことがずっとずっと好きでした」
「愛している」
「俺も愛してます」
「最初で最後だ」
白哉は、恋次に自ら触れるだけのキスをした。
「隊長!」
押し倒してくる恋次をおさえつけて、告白する。
「私はアイスだ。そして、貴様はジュースだ」
「え」
「アイスである私は、貴様に想いを告げ、想いを告げられたことで溶ける」
「ちょ、冗談ですよね、隊長!そんな別れ方、いやですよ!」
「私は満足だ。ようやく、貴様の心の声を聞けた」
「いやです、隊長、溶けてなくなったりしないでください!」
じょじょに、白哉の輪郭があやふやになっていく。
白哉は太陽の下のアイスみたいに、溶けだした。
「隊長!!!!」
「恋次・・・・貴様を愛せて、よかった」
「隊長ーーー!!」
白哉は、そのまま溶けて水になってしまった。
「嘘だ、こんなの・・・・・・・」
恋次は、残された衣服をかき集めて、いつまでもいつまでも泣いていた。
白哉は、満足して溶けていった。
恋次がそれを受け入れることができるのは、数年先の話だった。
今はただ、白哉がいなくなった悲しみに身を任せるのであった。